おまけその2・「實力」モーゼル


最近一部で輸入されて話題になっているモーゼル型のコッキングガン。
実はこれ、1980年にヨネザワから発売された「モーゼルマークU」のストックなしバージョンなのだ。

猶、この輸入モーゼルはマガジン挿入部に金文字で「實力」と入っているので便宜的に「實力」モーゼルと呼ぶ。

モーゼルマークUはおまけ1のマツシロ「スーパーモーゼル」が発売される前に登場した、当時としては唯一の弾の出るモーゼルっぽいエアーガンであった。

ヨネザワのモーゼルマークU(マークTがあったのかは不明)については、値段は着脱可能なストック付きタイプで ¥8700と、その頃最強を誇ったSS−9000やサンダーボルト(¥9000〜¥9800)にかなり近い物だったにも関わらず、性能的にはSS− 5000などの普及版と同程度のパワー(飛距離)だった為か、あまりフィールドでは見かけなかった。同志主席のご学友で購入者がいたが、余りのふがいなさ に一度ゲームに持ってきたがそれっきりになってしまった程。

着脱マガジン使用のカート式という構造は今も昔も同じだが、当時はつづみ弾全盛時代だったのでヨネザワモーゼルは青いつづみ弾仕様だった。
なお、同一金型を使用しているらしいことから外観や操作性についてはヨネザワモーゼルと「實力」モーゼルは同等だが、プラの材質や重量感では大きく異なる(ヨネザワモーゼルは銃やストック内にやたら重りが入っていた)。

着脱可能ストックと書いたが、フジミモーゼルなどの様なワンタッチではなく、スリットにはめ込んでからネジ止めす るという手のかかる装着方法であり(「實力」モーゼルはストック装着不可)、また銃の方がストックより大きいので「ホルスター」としての機能もない。セー フティーの位置なども実銃とは全然関係ないところにある。

位置がかなり前の方ではあるが一応タンジェントサイト装備で、実銃だとサイトがある位置にはスコープ搭載用のマウントベースがあるが、この銃の「實力」的にはスコープを乗せる意味はほとんどないだろう(昔も今のも)。

「實力モーゼル」をバラして見たところバレルが途中で繋いであるプラの筒だった。
これを見た同志の1人が手持ちの真鍮バレルを組み込んでみた所、初速が70〜80m/s代と値段不相応な程のパワーが出る事が判明、目下これを使える銃に改装できないかをミタカ製作所科学アカデミーが開発中である。吉報を待て!
 

性能緒元(「實力モーゼル」)
全長:445mm
重量:350g(マガジン、カート5発含)
バレル長:180mm
パワーソース:コッキング(エアー)
装弾数:カート式5発

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