日  程 2001年1月28日
地  域 兵庫県 氷ノ山 山スキー
メンバー 西村・大西(HMC)・藤田・高橋・河野・波多野(記録)

1月28日(日)、氷ノ山東尾根を往復してきました。
顔ぶれは、西村さん、大西さん、河野さん、藤田さん、高橋さん(藤田さんのお友達)と波多野でした。

お天気は思いがけず、晴れ、一時曇り、のち晴れ。
氷ノ山国際スキー場の登山口から、藪山の中を登り初めたのが、9:00ごろ、当然ながら、運動不足の波多野が終始遅れ気味で、みんなを待たせてしまいました。すみません、、。
避難小屋で、休憩し、さらに急登を続けました。
その間、トレースがあったので、つぼ足で歩いたり、山スキーにしたり、斜面に応じていろいろ。
急登を越えたところで、もう一度休憩したあと、なだらかになった斜面を山スキーで快適に山頂まで。
このあたりから、景色がとーってもきれいでした。
樹氷がみごとに発達していて、細い木の枝についた樹氷もきれいだし、蔵王のモンスターみたいなばかでっかいもこもこした樹氷もすごかったです。
眺めはいいし、なだらかで登りやすくて、それまで、はーはーあえいでいたのも忘れる楽しさでした。

頂上近くで、一時視界が悪くなり、これが、本で読んだことのあるホワイトアウト?!右も左も、どっちが山の上でどっちが下なのかも、自分のまわりに地面があるのかどうかさえ、ぜんぜんわかんない!!と、一人びびりかけたところで、(わたし以外はみんな冷静ー)頂上の小屋につきました。小休止したあとすぐ出発。いよいよ、滑降です。どういうわけか、日頃の行いがよかったのか、ガスが消え、視界もよくなり、ほっとしました。雪が少し湿った感じはするものの、滑るのには、悪くないコンディション。
河野さん、大西さん、西村さんは、雄叫びをあげながら、華麗な深雪ショートターン。藤田さんは、かっちょいいテレマーク。高橋さんは、始めたばかりというテレマーク、波多野は2本ラインのボーゲン。わたし個人のスキー技術のお粗末さはともかく、ふと振り返ってみると、真っ白なみごとな斜面を、みんなが滑って降りてきていて、、、、おおおっ!自己満足だけど、ほーんと気持ちよかったです。
しかし、なだらかで、快適な斜面が終わると登りで苦労した急登。スキーで降りるのは、なかなか厳しく、わたしは、そのほとんどのところで、「ここ、スキーはずしまーす」と、とっとと板をはずして、どすどす歩いて降りて来てしまいました。わたし個人は、トータルしたら、スキーを使っていたところより、歩いていたところのほうが多かったのは、言うまでもありませんです。はい。
でも、河野さんと藤田さんは、最後まで滑りおりていました。
河野さん本人は、「やー、下まで滑って降りて来られるなんて、コンディション良かったわ〜」とにこにこでしたが、傍目で見ていたわたしに言わせれば、「あなたの技術と度胸が素晴らしい」と言いたいところでした。
わたしに、その技術と度胸をちょっとでいいからわけて、、、、。もしも、もしも、雪のコンディションが悪くて、踏み跡もなく、つぼ足で降りられないような状態だったら、たぶん、わたしは、去年の白馬乗鞍の時みたいに、ボーゲンと斜滑降とキックターンと、横歩きスキーで降りてくるしかなくて、とても4時には、帰りつけていなかったと思います。

それでも!!氷ノ山があんなすばらしくいいところだとは、正直思っていませんでした。だって、こうちゃんから、ろくな話を聞かされてなかったんですから、、、。確か、登りながらも滑りながらもさんざん悪態をついていた(今回も当日まで、冗談交じりにゲレンデを滑っている方がいいと言っていた)のが、「これまでと、同じ斜面とは思えない」と言っていたんですもんね〜。よかったです氷ノ山。
おしまい。


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