日  程 2001年7月28〜29日
地  域 大台ケ原 黒石谷 遡行
メンバー 梁瀬・河野・藤田(誠)・藤田(由)(記録)

朝、早く出ないと道が混むという事で、4:00藤田家出発
4:30河野家 4:50梁瀬家
予定では11:00ごろ出合いについて、お昼食べてから遡行を開始する予定だったのに、実際についたのは8時過ぎ。
まずは朝ご飯を食べて、近くの養殖業のおじさんとしばし歓談。
「今から出発してもなぁー」という意見もあったが「ゆっくり遊びながら行けばいいやん」ということでようやく10時過ぎに出発。
沢を見下ろしながら林道を歩く、魚が泳いでいるのが見える。今日の夕食は期待できそう!!
1時間ほど歩き、ここから沢に降りられそうだと沢に出るが、ルート図のどこにいるのか分からない。とりあえず進む事にする。
天気が悪い。

明神滝を越え、泊適地に到着。
ルート図を見ると、ここから先、沢5時間、下山2時間40分、計8時間ほどの計算になる。もう少し先の泊適地まで進むか、遡行途中で林道に出で下山するか、朝早くおきて行動するか。ウダウダ・・・・・
しかし時間は15:00。一応朝早く起きて行動することにする。
そうと決まれば男どもにはつりをまかせ、女性はまき集め。天気がよくないので、まきも湿気っている。何とか苦労して焚き火に火がつき、夕食の用意。
さぁ、おかずの魚は? そーいえば「今回は塩焼きとホイル焼きにする」といっていたなぁ1人2匹は食べられるってことかぁ。と、待っていたら「この
谷には魚はいない」と帰ってきた。えー、あんなに泳いでいるの見えてたのに。
沢での焚き火は格別。空には星が、明日は天気になるかなぁ
明日に備えて21:30就寝

 5:00起床
起きるなり梁瀬氏すぐに釣りへ。「やっぱ、この谷には魚はいねー」と帰ってくる。
 6:30出発。今日は長い一日になるぞー

 霞滝を巻いていると人の声が。後続パーティだ!「俺達も今日から沢に入ったことにしよう」と意見がまとまり、急ぐ。
鬼滝前で休憩。2段になっていてとてもキレイ。1段目は意外と楽に越え、2段目に取り付いたところで後続パーティに追いつかれる。
滝を抜けた。と思ったらまき道から後続パーティが続々と出てくる。いったい何人いるんだ? 聞いてみると大阪労山の人たちで、11人できているそう。
結局先を譲って後ろからついていく。11人で行動しているのに早い!

淵の真中の岩にとりついたフジッコ、フリーのまねをして手をふりながら余裕で登る。そこにやなっちがフジッコのザックをつかんでダイブ。フジッコゲホゲホとまじで苦しそう。次はやなっちだ。上からはフジッコが、下からは2人がねらう。それでも最後はフジッコの足をつかんで登りきる。さすが悪知恵が回る。
次の小滝は大阪労山が、先に登った人たちが下から上がってくる人に水をかけている。それを見て、「ここは先に登ったもの勝ちだ」っとみんなが一斉に取り付く。相手のザックを持って引き離したりモミクチャ状態で登っていく。
 小滝手前で遊ぶ大阪労山に追いつく。
釜の上にツタが下がっていてターザンごっこをしている。私達もさっそく遊ぶ。しかし結構怖くて、手が離せず、元の場所に戻って来てしまったりする。
でもおもしろい。最後にフジッコが遊んでいると上から枝が折れて落ちてきてフジッコ直撃!「あぶないわ」とようやく前に進む。
大阪労山はそこで遡行を中止し林道に出て下山するとのこと。私達は最終の二股までもう少しなので行くことにする。

二股到着。遡行終了時間は15:00。さぁ下山。
植林道を下るのだが道が悪い。倒木があったり崩れて道が途切れていたり。
しばらく行くとUで下る道と上へ上っている道がある。ふみ後は上の道なので上を選ぶ。20分ほど行って道を見失う。上か下かとやっていると上から大阪労山が道がなくなったと降りてきた。Uで下る道が正解だったよう。そこまで戻ろうとしたが途中で大阪労山が下山路を発見。植林道に出れるということなので、ついていくことにする。途中途中で丸太の橋がかかっているのだが、半分腐っているようなもので、とってもこわい。下に降りられるところは降りて、降りられないところは渡ったが、傾くし、しなるしすごく怖かった。
なんとか舗装路まで帰ってきて、車に戻ったのは18:00。
あー疲れた。


 藤田セイジです。
 天気が悪かったのが、残念でした。そのため、寒かったし、ちょっと暗い感じがしました。沢じたいは、巻き道も分かり易くて、あまり問題無かったのですが、問題は下山でした。あの下山路はホントにやばい。手すりの無い、腐った、細い丸太の橋から落ちれば、良くて骨折、下手しなくても天国行き(ヤナッチは地獄行き)でした。しかも、それが何カ所もある・・・。ほんと怖かった。今度は、スカッと明るくて気持ちのいい沢にでも行ってみたいです。


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