知香のサバゲダイアリー
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戦国春秋編・秋のG  シェイプ・アップサバゲ そのD お一人様でも安心「移動編」

(人参解放軍セーフティ付近)

カタヤン:あっおかえりなさい!
どうでした?フラッグ取れましたか?

林当家:ネオジウムの新手とガチで当たったんだぞ。
そうそう調子良くいくかよ!

カケル:でっでも、主席の大返しで逆包囲に成功、反撃して彼らを追いつめるところまで持っていったんですよ!

知香:教えて頂いた事がいろいろと出てきた、面白い一戦でした。
1人で囲まれそうになった時はもうダメかも、と思いましたが、まさかあそこから救出されるとは敵ならずともびっくりです。

紅中兵:今回、シルカちゃんの救出にはブッシュ裏の高速移動がキモだった。
そんな訳で、今回は3つの柱の最後、「機動」について皆と確認していこう。

金子:(主席がまだいつものおちゃらけモードに戻っていない。
やはりかなりキツかったんだな、この一戦。
私が場を盛り上げねば・・・)

♪てっ敵は肉まんありとても すべてすあまな衆なるぞ・・・

佐藤人:「敵は幾万」ですね。

林当家:そういえば「比島決戦の歌」ってのもあったな。

金子:♪出てこいニミッツ マッカーサー 出てくりゃ地獄に逆落とし ですね。
そういえば「日輪の遺産」にもこの一節が出てきましたね。

紅中兵:そのマッカーサーが日本占領軍の最高司令官としてやって来た訳だからなあ。歴史とは皮肉なものよ。

カケル:あのー、いつもの人参軍歴史談義が始まってしまいましたが、肝心のシルカちゃんが追従出来ていません!

金子:はうっ!しまった!

林当家:んじゃ、動き方だよね。
まず原則としては、「メリハリのある動き」をする事。
一気に移動する時はだらだらしないで全力で走る。
逆に、前線近くで敵と対峙している時は、足音や動きを悟られない様に慎重に動く。

誰か1人ががさつに動いて大きな音を立て、それが敵に見つかる事で例えば動いた本人じゃなくて近くにいた別のゲーマーが巻き添えを食う事、ホントに多いからね。
せっかく敵の隙を突こうとアンブッシュしているのに、隣でガサガサバキバキと大音を立てて、しかも敵も練度が低くて音の主じゃない方に目くら撃ち、その流れ弾で戦死しちゃうなんて浮かばれないゾ。

特に、味方が既に展開しているところに移動する時ほどこんなリスクが高まるから、十分に気をつけて。

何度も言っているけど大音立てながら移動してアンブッシュ中の味方の真後ろに付く」なんて最低の機動パターンだから注意してね。

知香:はーい、十分に注意します。
質問ですが、フィールド内での移動時には足音は常に注意した方が良いんでしょうか?

金子:足音はしないに越したことはありませんが、足音を消そうと慎重になるとどうしても移動速度に影響が出ます。
敵より優位な場所を占有する為に速度が問われる場合も多々ありますから、状況により何が良いかは都度見極める事になりますね。
ただし、どっちつかずなダラダラ歩きはゲーム中はいずれにせよ無用です。

佐藤人:移動先についてですが、味方がやられた所には行かない様にして下さい。
必ずやられますよ。

カケル:我々人参軍では俗に「金太郎飴」と言っています。
某フィールドの1本道出口で待ち伏せしていた時、次から次から出てきては倒され、その場所だけで1回に5・6人のヒットをとれた事がありましたねえ。

紅中兵:そして、障害物や遮蔽物のあるところまで移動した後は、さっき見た通り「同じ所から何度も頭を出さない」事。
大抵のゲーマーは一度敵を見つけたらそこをがっちり狙っている筈だから、自ら撃たれに出る様なモンだ。

知香:では、そういう所から動くにはどうしたら良いですか?

カタヤン:グレネード使いましょうよ。最近マ●イからも出たことですし。

佐藤人:確かに実戦ならそれが一番有効ですが・・・

林当家:ケースによっていろいろあるよ。
敵が慎重でがっちり固めている、かつ他に進行ルートがあるなら思い切って別ルートに行ってしまう。
これにより、そこを張っている敵は戦力的に無駄になるからね。
その後の展開によっては、別ルートからその敵の背後を突いて逆襲なんて事も出来る。

逆に、どうしてもそこを突破しなければいけないなら、味方に援護射撃をしてもらい敵が怯んで引っ込んだ隙に前進する。
前進する場所は、別の攻撃軸から敵に反撃出来るルートが理想的だ。
例えば援護射撃してくれた味方に反撃をしようと出て来た敵を逆襲するなんて事が出来るからね。

もし味方もいない、という時は、敵が撃って引っ込むそのタイミングに合わせて自分が出るんだ。
敵だって身を晒して撃っている時に、別方向から撃たれるのは怖い。ましてや派手に銃声をさせているんだから、今狙っている相手以外から撃たれるかもという気持ちはあるので、大抵は1ー2連射したらすぐ引っ込む筈だ。
このタイミングがチャンスなんだよ。
引いて様子を伺い、反撃されなければまた出ようとする筈だからこの間に移動を完了してしまう。

