MOTOライブレポ8

2005. 9.5 狭山稲荷山公園「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル」

「TheSunTour」以後ひさしぶりのライブ。元春+HKB今夏唯一のライブと言う事で勇んで行って来ました。
僕は生まれて始めてのロックフェス参加。いつも「ロックフェス行きたいなあ」と思いつつも場所の遠さ、ハードな日程、お金の面で中々踏切れませんでした。
でも、今回は場所も近く、公園内でのライブと言う事でノンビリ楽しめるかな?と思って参加を決めました。
しかも、元春以外にも大好きな細野さんや鈴木慶一という一癖もあるミュージシャンが参加。これは行かんと!

当日朝は町内会の防災訓練があったり、その帰りに迷子を見つけて一騒動。何だか今から考えると「嵐の1日」の予感が既にあったような(^_^;
お天気は程よく涼しく、お昼から嫁とノンビリ電車に揺られて3時頃現地に到着。入り口でリストを付けてもらい、先ずは中を散策。
イッパイ露店が並んでいて美味しそうな料理が沢山!探していた「ホワイトバンド」も入手し二人は満足。
ステージは森の向こうにあって一寸見え難いかも。そのうち、あすかさん一行や黒パンさん、ナベちゃんを見つけて落着く。

(元春出演まで)
ステージでは「アーリータイムスバンド」の演奏が続く。ビールを呑みながらノンビリ見る。
この前どんとイベントで知ったハンバート・ハンバートが見れたのは嬉しかった。
どの演奏もアコースティックでカントリーな感じ。オンガクを聴きながら青空の下で呑むビールは美味いぞ▼\(≧▽≦)
ところが・・続く「ラストショー」の演奏で雨が降り出し一気に土砂降り。慌てて持参した雨合羽を着る。
雨はいつまで経っても止まない。いやそれ所か益々強くなる。
出店で買ったチュ−ハイ呑んでたら雨が上から雪崩れ込んで「雨割り」になってしまった(゜゜ )\バキ☆
次の「ハーフムーンライダース(鈴木慶一、鈴木博文、武川雅寛)のライブを見るため、嫁とステージ前に下りていく。
慶一さん達が出てくると、客席は大騒ぎ。慶一さん「NO RAIN!!」と叫ぶと客も大声で答える。
慶一さん、大ノリで歌いまくり、武川さんのバイオリンを仰け反りながら弾いたりして凄い・・・。
ムーンライダースのライブ初めて見たけど、こんな熱いんだ〜!
ただ、客の何人かが傘をさしてステージが全然見えなかったり、カメラでステージを撮影しているオジサンがいたのは一寸残念。

ライブの後、元いた場所に戻るが皆さんどこかに避難して見失ってしまった。足元はもうグチャグチャ。
じっとしてると寒い・・。とりあえずシードのある席に行ってそこで嫁と食事を取る。その後も雨は落着いたと思ったらまた土砂降り。
黒パンさん、ナベちゃんを見つけ、その後BBNさんとドクターと踊る患者さんと落ち合い、ステージが見え易い右手芝生に移動。
元春の前の出演者エリック・アンダースンさんは、静かだけど熱い演奏と歌を聴かせてくれました。
少しづつ雨が小降りになって来た・・・・あれ?止むかな?

(佐野元春+HKB)
1.Marcy Marcy Marcy/2.Please Dont Tell Me A Lie/3.Complication Shakedown/4.99BLUES/5.インディヴィジュアリスト

 雨がすっかり上がった。スゲエ!やっぱり棟梁の「晴れ男伝説」はホントウだったんだ〜!
客席どんどん混んで来る。きっと他のミュージシャン目当てのヒトも「佐野元春」を見たいんだろう。
ステージ上は準備が進んでいる。主催者の麻田浩さんが「佐野さんは自分からこのイベントに参加したいと言ってくれました! 凄いライブを見せますよ〜!」と客席を煽る。そして、先ずはホボキン登場。インストを演奏し、コロちゃんがメンバーを紹介。
その演奏が終ると元春登場。大声を挙げる客席。「夏の夜にぴったりのセットリストを用意してたけどこの天気に合わせて変えました」とのコトバで
「プリーズ・ドント・・」を演奏開始。早いビートで元春次々とコトバを繰り出す。
歌詞を「この雨が君たちを濡らすだろう」「人と人が殺しあう世界さ」とオリジナルと変えていたのが印象的だった。
次は「コンプリ」。アレンジがまた変わっている〜!ジャズっぽいようなブルーグラス風と言うか、元春ちょっと声きつそうだけどノリノリ。
元春の髪型が凄くて、ホントウにライオンみたい。熱い演奏。冷え切った体が踊って温まりだした。このロックな選曲はウレシイぞ〜!
続いての「99」では元春、シャツを脱ぎ捨て歩き廻りながら歌う。メンバーのソロに客席大湧き。
それぞれのソロが「The Sun Tour」とはまたニュアンスが少し変わっててこれは来年のツアーが楽しみ。
最後は「インディビ」。客席もダンス、ダンス。ただ自分のソロライブでは無いためか「シャララ」を客席に歌わせるのは無かった。
「さぁ次は?」と思ったらなんと終了。客席「え〜!」という声とアンコールの拍手。
麻田さんが「時間が押していてスミマセン。続きは佐野クンのツアーで見てください」とのコメント。まあイベントだしね。


