はなしの花

スイスの花紹介 PART2

 スイスで撮影してきた花の写真紹介の続編です。

 前回までのリポートは以下のリンク先に書かれていますので、復習される方、はじめて読まれる方は参考にしてください。

「スイスの写真(1)」
「スイスの写真(2)」

 さて、最初の花は筆者好みの“風変わりな”花です。

シレネ・ブルガリス  名前は「シレネ・ブルガリス」。ナデシコ科の花で、日本では「マンテマ」の仲間にあたるそうですが、筆者は仲間を見たことがありません。
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 初めてこの花を見た時「どういう構造になっているんだ?」と首を傾げました。花弁がホタルブクロのように袋状になっているため、蕾の先から花が咲いているように見えたからです。

 それにしても、この花弁の色と模様、それにラグビーボールのような楕円形―

 「アーモンド」に似ていませんか? 

 筆者なら、シレネ・ブルガリスなんて面倒な名前ではなく「アーモンドバナ」と命名するのですが…。

 続いて“袋もの”の続きを紹介します。

カンパルナ・バルバタ  「カンパルナ・バルバタ」。キキョウ科の花です。
(写真をクリックすると拡大されます)

 前述のシレネ・ブルガリスと違い、「どこかで見たことがあるような…」という印象を持ちますが、薄いブルーは可憐で気品があり、この花が岩場に咲いていると、いかにも高山植物という風情が漂っていました。

 また、花弁から出た綿毛のような白い糸がこの花の特徴の一つで、写真よりもっと「もじゃもじゃ」した花がありました。

 続いて“薄いブルー”つながりの花です。

ミオソティス・アルペストゥリス  ムラサキ科の「ミオソティス・アルペストゥリス」。日本で見た方もいらっしゃるかと思いますが、ワスレナグサの仲間です。
(写真をクリックすると拡大されます)

 ガーデニングの行き届いた家の庭先にでも咲いていそうな“園芸種系”の花で、高原にワンポイントを添えていました。

 今思い返せば、あの高原一帯が「天然ガーデニング」だったんですね。

 ああ、懐かしい…

 さてさて、紹介したい花はまだあります。

 好評なのか無関心なのか、さっぱり分かりませんが(メールもコメントもトラックバック機能も付けていないので)、残りは次回にいたしましょう(1回の更新で3種類の紹介が限界)。

 続く(どこまで引っ張る?)…

(8月9日 記)


「スイスの写真(3)」

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