その10 私と鬼小僧♪
久しぶりにLS2に入り、他の人と会話をしていて、こんな言葉を聞いた。
「新大陸へは行きましたか?」
聞いて、ふと思った。
そーいえば、そんなのもあったっけな〜(o ̄∇ ̄o) (w
いやー、あやうくロンデニアでスライムさんとたわむれて余生を過ごすところじゃったよ(謎
ま、そんなことはともかく、行ってないことや今のレベルなどのことを話した。
すると、連れて行ってくれるとのこと。
おお、神様仏様アラーの神に心の友よ〜(謎
(これくらい言っとけば大丈夫か、いやむしろヤバいか)
と、いうことは心の中にしまいこみつつ、普通に喜んだ。
話を聞くと、「おにこぞう」とやらに会いにいくとのこと。
その人曰く、新大陸へは、あるダンジョンを通り抜けないと行けないらしく、
そこに出るモンスターが序盤では強い方な上に数も多いので、
まだこのゲームに慣れてない初心者は防御力(このゲームでは「TGH」と呼ばれている)を上げておいた方が無難らしい。
(LS2ではXGと違い、エンカウント制でなく、UOなどと似たような方式の戦闘となる)
そこそこ慣れれば、敵の攻撃をすべて避けて低レベルかつ単独で新大陸に行けるらしいが、
そうなるまで延々とこの島にいるのは面倒ヽ(゜▽、゜)ノ
なので却下した(爆
私はアイリスさんにもらった杖とローブを装備する。
杖とローブはMPを上げてくれるので、MPの低いキャラには欠かせない。
しかも、装備できるものにもランクごとに制限があり(わかりやすいように名前の色でわかるようになっている。低いものから順に白、黄色、青。ちなみに作りたてのキャラはすべて白)、私が今身につけているものは、白い私でも装備できる上に、その中でももっともMPの上がるものだという。
もちろん、能力値自体を上げる方法もあるのだが・・・これは後述することにする。
村近くの橋を渡り、しばらく歩く。
「ちょっとまってて」
そういうと、その人は去っていった。
しばらくして帰ってきたその人の後ろには、5、6匹のモンスターがついてきていた。カーソルをモンスターの上に置き、モンスター名をチェックする。どうやらあれが「おにこぞう」もとい「鬼小僧」らしい。
どうやら自らをおとりにして誘導してきたらしい。
そして、あっという間に私たちはモンスターに囲まれた。
これは・・・新手のPK!?ヽ(゜▽、゜)ノ(爆
思わず脊髄反射でモンスターに攻撃していると、やめなさいと止められた。
「えっと、この後どうすれば?」
そう言ってる間にも、鬼小僧さんたちは面白いくらいに私のHPを減らしていった(本当の鬼だ。こいつら)
その人にひたすら攻撃を受け続けるように言われた。やばくなったら自分で回復するようにとも。
よくわからないが、どうせこのキャラは1レベルだし死んでもそんなに痛くもないので、私は言われた通り回復した。
その間も鬼小僧は殴り続けている。私はHP限界ギリギリまでねばってまた回復。
私のステータスのところを見ると、TGHが上がっていた。
それも、今までとは比較にならないくらいの速さで。
実はこのゲーム、上げたい能力値に関係する行動を取らないと上がらないのだ。
攻撃力を上げたければひたすら攻撃、防御力を上げたければひたすら打たれる。
どうやらいろいろ法則があるようなのだが、だいぶ前のことなので忘れてしまった(爆
ここらへんで気付いた方も多いかもしれない。私がやっている行為の意味を。
すなわち、避けられないのなら、敵の攻撃を受けても即死しないよう防御力を上げる。
これは有効な手段のように思われるが、欠点もある。
能力値が上がると同時に経験値も増えているので、どんどんレベルアップをしていくことになる。
そして、当然ながらレベルにも上限がある。つまり自然と能力値の限界が決まってしまうのだ。
(これを読んでいる方の中には、うっかりいらない能力値を上げてしまい泣いた人も多いであろう)
なので、私の場合もそれほど上げるつもりはなく、新大陸まで行ける程度に抑えることにした。
そして、私たちは鬼小僧に殴られては回復し、MPが空っぽになると村へ戻り、
また殴られに行くのかと思いつつ、橋を渡って殴られ・・・
そして、ふと思った。
この世界でTGH高い人って・・・マゾ?(爆