ライブ記録
元春のライブに行った記録2。 



2001. 6,7 ZEPP仙台、渋谷公会堂「ROC`N Soul TOUR」

久しく元春は新作が出ず・・過去の編集物が続く・・ちょっと物足りなく想い祥子さん、どんと、Cocco
他のミュージシャンに熱中してた。この時期かなり自分と元春にズレを感じ始めた。。。
また元春の過去中心の活動にギモンや不安を感じていた・・オレが見たいのは元春の「昔」じゃない!現在(いま)なんだ!
・・って(今考えるとエライ偉そうなファンですね笑)

そんな時にツアー発表。仙台に遠征して・・ライブハウス、オールスタンディング。いつもと違うシチュエーション。
友人の元春ファンと一緒に見ました。そして、ライブ見て元春に抱いていた不安が一気に晴れました。

だってさー!あんなに楽しそうにしてるんだぜー!「君は一体何がそんなに楽しいんだ?」って聞きたくなる位ニコニコしてさー
まるで高校生の男の子が「どーだい!ボクのバンドスゴイだろー!」って見せびらかしてるみたいでさ。
悩むのがアホらしくなった・・笑

仙台はお客さんのノリが本当に良かった。特に野郎のファン。MOTOが何かする度に雄叫びを上げる。スゴイ。
ボクも一緒に叫んだ・・・そして一緒に「さーの、チャチャチャ!」をやった
ボクの好きな「ストレンジデイズ」「誰かが君のドアを叩いている」も演奏されて・・・
この時・・・彼女と一緒にMOTOのライブ見て・・・感動した。
サムデイの歌詞があんなに響いたのは初めてだった。「いつか」なんて信じていないボクだったけど
あの瞬間は確かに信じることができた。どうしようもなく感情が湧きあがり涙が止まらなかった。
まともにステージを見ていられなかった

これから何度元春のライブを見るかわからない。
でも、この仙台の夜は決して忘れない
この夜、ここで聴いたMOTOの唄、忘れない。絶対忘れない。
ここに来てヨカッタ。ここでMOTOを見れてヨカッタ。
また、行くよ。またここでMOTOを見る・・絶対・・・
また逢おう。

PS・
翌週の渋公でのライブは仙台とはまた違った曲構成で楽しめた。ホールならではのメンバーの大きなアクション
も良かった。「ジュジュ」「レインボー・イン・マイ・ソウル」「君を探している」を聴けたのがウレシカッタ。
ただ・・自分としては仙台のライブでスッカリ満足していたかも・・・

2001. 9 鎌倉芸術館「植民地の夜は更けて」

ポエトリーリーディングのライブ。チャボさんの詩集朗読ライブは行ったことあるけど
ポエトリーリーディングのライブは初めて。井上鑑さんを中心としたバンドのジャジーな演奏にのって
元春はコトバを紡ぎだす。まるでそれは元春の部屋に招かれたような・・リラックスした空間

オーディエンスは立ち上がらず足を踏み鳴らすこともなく・・拍手と歓声で答えるのみ
元春の詩は・・音として流れてくる・・意味を追っても仕方ない。
まるで波、渦。
「廃墟の街」の音圧、「ドヴァンナ」の美しさ・・説明しても仕方ない。説明することに意味は無い。

まさかライブでやる事はないと思ってた「ブルーの見解」「ふたりの理由」を聴けたのがホントにウレシカッタ。
このライブでは友人2人に本当にお世話になりました。この場を借りて感謝。

2002. 10 大阪Hatch、ZEPP東京「Plug & Play」

ファンクラブ向けツアー。小規模なライブハウスで普段ライブでは演奏しない曲を新しいアレンジで演奏。
長年取り掛かっていたプロジェクトがクライマックスを迎え、正直行くのは諦めていたんですが友人の好意と仕事の調整が
上手く行き。大阪と東京2日目を行けました。
結婚してから初めて行く元春のライブ。しかも2人で遠征するのは初めて。

大阪は本当に楽しかった!元春はしゃべる、ボケる。東京のライブではあんなに話さないんじゃないか?
前から噂には聴いていたけど盛り上がりという意味ではやっぱり凄かった。

明さんが特別ゲストで出て「アンジェリーナ」を一緒に演奏!
ラストを新曲「SailON」で終わったのもヨカッタ。
ライブ後は知り合いの元春ファンと飲み会、翌日はアメリカ村で2人で美味しいお好み焼きを食べて大満足。

