はなしの花

下町界隈のサクラ祭り開催中!

 更新をひと月以上怠っていた間に、季節はウメからサクラへと主役交代。

サクラ1

それぞれの写真をクリックすると拡大されます

 先月上旬までは確かに寒かったのですが、あっと言う間に季節が進んでしまいました。

 そして、4月4日は二十四節気の一つ「清明」。春分後15日目にあたる清明は、広辞苑によると「清く明るい気が満ちる意」とも。毎年「桜満開、絶好の花見シーズン」の陽気にあたるようです。

 そこで、今回は題して「サクラ祭り」!

 しかも「下町」厳選で、この1週間に撮影したサクラを公開します!

サクラ2

 ▲東京・墨田区「向島百花園」のサクラ
 約3年ぶりに同園を訪問しましたが、園内はきれいに整備されていて、びっくり。植え替えや雑草駆除などで撮影しやすくなったのは良いのですが、「ガーデン」風になってしまったのが、ちょっと残念でした。

サクラ3

 ▲百花園のサクラその2

サクラ4

 ▲江東区・小名木川に架かる「高橋(たかばし)」の下(トンネル道)から撮ったサクラ
 文豪・川端康成の小説「雪国」の冒頭を借りて、「トンネルを抜けるとそこは桜の国だった」。自転車でここを駆け抜けると、自然にそんな気になります。ただ、写真の中央部の男性が邪魔で…。どいてくれるのを待っていたのですが、なかなか行かないので、画像加工でシルエットにしました。

サクラ5

 ▲都内某公園のサクラ
 昨年12月20日の「イチョウの撮影」で紹介したのと同じ“都内某公園”です(カップルが写っているので、敢えて某公園としておきます)。イチョウの時は「誰もいない」孤独なベンチを紹介しましたが、今回は仲睦ましい若いカップルが座ったベンチをパシャ!

 ところで、梶井基次郎や坂口安吾がモチーフに用いた「桜の木(樹)の下」にあるものは、一体…

 きっと「永遠の愛」でしょう。

サクラ6

 ▲隅田川に架かった中央大橋から望んだ中央区の佃島・月島界隈のサクラ
 NHKの連続テレビ小説「瞳」の舞台(筆者は1度も放映を見たことがありませんが…)。この界隈をウロウロしていれば、笑顔が素敵で元気ハツラツな主演・榮倉奈々さんに出会えるのでしょうか。

サクラ7

 ▲佃島・月島界隈のサクラその2
 サクラの間隙から聖路加タワーを望んでみました。

 ところで、サクラやウメを撮影していていつも痛感するのは、「花の状態」よりも「咲いている場所」が重要だということです。アップで撮れば、どれも差異ありませんから。

 だから愛好家の方々は、究極の撮影ポイントを求めて、日本全国を縦断していくのでしょう。

 サクラを本格的に追い始めると、残りの半生をそれに費やしてしまうかもしれません。

 なので、筆者はほどほどにし、この辺でサクラ祭りを終えたいと思います。

(4月4日 記)


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