MOTOライブレポ6
2004. 12.24 神奈川県民ホール「TheSunTour´04−´05」
「TheSunTour」2回目の参加。渋公以来ライブがどんどん良くなっている事を聞いていたのでとても楽しみにしてました。
しかもクリスマスイヴのライブ、いよいよあの曲をライブで聴ける。期待で胸が膨らんでずーっと心待ちにしてました。
(ライブ前)
仕事で少し手間取って職場を出たのが6時少し前。品川から東海道線に乗って横浜に向かう。
開演時間には間に合いそうも無い。・・元春のライブに遅刻するのは初めての事。少し焦りだす。
混んだ電車の中で「あー俺ってやっぱり元春が好きなんだなあ」ってしみじみ感じた。
横浜駅でみなとみらい線に乗り換え、「日本大通駅」で降り神奈川県民ホールに向かって走る。本当に走った。
入り口でサンタの帽子を被ったスタッフにチケットを見せホールに飛び込む。ライブは既に始まっていた。
シャウトする元春、ギターをかき鳴らすKyOnさん、コロちゃん。総立ちの客席。
客席の脇で立って見てて自分のキモチが熱くなるのが分かる。
遅刻したのが却って良かったのかも・・今日のライブは凄いことになりそうだ。
2曲目にようやく席に着く。嫁は既に席にいる。席は7列目。コロちゃんサイド。ステージが見え易い絶好の位置。
(曲目&感想)
(第一部)1.Back To The Street/2.So Young/3.Happy Man/4.ヤア!ソウルボーイ/5.ぼくは大人になった/6.また明日/
7.風は手のひらの上/8.99Blues/9.インディヴィジュアリスト
(第二部)1.月夜を往け/2.最後の1ピース/3.恵みの雨/4.希望/5.地図のない旅/6.観覧車の夜/7.君の魂、大事な魂/
8.明日を生きよう/9.DIG/10.国のための準備/11.太陽
(アンコール1)1.ByeBye HandyLove/2.アンジェリーナ (アンコール2)1.Christmas Time In Blue
(アンコール3)1.悲しきRadio (アンコール4)1.彼女はデリケート
(第一部)
席に落ち着き、ライブを楽しむ。メンバー全員の動きがとても良く見える。音も凄く抜けがイイ。
元春は渋公と同じく白いスーツ上下。何かあると手拍子取ったり足を踏み鳴らす様にステップしたり、
スケーターみたいに腕を振ってとても楽しそう。
KyOnさんとコロちゃんはお揃いの白黒ストライプのジャケット。しータカは黒いTシャツ。TOMMYさんも黒い上下。
元春が座って「ぼくは大人になった」を歌いだす。このアレンジは現在の元春の声に合っている。
「A Big Boys Now」と最後で何度も歌う。昔「シーファイルズツアー2」のビデオで観たのと同じシーン。胸が熱くなる。
「風の手のひらの上」で元春が歌う「静かに銃をとって覚悟は決めているんだ」の歌詞が響いた。そう覚悟を決めなくちゃ。
ホボキンの演奏が渋公より強くなっている。「99ブルース」KyOnさんのピアノソロから更に元春、メンバーが弾け出す。
「インディヴィ」で客席みんなで「Sha Lalala」を叫ぶ、元春が軽やかにステップを踏む。ステージが輝いている。
(第二部)
第二部、「月夜を往け」のイントロが響き目の前に壁が現れる。メンバーみんな着替えている。
「希望」と「地図のない旅」・・・やっぱり歌詞が響く。涙が流れちまいそうだ。
「君の魂」の前で元春はツアー中女の子がこの曲にあわせて完璧に歌っていたことを嬉しそうに話す。
「ボクのファンは『3ジェネレーション』(「TheSun」に引っ掛けた駄洒落?^^;)に亘っているんだ」と本当に嬉しそう。
この曲でステージ脇でスタッフが例のダンスを踊る。元春のスタッフもファン同様ステージを楽しんでるんだね。
客席が一体になって手を振る。2階も3階も・・・その光景を観て・・何か凄く嬉しくなった。