東京2日目。ちょっと仕事が上手く行かなくて・・・ヘビーな気分を引きずっていたけど、現地で彼女と落ち合って
気分が落ち着く。さあ!ライブを楽しもう!
正直同じツアーで2回見るとどうだろう?大阪の印象が薄れないか心配だった。
でも始まってみるとそんな不安も消えた。
大阪で演奏されなかった曲もあったし、大阪で演奏された曲は細かい部分をじっくり楽しめた。
「ロックンロールナイト」をまさかやるとは!ビックリ。現在の元春なりの「ロックンロールナイト」で
それがよかった。
元春が本編で終わらそうとして・・後ろでKYONさんところちゃんが談合。終わらずそのまま「冒険者たち」に突入!
KYONさんのこういうヤンチャなとこ好きだなあ笑
大人っぽいアレンジが続く中「トゥナイト」や「ニューエイジ」「ミスターアウトサイド」の内省的なトンガリ具合
には感動した。静かだけど攻撃的なロックだってあるんだ。この元春を見たかった。
ナイフを振りかざさなくてもいい。でも胸の中には持っていて欲しい。

「ジャスミンガール」「彼女の隣人」の演奏には・・参った。どっちも想い入れがありすぎるぐらいある歌。

元春のライブは・・もう正直武道館だの横浜アリーナでは見たくない。こういう小ホール、中ホールで
楽しみたいな。近さを感じたい。
色々文句言ってるけど・・この人のライブって回を重ねる度良くなってる、楽しくなっていく。

2003.4. 渋谷オーチャードホール「NO TO WAR」

音楽家が集まっての反戦セッションに元春が参加するということで行ってきました。
ジャズ、コーラス隊、邦楽、ロック、クラシックと様々な音楽によるセッション。
オーチャードホールは初めて。クラシックの演奏が似合いそうな感じのホール。観客もお年を召した方が多い。
湯川れい子さんと林光さん司会の元コンサート(ライブという感じではない)は進む。このお二人の司会が
ホノボノしてて良かった。
ジャズバンドの演奏につき男女混声コーラス。・・・ウーン・・何か妙に明るすぎてダメかも。
続いて料理家の小林カツ代さん主宰のコーラス隊。石坂啓さんや山田邦子、倍賞千恵子が参加。
こちらのコーラスは逆に楽しめた。
続いて邦楽コーナー。琵琶弾き語りの「平家物語」、笙のソロ、唄、三絃による演奏(これが最高!)
最後は琴、筝、尺八、琵琶、三味線による大セッション。
どれも以外とリズムやビートを感じさせスゴク楽しめた。一種「ロック」を感じた。

休憩をはさんで愈々ロックコーナー。まずは相川七瀬さん。「歌うことで何か出来るかも」というコメント
が素晴らしい。バンドを背に「チャイナローズ」を熱唱。ただ音がちょっと割れていたのが可哀想。
そして・・・元春登場!ギターを手に一人で表れ。。無言で弾き語りを始める。
「誰も気にしちゃいない」「愛のシステム」・・静かだけど力強く歌う。すごくコトバが入ってくる。
最後「シェイム」はバンド形式で。ドラムは村上ポンタと林立夫、キーボード井上鑑、ベース岡沢章、そして
バイオリン金子飛鳥。バイオリンと元春の声が実にピッタリ。すごい新鮮だった。
元春は最後挨拶して「どうもありがとう」とだけ言って去って行った。
攻撃的な選曲。コトバの力が確かに届く演奏。いいものを見た。
続いて井上鑑さん中心のバンドで洋楽カバーをセッション。「愛こそはすべて」がスゴク力強かった。 そして・・・嘉納昌吉が登場し「花」を熱唱。
この声あれば他はもう要らんだろうという位の熱唱。
演奏後、湯川さんや林さんと語り・・語りとまらないその熱さに感動。
最後ステージ上にオーケストラ、コーラス隊が並ぶ。生まれて初めて生で聴くクラシック。
「歓喜の歌」みたいにポピュラーな曲やってくれたので聴きやすかったけど実はちょいウトウト。

これで終演。・・・チャリティコンサートって行くのは初めてだけどスゴイよかった。
湯川さんが「ミュージシャンがチャリティに取り組む」ことへの悩みを本音で語っていたのが良かった。
ライブ後ちょっと変わった内装のレストランで友人と食事。楽しかった。

 

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