知香のサバゲダイアリー
−−−初心者入門講座−−−
「サバゲ三大規律八項注意」(第二章:戦国春秋編・春の1)
知香:ここが副草駅ね。泪橋フィールドの最寄り駅と聞いたけど、待ち合わせの北口改札はっと・・・
カケル:おはようございます。
知香:あっ、おはようございます。
見つけるの、早いですね。
カケル:そりゃあ、遅れたら「死」ですからね(笑)
知香:主席曰く「身在戦場」の実践ですか(笑)
カケル:知香ドノは誠に聡明であらせられる。
そう、そうなんですよ。油断してると(トン)
紅中兵:こうだ!明日の為の特訓その1、後方警戒を怠るな!
カケル:うわっまたやられた!ガックシ!
紅中兵:立て!立つんだカケル!同志金子が駐車場で待ってる。さあ行こう。
知香:いざ、出陣!
紅中兵:おー、良いねー。
んじゃ、ゲーム開始の時もソレ、やってもらおうか。
カケル:指揮上がりますねー。まさにジャンヌ・ダルクだ。
金子:ジャンヌか。でも最後が宜しくないんだよなー。
カケル:うおっ、こんなところに!
金子:車を近くに寄せておいた。林当家も到着済だよ。
紅中兵:では、今日の参加メンバーも揃ったね。
いざ行かん、民の為に!
金子:今日は「最強武将伝・三国演技」ですか。
アメリカ帰りの中国アニメーターが作った、西洋人っぽい動きが気になるアニメでした・・・
紅中兵:いまいち棒読み臭い吹き替えが、実は声優じゃなくて結構有名どころの俳優やら芸人だったというアレね。
林当家:何のかんの言ってもみんな見てるんだよね。ま、オレもだけど!
カケル:とか何とか言ってる間に、フィールド着きましたよ。
わー今日もいるなー。ざっと60人位ですか。
知香:こんなに!
ホントの戦争みたい!
金子:いやいや。本当に手強いのは果たして何人いることやら。
カケル:ここは駅からのアクセスも良いので、参加ゲーマーも多いんですが、気軽に来れる分、経験の浅い人も多いんですよ。
林当家:ま、知香ちゃんの腕試しにはちょうど良いんじゃないかな。似たようなレベルの連中も多いし。
金子:さあ、セーフティのこの辺に陣取りましょうか。敷物出しますから広げるの手伝ってね。
知香:あっ、私手伝います。
林当家:じゃ、2枚あるので同時進行でセッティングしちゃおう。それそれっ!
カケル:続いて、知香ちゃんの着替え場所を用意しますね。これを開いて・・・
知香:これは、折りたたみテント!
金子:さすがに女性が露天で着替えという訳にはいきませんからな。うちのチームでは女性参加者がいる時は用意してますよ。
林当家:サバゲを楽しむ気持ちに男女の差はない。だからそういった不便をかけることなく気軽に参加してもらえるようにという主席の配慮だ。
知香:すごーい!
(私、なにげに良いチーム選んだのかも・・・)
紅中兵:この程度でそう判断するのはまだ早かろうて。
知香:まだ何か出てくるんですか。鳩とか?
金子:マジシャン・ホン(紅)ですか。どこの銀英伝だよってか。
紅中兵:まあ、お楽しみに。
あっこれはマキハラさんおはようございますー。
マキハラ:やーどーも主席ー。今日は女性メンバーも参戦ですかー。
紅中兵:はいー。初めてなんで慣れなくてご迷惑おかけするかも知れませんが、よろしくお願いします。
マキハラ:何を仰います。人参解放軍さんの新人教育は徹底してらっしゃるから、安心してお任せしてますよ。
紅中兵:これはどうも恐れ入ります。では後ほどまた。
マキハラ:はーい。じゃ今日も人参解放軍さんのアツい戦いを期待してますから。
知香:今の方は?
カケル:ここのゲームを主催しているマキハラさんだよ。
人参解放軍はここのゲーム常連なのでね。
知香:じゃ、恥ずかしい戦いは見せられないですね。
林当家:おう、その意気でがんばって。
紅中兵:さて、とっとと着替えたらテッポの用意まで終わらせチャイナ。それから知香ちゃんにはまずサバゲの心得から説明するから。
一同:はーい。
(しばらく後)
知香:主席、装備とかこんな感じで大丈夫ですか?
