その8 私と白衣の天使[前編]♪


神に祈りなさい・・・・

白衣の天使・・・それは傷ついた人々が、傷を癒すため集まる場所であり、 憩いの場とも言えるところである
ここでは初心者も上級者も関係なく、白衣の天使が祝福をもたらしてくれる のだ
・・・・・しかし、それゆえに、ある災いをもたらすことがあるのだった


私はその時、特に目的もなくフィールドを歩いていた
この頃は、LS2にちょっと飽きだしていたときだった
理由としては、スライムやこうもりを相手にしてもレベルがなかなか上がら ないことと、その不満を言えるチャット相手がいないことだった
時間が合わないのか、他の理由なのか、ほとんど人らしい人を見かけること はなく、NETを見てもみんなOFFになっていた
そんな鬱屈した気分で、気晴らしに散歩ついでの他のユーザー探しを するのが日課となっていた


「あ、そろそろ危ないな〜」
ふと、MPが切れかけているのに気付き、近くの村まで戻った
すると、白衣の天使の前に先客がいた
どうやら、ここら辺でレベル上げをしているようである
『よ〜し、話かけてみよ〜』
と心の中で思いつつ、軽く声をかけようとすると
アイリス「ウイ」
先に声をかけられた
「あの」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「はい?」
「なんですか?」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

すると、その人はなぜか困惑したように「?」と返してきた

あれ?
何か話がずれている気がしたので、ちょっと考えてみた
そして思った
『あの「ウイ」はひょっとして白衣の天使に向けられたものだったのかな?』 ということを・・・


しばし気まずい空気があたりに流れた


そこへ、一人のキャラがこっちへ歩いてきて
ミューズ「こんばんは」
と声をかけてきた

む、これは会話を取り戻すチャンス!!


「こんばんわ」
私はいつもどおり普通に挨拶をかわした

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

どうやら、それで話しやすくなったのか、アイリスさんは言った
アイリス「あのはNPCにいったのかな?」
「え?」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「さっき、あのっていったから^^;」
「それわたしです」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「わたしにゆったのかなーっと^^;」
「うん」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

ミューズ「む」
アイリス「わたしにですか?」
「そうそう」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

ミューズ「む」
「ともだちになってほしいなー」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「いいですよー
     はじめまして^^」
「ども」

つかみはオッケー!!〇=(><)v


私は心の中でガッツポーズをとった

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「アイリスでーす」
ミューズ「む」
アイリス「はじめてのかた?」
「はい」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「そうなんですか」
「はい キュリアです」
と私は自己紹介をした

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「じゃあ、かお、おぼえていい?」
「うん」
待ってましたとばかりに、私はうなづいた

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス のかおを 覚えた!
アイリス「^^」
ミューズ「む」
アイリス「LVあげしていたんですか?」
「はい」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「じゃあ、さいしょは TGHをあげなくてば」
ミューズ「む」
「そうですね」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「さいしょは、てきからくらうだけですね」
「まあそうです」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「クラスアップするまで^^」
「はは」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「いまLVおいくつですか?」
「まだ1です」
あ、そこの人、笑っちゃダメだって
最初の方でに言ったよ〜に、私はこの頃レベル上げに飽きてたものだから、 メインのレベルも全然上げてなかったのだ

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「おお いっしょですね」
ミューズ「む」
「そうですか」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

ミューズ「む」
アイリス「じゃあ いいものあげましょう」
「え、なに?」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・」
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「ちょっと、まっててくださいね」
と言うと、アイリスさんは、いくつかのアイテムとお金を地面に置いた
アイリス「それ ぜんぶですー」
ミューズ「む」
「え、いいんですか?」

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

ミューズ「すごいなー」
なぜか、ミューズさんが思わず横から覗きこんでいたが、気にしないことに した
アイリス「うん、いいですよー」
「ありがとー」
私はお礼を言った
私は、このアイテムとお金が何の意味を持つのか、後で知ることになったが、 そのときはその価値がよくわからなかった

白衣の天使: 神に祈りなさい・・・・
HPとMPを回復してもらった!

アイリス「いえいえ^^」
アイリス「あなたもほしいですか? ミューズさん」
アイリスさんはミューズさんの方へ振り向いて言った
ミューズ「いえいえ」
ミューズさんは横へ首を振った
アイリス「そうですか」
アイリス「^^」
アイリス「がんばってねー」
ミューズ「はい!」
キュリア「がんばってください」


続く



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