日 程 2001年2月25日
地 域 福井県 取立山 山スキー
メンバー 西村・大西(HMC)・福西・藤田・河野・波多野(記録)

取立山よかったです。彦根を3時に集合して、登り口のいこいの村に6時すぎ(?)到着。7時30まで仮眠して、8時ごろ登り出しました。出だしの林道はらくらく。ちょっと高度が上がってくると、雪がもなか状になったり、アイスバーンになりかけているようなところがあって、ちょっと恐くなって、、、、「ここ降りるんですかね〜」と弱音ばっかりはいて登っていました。最初に出てくる、にせピークの手前のところに、ここはちょっと、、、と思うような急な硬い斜面があって、こうちゃん以外は、みんな、スキーをはずして、歩いて登っていったところだったんですが、何事も慣れであるぞと思って、こうちゃんの真似をしてスキーで行こうとしたのですが、雪が思った以上にかたくて、斜面が急で、2,3歩ですぐさま、びびってしまって、板をはずし、、、、、今度は「ラッセルなら、三国岳で会得したもんね〜。へっへっへ。」と内心思いながら三国岳のラッセルで、覚えたばかりの「ストックを横にしてふかふかの雪をおさえて登る登り方」と同じテクニックで、硬くなった斜面に、しずみもしないストックを横にして押さえつけて、ふんふん〜と登っていったら、上から見下ろしていた西村さんに「あほ、ストックはちゃんと突いて登ってこな」と言われてしまい、??となった私は上を見上げながら、「いえ、だって、このあいだのラッセルで、これ、有効だって教わったんですけど、、、」と叫んだら、「あなた、それは、ラッセルの話でしょ、こんな硬い斜面はちゃんときっちりストック突いてこなきゃ危ないよ」と注意されてしまいました。うううむ、ちょっと恥ずかしい、、、、、。
この日は、1日中、雪が降ったりやんだりしていたにもかかわらず、私たちが休憩しているとなぜか、雲が晴れて、視界がよくなるという素晴らしい状態でした。

 頂上(12時)も、噂に聞いていた「すばらしい眺めの白山」は見えなかったものの周囲の山はよく見渡せ、その美しさにすがすがしい気分に、、、。下りは、びびりながらも、とても快適。降りてくるにしたがって、雪が重くなっていて、操作がしにくくなって、そうなってくると、私はいちぢるしく降りるのが遅くなって、突撃部隊の皆さんについていくのが非常に厳しくなってしまったのですが、おもしろかったのは、フジッコ氏の反応。わたしが観察するところ、どーもフジッコ氏は、藪のほうが得意みたいな感じでした。林道とか滑っていても、いつも、藪のほうばっかり見ていて、林道からはずれて、藪の斜面を滑っていこうとしているのが見え見えで、しばらく藪斜面をうかがっていたかと思うと「ちょっと行ってきます」と言って、藪斜面を降りていってしまいます。急な斜面でも平気みたい、、。
それが、木の生えてないきれいな雪の斜面の上に出ると、「こわい〜」と、ほんとに怖がっているのかどうかわからないようなことをおっしゃる。「こわいって?うそだ、さっき、この斜面よりずーっと急で、木にぶつかってしまいそうな藪斜面をひゅーって降りていってたくせに、、?」ってな感じでした。でも、実はホントに木が生えてないとこわいのかも、、、?何で〜?木が生えていたら木にぶつかりそうでこわいじゃないですか、、、?
わたしを含め、西村さんも大西さんも雪斜面のほうが楽しそうですが、どうも、元岳士会の3人の方々は、藪のほうが生き生きしているように見えました。(反論のある方はどーぞ)。後は特にハプニングもなく、快適に降りてきたら2時。山スキーでこんなに早く降りてきたのは初めてでした。

時間があるので、近くの温泉に行くことに。
「今日は、長湯で有名な福西さんが一緒だから、急いで出なくってもだいじょうぶだもんね」とゆっくりお湯につかってあがってきたら、なんと福西さんは、もう、あがっておられた。
え?評判とちがーう、、、と思って、聞いてみたら、「天然湯じゃなくて、循環型の温泉は、好きじゃないんです」って、、、、ふーむ、うちの職場の50代の、温泉フリークのおじさんと同じ事を、、、、、。ふむふむ。ま、とにかくとーっても楽しかった1日でした。
氷ノ山、三国岳、取立山と、雪山に登って、わたし、すっかり、雪山の魅力にとりつかれてしまいました。思うにわたしは、山に登って降りてくることが好きなようです。(あらためて宣言するのもなんですけど)それが、スキーを使っていてもスキーでなくてもいいみたいです。
ゲレンデスキーに求めるような滑走距離を山スキーには、あんまり求めてなくて、雪をかぶった美しい山の中に入って登って降りてこられること、それだけで楽しいような気がします。アルプスの厳しい山でなくてもじゅうぶん楽しいです。
これから冬の里山ファンになってしまいそうです、、、、、。

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