その2 未知の街へ続く長い一本道はいつもボクを勇気づけた
狩りに行ってぢぢいのご機嫌も取り、おつかいをして小銭を稼いだら、
「渡すもんは渡したから、さっさとナルビク行ってこい」
とばかりにクラドを追い出されることになったイスピン。
この街は本気でよそ者に厳しいようだ。
しょうがないので、他の街まで走っていくことにした。
攻略サイト様の地図を調べてみると、
「結構遠いな〜」
かなりの距離を走っていかなければならないようだ。
走ったときに消費されるSPがたどり着くまで足りるかどうかも心配だし、モンスターにやられないとも限らない。
そこで、行く前に初心者向けの「祝福のダンジョン」で出来る限りレベルを上げることにした。
そうしてレベルを上げてチャレンジしたが、それでも苦難を極めた。
予想通りSPは足りず、敵の出ないセーフティゾーンで何回も座り込んで回復した。
何回も途中で死んだ。
けれどくじけず何度もチャレンジした。
そうして苦労して辿りついたのが、ナルビクという街だった。
苦労して辿りついたかいあって、綺麗な街だと思った。
新しい街に着いたらまずすることとして、全部の店を見て回った
魔法雑貨店を覗いて見ると、
「・・・クラドワープって何?」
各町の名前のついたアイテムが、序盤でも手に入りそうな格安の価格で売っていた。
購入して使ってみると、一瞬で他の街へワープヽ(゜▽、゜)ノ
さらにクラドの魔法商店でも同じものが売っていることを発見ヽ(゜▽、゜)ノ
今までの苦労は一体・・・・。