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 ここでは、主に我が家で飼っているカエルのご紹介をしています。カエルやエサとなる虫(コオロギ・アリマキ等)の画像が表示されますので、虫偏が苦手なかたは(残念ですが)ご注意下さい

紹介 環境 給餌 自慢
 目次

ご挨拶
カエルについて
 ■我が家のカエルについて
 ■出身地
 ■名前の由来となっている毒
 ■我が家での育てかた
 ■魅力
 ■参考になるウェブサイト
 ■参考になる図書
我が家のカエルご紹介



 ご挨拶

 ヤドクガエルファンの皆様、こんにちは。ファンじゃないかたもどうぞお立ち寄り下さい。
 「森の宝石」と呼ばれる美しいヤドクガエルですが、まだまだ日本ではイヌやネコと比べて飼育人口が少ないマイナーな存在です。他のおうちで可愛がられているカエルさんが見たくてウェブサイトを探しても、ヤドクガエルが検索に引っかかる件数は日本語では少なく、寂しい限りです。
 カマダと飼い主は、平成19年秋に東山動植物園(名古屋市千種区)で一目惚れして以来、環境を整えて平成20年春から飼育を始めた初心者です。ヤドクガエルの魅力がもっとたくさんの人に伝わればいいな、と思っています。



 カエルについて
 
Dendrobates azureus 
コバルトヤドクガエル 
画像「コバルトヤドクガエル」  
 
南北アメリカ大陸略図 
画像「南北アメリカ大陸略図」  
 

■我が家のカエルについて■
 現在我が家で飼っているのはDendrobates azureus コバルトヤドクガエル(学名から「アズレウス」とも呼ぶ)4匹です。他にも飼ってみたい種類がありますが、まずは初恋の相手であるコバルトヤドクガエルから飼うことにしました。
 尚、カマダは数冊の本といくつかのウェブサイトで知識を仕入れただけに過ぎません。おかしな箇所がありましたら、お手数ですがこちらに記載の宛先までご一報下さい。
 また、「カマダのページ」内でのカエルの写真は、特に断りが無い限り我が家のカエルです。自慢です。えへっ。

■出身地■
 ものの本(下記「参考になる図書」)によると、コバルトヤドクガエルの棲息地はスリナムだそうです。ブラジルの北ですね。私は恥ずかしながらスリナムがどこかすぐに思い出せなかったので、地図を調べて自分用にすごく簡単な地図を描いてみました。あくまでカマダ用脳内地図なので、何かと怒らないで下さい。特にヤドクガエルの棲息地ではない北米に至っては気合いゼロ。色も、何も考えずに塗ったので意味を見いださないで下さい。学生の頃使っていた地図を見て描いたので、国境線とか国名とかが変わっていないか心配です。
 故郷はスリナムですが、我が家のカエルたちはヨーロッパのブリーダーが繁殖した個体です。ドイツ生まれだと思います。多分。

■名前の由来となっている毒■
 カエルの皮膚が乾燥しないように体を覆う粘液が、特にヤドクガエルというグループでは猛毒を持つ種類もあるそうです。棲息地では矢の毒に使われていたのでこんな名前。「モウドクフキヤガエル」という、ズバリな名前のカエルもいます。
 そんな危険なカエルをペットにして大丈夫だろうか、とカマダは最初心配でした。調べると、野生のものは素手で触ると危険ですが、ペットとして飼っているとなぜか毒がなくなるそうです(だから素手で触って良い、というわけではありません)。毒は棲息地のエサとなる生き物に由来しているのだろうと言われています。

■我が家での育てかた■
 コバルトヤドクガエルは大人になると4 cmくらいになります。我が家の4匹はまだ亜成体で、成熟していません。オスは成熟すると鳴くそうですが、まだ鳴き声を聞いていません。早く大きくなって鳴き声を聞かせてほしいな♪ コバルトヤドクガエルの鳴き声は聞こえないくらい小さくてあまり美しくないという評判ですが、構いません。
 エサは生きている虫を用意します。我が家では主にコオロギです。初夏にはベランダで育てている野菜(勿論無農薬)についたアリマキ(アブラムシ)も集めて与えています。我が家でのエサ事情については、上の緑のタブ「給餌」をクリックして下さい。
 エサの他には、水と温度と湿度に注意しています。上の緑のタブ「環境」から先のページで、一例として我が家の飼育環境を紹介します。

■魅力■
 飼育するからには人間の前に姿を現してほしいものです。カマダの飼い主は熱帯魚も飼っていますが、その昔Hyphessobrycon sweglesi レッドファントムテトラという赤いお魚を飼い始めたところ、いつも水槽の奥に引っ込んでばかりであまり姿が見られなかったそうです。せっかくキレイなお魚を買ったのに残念だなあと思っていると、以前から同じ水槽で飼っていたParacheirodon axelrodi カージナルテトラたちも一緒につられて奥に引っ込むことを覚えてしまいました。それまでは少なくともカージナルテトラはいつも水槽の前面から眺められたのに……。ていうか、エサの時だけホイホイ出てきやがって、食べ終わったらすぐ引っ込んで、なんかお前ら感じ悪いぞ!
 ということで、初挑戦するからには臆病ではない種類であってほしい。その点コバルトヤドクガエルはそれなりに大きいこともあり、水族館やペットショップの展示でもあまり隠れることなく、たやすく姿を見つけることができます。我が家では2匹が前面のガラスに張り付いてお腹をくっつけて並んでいるなんてこともしょっちゅうです。野生のものではなく繁殖個体だからかも知れませんが、この図々しさ、愛嬌のある仕草はずっと見ていても飽きません。