紅中兵:うん、概ね良いんじゃないかな?
さてと、エアーガンの調整まで終わったらサバゲの基本ルールその他を説明するからね。
林当家、HOP調整見てあげて。
林当家:心得た!
じゃ、試射エリアに一緒に行こうか。
知香:ここでは撃っちゃいけないんですか?
林当家:人が多いところでは、セーフティで撃つと他の人に当たるなど思わぬ危険に繋がる可能性があるから、たいていは射撃をして良い場所が定められていて、銃の調整とか試射はそこに行ってするんだよ。
このフィールドは、今回はすぐ近くで良かったねその右手の、ひもが張ってあるところだ。
知香:はーい。じゃお願いしまーす。
林当家:じゃ、調節ダイヤルはこれ。こうやって飛んでいくところを見ながら、これじゃ上がりすぎだ、逆に・・・こんな感じかな。
知香:すごーい。あんなに遠くまで飛んでいくんですね。
林当家:そうだろ。こんなに真っ直ぐ狙えるところなんてフィールドの中でもそうそうはないから、これだけ飛距離があれば十分なんだ。
それと、初心者にありがちなのが遠くまで飛ばしたいという気持ちで強めにかけがちなんだけど、そうすると急斜面の撃ち下ろしや地面ギリギリに伏せてる敵を狙う時に効き過ぎて当てられない、という事が起きる。
また、もうちょっと細かい話をすると、遠距離でちょうど照準線に合わせた場合、HOPの構造上その弾道は中間距離で少し上がった後に再度落ちる事となる。従ってその中間地点を狙った場合、照準より上を飛んでいく事になるので命中できなくなってしまう。
なので、ホンのちょっと弱め、まっすぐ行ってスッと落ちるのが確認出来る位にするのがベテランの調整だ。
・・・という事で、この位にして、よし完了!
じゃあ、初めてのエアーガン射撃だと思うから、少し銃に慣れてみようか。
ドラムマガジンだときりがないから、ノーマルマガジンで何度かセミオート(単発)・フルオート(連発)の切り替えをしながら、トリガー(引き金)を引く感覚やサイティング(照準)の付け方とかをやってみよう。
それから、勿論しっかり狙う事も大事だが、フルオートが使える銃の場合、着弾地点を見ながら修正して当てる、というやり方がある。
どんなに狙っても、30mも離れてしかも風の影響を受けたりしたらズレは生じるから、その時はズレ分を加減して自分が撃ち込みたい地点に弾が飛んでいく様にする事。
我々はゴルゴじゃないから、そのズレを始めから見込んで1発で当てるなんてなかなか難しい。でも、2ー3連射のうちにだったら十分出来る筈だよ。
まあ、射撃の腕ばかりは自分が会得しないと他人でカバーしてあげることが出来ないから、暇を見て練習してごらん。
知香:銃の持ち方はどうしたら良いですか。
この針金をのばして肩に当てるんでしたっけ?
林当家:ストックだね。知香ちゃんは小柄だからちょうど良いかも知れないね。
まあ、スコーピオンのストックは普通の成人男性だと長さが足りないので、肩付けして狙う為よりはわき腹に当てて発射の反動を押さえ込み、着弾を安定させる為に使うのが実銃の使用法。
でも、エアーガンには反動がないからいちいちストックを起こさなくても良いよ。
待ち伏せ攻撃等でじっくりと1点を狙いたい時だけ使うと良い。
持ち方は両手・片手ともあるのだがまずは両手持ち。このスコーピオンの場合、マガジンをグリップ代わりに握り込み、握った手の親指をトリガーガードの中へ。そうそう、それで良い。
次に、片手の場合は利き手で持って撃つだけだ。この銃はこの使い方をする方が多いと思うよ。
知香:はーい。それでは教わったやり方でいろいろとやってみます。
シュタン、シュタタン、シュタタン、タンタンタン・・・・・
カケル:スコーピオンはセレクターの切り替えも親指1本で出来るから良いですね。
僕もデビュー戦で主席のをお借りして戦った事を思い出します。
知香:もう58発終わっちゃった。連射するとすぐですね。
林当家:そうなんだよ。そしてマガジン交換の間は無防備になるから、遮蔽物に完全に入るなり後退するなりして自分の安全性を確保した後に交換をする。味方が近くにいるなら援護を要請しておくのも良いね。
相手が手練ならマガジン交換を知って前進したり交換後に出てくるところを狙ったりしてくるから、それを牽制してもらうんだ。
金子:早速、実戦的な指導が始まってますね。
どれ、弾込めは私が手伝いましょう。
実は私もスコーピオン持ってるんですよ。
今日は私のマガジンも貸してあげるので、これをお使いなさい。
知香:マガジンありがとうございます。ではさっそくこれを!(カッチン)
カケル:うん、そうそう手際良いね。
マガジン交換は10秒以内で確実に行う事。20秒以上かかったら確実に殺られるぞ。
金子:パイナップルアーミーだな。
ってかそれは主席の配役では?