この時、もし更なる前進をするんだったら、決して敵から目を離さない事。
前進して敵の一部でも見えたらすかさず発砲、先手を取るんだ。
移動していく事で視線が変わるから、こういった対応がスムーズに出来る様になると膠着しないよ。

知香:わあ、ためになります。

金子:前進・後退いずれの場合でも、次に行く場所・もしもの時に戻る場所を考えてから動く様にしましょう。
例えば、「あそこの大木まで行く。もし何もなければその右前方のバリケードまで行って様子見。逆に接敵したらここに戻るのではなく大木の左にある倒木の裏に入って反撃」といった感じですね。

でも、ゆっくり考えている暇はありませんよ。だから次の次、位まで目星をつけておけばOK。
いったん物陰に隠れてしまうと周辺の状況を確認する余裕はなくなってしまいますからね。
安全な時に数手先までを想定して動くんです。

カタヤン:「戦いとは常に2手3手先を読んでおくものだ」という事ですね。

カケル:僕らがいつも心がけている事ですが、移動というか場所取りとして重要なのは、ゲット数を上げたければ、前に出る事なんです。
それは何故かというと・・・

・敵と接触する機会が増える。
・近づく事で射程が短くなり、当てやすくなる
・敵味方の混戦から抜け出し、味方を狙った敵の流れ弾で死亡といった事が避けられる。


といったメリットがあるからなんですね。

他ゲーマーの後ろから付いていって自分で見つける事も出来ないでおこぼれをゲットして、2ゲットした5ゲットしたといっても、1人で動けない様ではいつまでたっても上手くならないですから。
とにかく、「人より前に出る!」これ大事!

カタヤン:前に出て当たらないようにする為には身を低くすることですが、伏せてしまうと太モモや腰のマガジンやハンドガン等は取り出せません。
でも、有利に戦いたければ伏射はとても有効です。
前に出たら躊躇なく伏せられる様に、意識して行動する事をお勧めします。

林当家:おっ、珍しく良いコト言ったね。

金子:昔は腰回りにたくさん付けてたもんなあ。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」ですか。

カタヤン:ヒドいなあー(笑)

知香:でも、腰や太モモが装備品の装着位置として不便だとしたら、どこなら良いんですか?

金子:チェストリグなんて言ってるけど、胸当てポーチがどんな姿勢でも安定して使えるのでお勧めですね。
実はこれ、最近になって西側で流行りだしたけど中国軍では既に1960年代からAK用を配備しているんですねー。
更に遡ると、2次戦時すでにトンプソンやベルグマン、ZB26なんかののマガジンを胸当てポーチで使っているんです。

紅中兵:私も自作したモーゼルマガジン用のを持ってるよ。
ただ、カーキ色の筈が黄色味が強すぎで目立つので使う場所を選んでるけどね。

金子:先日のパルチザン装備の時にお使いでしたね。

紅中兵:あの時は毎回デザート米軍を駆逐しては味方の前進を促したなあ。

林当家:予備マガジン・予備銃、いずれにせよ「予備」なので、必要に応じ使うのは勿論構わないのだが、まず基本はそれに頼らないで戦える様にする事が一番だ。
その為には無駄弾を撃たないで消費量を抑えること、常日頃メインウエポンのメンテナンスをしっかりやって不意の故障といったリスクを避ける等を心掛けることだよ。

まあ、今回は移動の話がメインだが例えばマガジン交換が不要ならその時間を前進や敵情視察に使える訳だからね。
使用頻度が低いなら、装備品が腰回りにあってもそんなに困らないだろう。

なにせ、1ゲーム10分とか15分の枠内で遊ぶ訳だから、スピーディに動いていかないと何も出来ずに終わってしまうなんて事にもなりかねない。
そういう点では、個々の拠点間移動だけでなくフィールド全域を視野に入れた移動も意識する必要があるよ。

佐藤人:それは例えば、スナイパーでもただフラッグ前で待ち伏せするのではなく、敵味方攻防の焦点を意識してその付近にアンブッシュする事で1ゲーム中でのゲット数を稼ぐ事が出来たりする、という事ですね。

紅中兵:うん、その通りだ。
だから撃破率の高い人ってフィールド中を動き回ってあまり膠着してないよね。
重い銃持って歩いたり走ったりを繰り返すんだから、ダイエットにも効果的なのだ!

金子:はいはい、そうですね。
まあ、ダルマみたいな体型のメタボ野郎がプレキャリで更に腹が膨れ上がって妙に足だけが細く見えちゃってて、またその上更にボックスマガジン付きのミニミとか持ってたりして、重量オーバーでまともに動けず結局戦線遙か後ろの方でもたもたしてるなんてのを良く見かけるので、単にサバゲやってるというだけでは運動になるとは限りませんけどね。

林当家:ま、要は意識して体を動かすことだな。
それがゲームで良いプレーにもつながるし、健康増進にもなる。
森林系のフィールドだったらアンブッシュしてるだけで森林浴出来ちゃうゾ。

カケル:なんかうまくまとまりそうなところで、そろそろ次のゲームっぽいっすよ。

(続く)

サバイバルゲーム初心者・女性向けの解説

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