(細野晴臣+バンド、ゲスト:高野寛、小坂忠)
1.ろっかばいまいべいびい/2.僕は一寸/3.Pon Pon 蒸気/4.夏なんです/5.終わりの季節/6.恋は桃色/7.しあわせハッピー/8.ありがとう/9.ステラ

そして、いよいよ御大細野さんが登場。先ずはメンバーが登場。麻田さんのMCの後、細野さんが飄々と現れる。客席大歓声。
細野さんハンチングが似合ってる〜。「早いところ終わらせて早く帰ろう!」といきなりのあんまりのMCで客席の笑いを誘う(^_^;
アコギを抱えて歌いだしたのは「ろっかばい」!。続いては「僕は一寸」続いては「ポンポン蒸気」だぁ〜!
YMOから「はっぴいえんど」「ホソノハウス」に遡ってホソノさん聴いてた自分にはいきなりのウレシイ選曲。
「ろっかばい」は西岡恭蔵、「僕は一寸」は高田渡に捧げた演奏だとの曲。客席温かい拍手に包まれる。
「ポンポン蒸気が今日唯一元気な曲です」「ベースを弾くと指が痛いので今日は別の人に任せました」出てくる出てくるホソノトーク。
ホソノさんは70年代初め狭山に住んでいて、その頃の想い出話を嬉しそうに話す。
何と「はっぴいえんど」の「夏なんです」も飛び出した。客席、もう嬉しそう。終わりの季節からは高野君が飛入りでコーラス参加。
高野君、相変わらず爽やかで若々しい。昔とホント変わんないなあ。
坂本冬美さんに提供した「しあわせハッピー」はお祭りムードの楽しい曲。
「パ・パパンがパン」のリズムに乗ってホソノさん、「ヨイショ」「ドッコイショ」と合いの手を入れる。
そして続いては小坂さんをゲストに「ありがとう」を。僕がこれを初めて聴いたのはユキヒロさんのライブ盤でのカバーバージョン。
皮肉とユーモアに溢れた感謝の歌。何か聴いてて少し胸が熱くなってくる。
最後はユキヒロさんとのユニット「スケッチショー」の「ステラ」を。ゆったりとした幻想的な歌。ホソノさんの歌声が星空に響く。
美しい演奏と星空・・・何かボーっとしたキモチで聴きました。
静かに演奏が終わりホソノさん「来年も出たいね!」とのコメントで終了。
最後は麻田さんのオヤジギャグに客席大笑い。生まれて初めて参加したロックフェスは何とか無事終了しました。

(そして最後に)
ライブ後、友人と帰宅のため最寄の駅に向かう。ホームではイベントのスタッフの人が見送りお礼を言っていたのには凄く感動した。
大雨に悩まされましたが、フェス自体はとても楽しかった。あの雨の中サウンドは凄くチャンとしてたし、何より公園内の景色の美しさは素晴らしかった。
残念だったのは雨のため露店の料理をあまり食べられなかった事、そして一部のオーディエンスのマナーの悪さ。
でも、この辺りは今後色々考えて良い方向に向かうと思う。フェスってスタッフだけじゃなくオーディエンスも考えて参加しないとイケナイと思った。

元春の演奏が実質4曲だったのは残念。もっと聴きたかったなあ。でも、このキモチは次回ツアーで晴らそう。
そしてホソノさん。前TIN PANで1回だけライブ見たけど、イイナァ、この人。声もメロディもトークも素晴らしい。
この二人を同じイベントで見れたことでもう大満足。

浦和に帰ると更に雨が酷くなってる。帰宅のとき、一寸嫌な事あったけどウチに着いて落着く。二人で温かいラーメン食べてやっと一息。
ホントに色んなことあった1日でした。翌日会社に出たけど、もう殆ど死んでました(^_^;
でも、ハイドパークフェス来年もあるのなら是非行きたいです。
以下、まだまだ続く・・
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