カケル:んーあっちで朝コーヒーされてますよ。
金子:お決まりの1杯だね。その日の戦勝祈願と精神統一をされる大事な時間だ。
知香:では、金子さんのマガジンでもうちょっと練習を。
シュタタタン、シュタタン、シュタタン、タンタンタン・・・
カケル:だいぶ慣れてきたみたいですね。すぐに腕の延長の様に使いこなせるのがこの「蠍」最大の利点だ。
林当家:フィールドに出ちまったら、いちいちマガジン交換やら照準調整やら見てあげられないからな。
とはいえ、今この場でこれだけ使いこなしていれば安心だ。
知香:これだけでも楽しいですね。
カケル:今やってもらっているのは「シューティング」ですね。
これにも小さい的を狙う「精密射撃」、複数の的を全部ヒットさせるまでの時間を競う「タイムトライアル」、撃って良い的・撃ったら減点になる的を混在させる「ホステージシューティング」等、いろいろなジャンルがあります。
興味があったら今度行ってみましょう。
知香:そうですね。でもまずは野外でのゲームっ!
紅中兵:何気にフられてない?
カケル:わっ主席!
紅中兵:そろそろ良いんじゃない?ゲームの基本的なルールその他、説明をぼちぼち始めようか。
知香:はい、そうですね。お願いします。
気がつけばマガジン6本ほど撃ってました。
金子:それでも、ドラムマガジンならまだ1本分ですね。
紅中兵:では、まずサバゲの基本中の基本となる、「サバゲ三大規律八項注意」についてだ。
何を隠そうこの私が制定したもので、名称こそ八路軍のそれになぞらえているが、人参軍での活動だけでなくどこで誰とサバゲをする時でも全てに共通するルールなので、これについては確実に覚えて欲しい。
この「紅中兵語録」冒頭に記載しているので、ここを見ながら聞いてね。
金子:余談ながら、八路軍の「三大規律八項注意」とは、以下の内容になります。もっともこれも時代により若干変更されているので、私が説明するのは一番ポピュラーな奴ですが。以下、wiki先生から引用。
三大紀律:
1.一切、指揮に従って行動せよ
2.民衆の物は針1本、糸1筋も盗るな
3.獲得したものはすべて中央に提出せよ
八項注意:
1.話し方は丁寧に
2.売買はごまかしなく
3.借りたものは返せ
4.壊したものは弁償しろ
5.人を罵るな
6.民衆の家や畑を荒らすな
7.婦女をからかうな
8.捕虜を虐待するな
紅中兵:同志金子、歴史解説ありがとう。
八路軍はこれを徹底する事で広く民衆の支持を集め、強大な国府軍に対抗しうる遊撃戦を展開した。
我々もサバゲの大衆支持を得る為に、ささやかながらサバゲの基本原則である「サバゲ三大規律八項注意」の普及に努めていきたいと思う。
それはコレだ。サイトの方でも解説してるから、そっちも見てね。
一、むやみと人、動物、物に向けない
二、レギュレーションを遵守する
三、「ゾンビ」行為をしない
1、フィールド外では「普通の人」
2、試射はゲーム時以外に
3、当たったら大声で「ヒット」と「手を挙げて」
4、ヒットされたら黙って帰る
5、「死んだ」相手には撃ち込まない
6、トラブルはその場で揉めずリーダーへ
7、一般人を見たら「ストップ」
8、帰る前には後片づけ
さて、では1項目づつ説明していこうね。
まずは三大規律から。
一、むやみと人、動物、物に向けない
ゲームの時は、そういう遊びだから当然人に向けて撃つけど、セーフティーにいる時やゲームをしていない時は銃口を人に向けない・向かない様に注意する。だってもし間違って弾が出たら、ゲーム中と違って無防備なだけに思わぬ事故になるからね。
また、ゲームじゃない時に手慰みで動物や鳥を撃ったりしないという事についてもここで戒めている。
銃口の先がどこに向いているかを常に意識する事、またエアーガンを撃ちたくなったらゲームに参加、ゲーム時以外で狙って良いのはターゲットだけ、と心する様に。
二、レギュレーションを遵守する