■参考になるウェブサイト■
  • Wikipedia
     本「カマダのページ」では、「科」とか「属」とかの言い回しはカマダがよく意味を理解していないので避けました。ちゃんと分類で示されたいかたは、Wikipediaの説明が丁寧だと思います。
  • ワイルドスカイ(東京都江戸川区)
     ヤドクガエルを飼育するなら是非訪れたいお店。カエルは勿論、飼育に必要な大抵のものがここで揃います。我が家のカエルとカエル飼育ケースはここで購入しました。実際にお店まで行けなくても、お店ホームページの「カエルギャラリー」で色んなカエルの写真を見るだけでも楽しいですよ♪
 他に、ヤドクガエルを扱っているお店でカマダと飼い主が実際に訪れたことがあるのは以下のお店です(順不同)。
 実際に行ったり購入したことは無いけれど、ホームページで見たことのあるお店は以下(順不同)。
 尚、ここでご紹介したお店には常にヤドクガエルの取り扱いがあるとは限りません。予め各店舗のホームページ等で在庫状況をお確かめ下さい。

 とまあインターネットで色々見ることも出来ますが、目の前でキラキラ輝く本物のカエルに勝るものはないと思っています。それまでにもヤドクガエルという生き物の名前を知っていたカマダと飼い主が、コバルトヤドクガエルの飼育を決めたのは東山動植物園で深い青のカエルを実際に見たからです。それで飼育用具を一式揃えてこんなホームページを作ることを思い立ったのですから、分からんもんだなあと思います。
 その後も、写真で知識として知ったDendrobates uakarii ウアカリヤドクガエルの実物をお店で初めて見て、その輝きにしばし釘付けになったことがあります。自分の目で実際にナマで見て得る感動は、やはり写真や知識では及ばないなあと思いました。

■参考になる図書■
 まずは下記の2冊。我々はヤドクガエルの知識は大体この本で学びました。必要なことが書かれていて、写真も豊富。水族館やお店でも見たことがないカエルたちの写真を見て、そのカエルたちが生き生きと動いている姿を想像するととてもワクワクします。
 この本は、本屋さんで見つからなくてもカエルを扱っているペットショップでもよく見かけます。Amazonやワイルドスカイの通信販売で購入することもできます(平成20年5月現在)。
 これからもヤドクガエルを扱ったこういう図書がたくさん出版されて、たくさんの人が入手できるようになるといいですね。
  • 松園 純【著】、川添 宣広【写真】『爬虫・両生類ビジュアルガイド ヤドクガエル』東京:誠文堂新光社;2004年
  • 松園 純【著】『ビバリウムの本―カエルのいるテラリウム』東京:文一総合出版;2006年
 それから、カマダが今チャレンジ中の洋書。英語が得意なかたならスイスイ読めると思います。英語力が高卒程度のカマダでも、職場に持って行って昼休みに辞書と首っ引きで数行ずつ読み進めてます。
 ヤドクガエルとは何ぞや、というところから、飼育環境、エサ、繁殖まで幅広く述べられています。他の洋書を読んだことがないので比較はできませんが、薄いしフルカラーの写真も多数あるので、「これなら読めるかも」という気にさせる一冊です。
  • Richard D. Bartlett【著】"Poison Dart Frogs: Facts & Advice on Care and Breeding (Reptile and Amphibian Keeper's Guide)" New York: Barron's Educational Series Inc; 2003(ペーパーバック)


 我が家のカエルご紹介

あやめ
画像「あやめ」



Dendrobates azureus コバルトヤドクガエル。購入当時メスと思われていたが、最近オス疑惑が浮上。平成20年4月4日より当家で飼育開始。ワイルドスカイで購入。他の3匹との見分けかたは、黒のスポットが最も細かいのがあやめ。

ききょう
画像「ききょう」



Dendrobates azureus コバルトヤドクガエル。多分オス。あやめと同時に購入。黒のスポットがあやめより大きい。導入当初あやめより小柄だったが、勘が良く度胸があるので餌を確実に捕らえ、最近では4匹中最も恰幅がよくなった。



りんどう
画像「りんどう」



Dendrobates azureus コバルトヤドクガエル。多分メス。あやめ・ききょうの飼育に慣れてきた平成20年6月21日から我が家で飼育。ハンティングは上手いが、他の3匹と比べて少し小柄。背中に大きな黒のスポットがたくさんある。



すみれ
画像「すみれ」





Dendrobates azureus コバルトヤドクガエル。多分メス。りんどうと同時購入の亜成体。当初シャイでひっそり隠れていたことから命名。それが今や、先住の2匹と同じくらいの体格・図々しさに。背中に大きな黒のスポットが縦に3つ並ぶ。



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