スイスの花紹介 PART1 前回、スイス旅行(ユングフラウで有名なベルナーオーバラント地方)で撮影してきた花の写真を公開する、と約束しましたので、若干ですが紹介します。 はじめにお断りしておきますが、筆者は植物学者ではなく、さらに異国の花のことなので、写真と花の名前が違うかもしれません(本とインターネットの情報を頼りにしています)。その旨、予めご了承願います。 さて、スイスの高山植物を目の当たりにして、筆者が最初に感じたのは「鮮やかな黄と青の花が多い」ことでした。特に青は眩しいばかりの鮮やかさで、日本では見たことのない輝きを放っていました。 なので、まずは青い花から紹介したいと思います。 左の写真は「エーデルワイス」「アルペンローゼ」と並びスイス三大名花の一つと呼ばれる『エンチアン』の一種です。 エンチアンは学名「ゲンティアナ」。リンドウ科の植物です。写真の花は「ゲンティアナ・ベルナ」。 (写真をクリックすると拡大されます) ハイキングコースの至る場所に咲いていて、ところどころで“青光り”していました。ピーカンだったので、青が飛ばないか心配でしたが、どうにか再現できました。 青の鮮やかさが伝わりましたか? 続いて黄色。 写真はマメ科の「アンティリス・プルネラリア」です。 (写真をクリックすると拡大されます) 現地では市民権を得て当たり前のように咲いていましたが、日本でお目にかかったことはありません。筆者にとっては、今回一番の“発見”でした。 第一印象は「何だ、このポンポンみたいな花は?」(注 ポンポン=チアガールが振るやつ)。 写真で一見すると「黄色いツメクサ」のように見えるかもしれませんが、花は3センチほどもあり、しかも、よく見ると花弁ではなく小花が密集して咲いていることが分かります。 色は上品なレモン色の花で、園芸種として改良できれば、日本でも流行るのではないかと思いました。 次の写真は、皆様見覚えがあるかもしれません。 マメ科の「ロトゥス・アルピヌス」。「ミヤコグサ“もどき”」です。 (写真をクリックすると拡大されます) 見つけた時は「スイスにもミヤコグサがあるんだ」と感心したものですが、帰国して調べると、日本のミヤコグサの方が帰化植物とのこと。 いつごろ日本に伝わったのか分かりませんが(史前とも言われている)、「ロトゥス・アルピヌス」の方が元祖なのかも。 さてさて、掲載したい写真はまだ数枚残っていますが、残念ながら筆者に気力と体力が残っていません… と、言うわけで、続きは次回にしたいと思います。 To be continued… (8月3日 記) ・「スイスの写真(2)」 |