チーム毎に、初速制限や弾重量制限など「レギュレーション」という名称でローカルルールが設けられている。これはそのチームが「この基準までが安全圏」「このルールで遊びます」として制定しているものだ。お互いが楽しくゲームする為に、主催者の定めるルール・レギュレーションを事前に把握しこれを遵守する事。
三、「ゾンビ」行為をしない
サバイバルゲームの基本は、BB弾に当たったらそれが敵の弾だけでなく味方に撃たれたモノでも、自分が撃ったのが跳ね返ってきたのでも全て有効で「ヒット」とコールをしてセーフティに戻ってゲーム終了を待つ事になる。
また、当たった場所は体や腕だけでなく、帽子のつばでも靴先でも、マガジンポーチだって有効。もちろん、手にしたエアーガンに当たったものでも全て有効だ。
「ここに当たったって死なないから」とか「銃を変えれば続けられるかも」なんて理屈は通らない。
だが、弾が当たってもヒットを認めず、そのままゲームを続ける輩がおり、これを俗に「ゾンビ」と呼ぶ。
単に気が付かない「悪意の無い」場合もあるが、判っていて無視する悪質な手合いも多く、これが深刻な問題となっている。
だが、ゾンビ行為こそ「ヒットは自己申告」という基本的ルールを無にし、サバゲをゲームとして本質的に成り立たなくさせる迷惑な行為であると自覚し、苟も人参解放軍メンバーであるならこれを犯さない様くれぐれも注意する事。
これは、こと自分については「当たったって認識がないからセーフ」ではなく、アヤしいな、って思ったらとっととヒットコールしてしまう位の気持ちでいて欲しい。
逆に、当てたと思うんだけど敵からヒットコールがあがらない時。そんな時は「気づかれないところに当てたんだろう」と捉え、次弾はちゃんと気づいてもらえるヒットを取れる様、しっかり狙うとか十分に近づくとかを工夫する。
自分に厳しく、他人に寛容。
サバゲが「大人の遊び」と言われる理由の1つはここにある。
続いて、八項注意だ。
1、フィールド外では「普通の人」
やっと買ったマイガン、自慢したい気持ちもあると思うけど、サバゲをしない一般人からすれば「物騒な道具」と思うのが大多数の意見だ。不愉快に感じる人もいるという事を意識し、たとえ僅かの距離であっても町中や公道を移動する時はエアーガンがたとえ一部でも外部から見えない様、必ず何かに収容して持ち運ぶ事。
それから、上下迷彩服やフル装備の軍服で駅前やコンビニをうろつくなんてのも論外だ。
これもエアーガンと同様、軍隊に嫌悪感を抱く人だっているんだからね。
ゲーム服はフィールドで着る為の物であると心得る事。
2、試射はゲーム時以外に
早々とヒットされて暇な時、ついつい試射等でゲームの最中に射撃したくなっちゃう事がある。
でもフィールド外からの銃声はゲームをしている人達に誤解される事があるし、ヒットされて戻ってくる人に当たったら危険でもある。
そういった理由から、ゲーム中の試射は禁止しているところがほとんどだ。
試射はゲームとゲームの合間だけにすべし。
また、時々セーフティーエリアなどで人の頭越しに撃っている者がいる。これも前の人が急に動いたり立ち上がったりしたら極めて危険だ。
弾が飛んでいく方向には絶対に人がいない事を必ず確認した後にトリガーを引く様習慣づけてね。
3、当たったら大声で「ヒット」と「手を挙げて」
撃たれてしまったら、直ぐに「ヒットー!」と大声で言う。そして両手を上げ速やかにセーフティーへ向かう事。
ヒットコールが小さいとか、すぐに言わない、また「ヤラレタ」ポーズをきちんととっていないと更なる銃撃を受ける事にもなりかねないので、恥ずかしがらず大声でヒットコールをする事。
4、ヒットされたら黙って帰る
敵の弾・味方の弾・自分の弾が跳ね返ってきた、何であれ弾に当たったら「ヒット」判定である。ヒットされてしまったらそのゲームにおいては「死人」だ。