「明日を生きよう」で最後元春は椅子を蹴って立ち上がる。客席が熱く揺れる。
混乱したキモチを歌ったこの唄だけど最後は「大丈夫、心配しないで」で終る。それが嬉しかった。
そして「DIG」「国のための準備」。元春が壊れ出す。踊る。手拍子を鳴らす。客席と果てしないコール&レスポンス。
KyOnさんがエレキを唸らせながら走り回る。ジャンプする。コロちゃんも前に出てきて客席を煽る。Bobさんも拳を振り上げる。
ワぁー凄え!凄いバンドだー!棟梁がどんどん活き活きと若くなっていく。
そして・・・最後「太陽」。ホールが闇に包まれる。元春の声が響く。
「少しだけ臆病になって」「ここにいる力をもっと」
現在(いま)自分が感じているコト、自分が欲しいモノ・・・この2つのコトバは何度聴いても、胸が詰まる。
そして・・・最後、壁が開いた。蒼空が見えた。太陽が昇った。
・・・今日、ここに来て良かった。この唄を聴けて良かった。
(アンコール)
アンコール。元春は何と半そでのシャツ!アンジェリーナで元春がシャウトし、走る。客席はもうパーティ状態。
2回目のアンコール。元春がクリスマスツリーを引っ張ってくる。「この曲はお正月には歌えない、熱い夏の日には似合わない」
ホボキンのメンバーがサンタの帽子を被る(のぞくBobさん笑)。終にあの曲が始まった。
しータカが鈴を鳴らす。コロちゃんが何とキーボードを弾いてる!客席も一緒になって歌う。
間奏でホボキンがそれぞれクリスマスソングを奏で、元春がダンスを始める。ウワ−楽しい!これ!!
そして客席にマイクを向けて女性と男性に「Tonight Is Gonna Be Alright」を歌わせる!
お二人とも元気いっぱいに元春に歌声を返す。元春本当に嬉しそうだ。
昔、ライブビデオで観たあのシーンが現実のモノとなった!!客席はもう大湧き、ステージも客席もみんな笑顔、笑顔。
そして・・しっとりと「サンタが街にやってくる」が奏でられ夢のようなときは終った。
でもまだまだパーティは終らない。鳴り止まないアンコールに元春登場!
「今を楽しむためにやるんだ!」との力強い言葉で始まった「悲しきレイディオ」
スライディングする元春。
元春がささやく様に歌う「ここに嫌な奴は一人もいないぜ」!ポケットから「Mr.HeartBreak」が登場!
「みんなのサポートを借りてもっともっと素晴らしい夜にしよう!」客席と「I Love You,You Love Me」を歌う。
ふと後ろを見ると客席がみんな一緒になって歌って揺れている。とても美しい光景だった。
そして何と4回目のアンコール!ウワ−まだやるんだ!元春の声がどんどん強くなる。動きが益々軽やかになる。
静かに始まった「彼女はデリケート」徐々に盛上がっていく。元春は手拍子を取りステップを踏む。
メンバー、特にコロちゃん、KyOnさんは本当に楽しそう。
終ることが無い、終って欲しくないステージも残念ながらついに終了。
最後、元春とコロちゃんがマイクを客席に向けて終りました。
(そして最後に)
今回のライブは本当に素晴らしかった。元春のライブは今まで色々観てきたけど一番だったかも知れない。
やっぱり「クリスマス・タイム・イン・ブルー」を聴けたのが嬉しかった。本当に「特別の夜」だった。
しかも・・「ぼくは大人になった」で「BigBoysNow」や「Christmas Time In Blue」でオーディエンスがマイクを向けられて歌ったこと。
昔ライブビデオで観たシーンが最高の形で蘇る。・・更に、元春がライブが進むにつれどんどん若くなる。
この楽しさは何故だろう?クリスマスだから?いや・・多分元春が、ホボキンが凄いからだろう。
「TheSun」で新たな力を見せて、同時に古い曲で過去見た素晴らしいシーンが同時に蘇る。
本当に一生忘れられないライブになりました。
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