従って死人が仲間に対して「あそこに誰かいる」だの「何処から撃たれた」だの言ってはならない。勿論口を使うだけではなく、アイコンタクトや身振りなどでも仲間に対してなんらかの情報を伝える事は厳禁である。
よけいな言動をせず、またゲームを妨げない様に速やかにセーフティーに戻ること。
5、「死んだ」相手には撃ち込まない
ヒットコール、又は手を挙げて出てくるという行為は「やられました」という意志表示をしているのである。潔く負けを認めている相手に更に銃撃を加える(オーバーキルという)なんて恥ずかしい行為が無いよう、トリガーを引く前に必ず確認する事。
だいたい、下手な人ほど目の前で動くモノがあればすぐ撃っちゃう。だから有料フィールドの定例ゲームなんか味方撃ちがとても多い。
我が人参軍のメンバーであればそんな事の無いよう、敵か味方か、ヒット者かそうでないか、確認してから発砲する様に常に注意しよう。
6、トラブルはその場で揉めずリーダーへ
先ほど説明した「悪質ゾンビ」のケース、或いはゲームのシチュエーションとは関係ない暴言を吐く輩等、ゲームを台無しにする不愉快な人が参加している場合もある。だが、そんな連中に遭遇してもその場で相手をせず、彼らの特長(服装・銃、出来たら何処のチームの誰か)を頭に叩き込み、ゲーム後に自分のチームの代表に申告する事。
チーム代表者はこれをゲーム主催者やフィールドマスターに伝え、然るべき措置をとる事になる。
サバゲというのは人を撃つという点では極めて暴力的な遊びだが、これを平和な「ゲーム」として成り立たせる為には皆が紳士的に振る舞う事が必要だという事を忘れてはならない。
7、一般人を見たら「ストップ」
専用フィールド以外でのゲームだと、フィールド内に山菜採りや散歩の人など、ゲーマーでない人が入ってくる場合がある。
そんな彼らに流れ弾が当たったら大問題に発展しかねない。
そのため、もしそんな一般人を見かけたらすかさず出来る限りの大声で「ストップ!」と叫び、ゲームを一時中断させる事。
フィールドマスターが駆けつけて来て、その後の処理をしてくれる。
また、もし「ストップ」と聞こえたら、自分もオウム返しに「ストップ」と言って次の人に伝えていく。
ストップがかかっている間は、その場所から動いてはならない。「時間が止まっている」という概念だからだ。
一般人の立ち去りが確認されたら「ゲーム再開」のコールがあるので、これもオウム返しに伝える事で、ゲームは再開される。
8、帰る前には後片づけ
専用フィールド以外でのゲームでは余人が立ち入らない所を使用する事が多いので、フィールドや周辺に不法投棄ゴミが散乱、というケースも多い。
しかし、だからといって我々も散らかしたままで帰る様では情けない。少なくとも自分達で出したゴミは自分達で片付けるのは言うまでもなく、またその辺にあるゴミも拾って帰る。
去る時は来た時と同等、或いはより綺麗である様にする事。
知香:はーい。わかりました。
紅中兵:これは有料フィールド・仲間内のゲーム、どこにいっても誰とやっても共通のサバゲの原則的なルールだ。
そらんじるまで覚えてしまおう。
何かわかりにくい事とかは無かったかな?
知香:人参解放軍のレギュレーションはどうなっていますか?
金子:うむ、鋭い質問だね。
詳細はここを確認してみよう。
まあ、白兵戦ルールや旗ヒット無効ルールは人参解放軍特有のモノだから、主に人参解放軍主催ゲームでのみ有効だ。遠征でも適用するかどうかは主催チームさんと相談により決まる事になるよ。
紅中兵:実はレギュレーションは次のコーナーで詳しく説明するつもりだったのだが・・・
金子:アッー!これは失礼を!
まあ、初回参加なのにきちんと運用ルールに留意してくれる知香ちゃんの心配りはすばらしい、という事で。
林当家:おっと、何とか政治的に繋いだね。
カケル:そういえば第二章に入ってから主席がマジだ・・・
というか、僕の出番が・・・
各人各様の想いをはらみつつ、次回「レギュレーションって?」に続く!