MOTOライブレポ11

2006.3.12「佐野元春バースデイ記念ライブ2006」横浜Britz

ファンクラブ主宰で元春のバースデイ記念ライブがあるというので申し込んで嫁と言ってきました。
当日の天気予報は「雨」と聞いてたので天気を心配しつつ、会場へ。開場を待つ大勢のファンが道に並んでる。
今回のライブ後にファンとの「Q&A」コーナーがあって予め用紙が配られて僕と嫁も質問を書き込む。
その他スタッフによるファンの写真撮影もあった。何人かの知り合いにお会いして挨拶。
入場するとライブビデオの放映、1階は椅子席、僕らは1段高い左隅で見ました。

開演直前にDJ中村貴子さんの案内のMCが流れ、「ふたりのバースデイ〜レイディオフィッシュテーマ」がBGMでかかる。
客席一緒に歌ったり手拍子したり・・そしてホボキンメンバーが現れる。
衣裳はツアーと同じで黒が基調。コロちゃんは白黒ストライプのTシャツをスーツの下に着込んでいる。
拓ちゃんはチェックのベストを、今日のTOMMYは黒いタイ、kyOnさんは黒づくめ、ピンタイで。
いきなりインスト開始・・・で「アンジェリーナ」。あれ?もしかしてツアーと全く同じリスト?

1.アンジェリーナ/2.僕は大人になった(wTTSisters)/3.Complication Shakedown/4. ハートビート/

元春登場、ツアー同様帽子かぶっているけど、上下が黒スーツに白いシャツ、お洒落〜!でギター弾きながらアンジェリーナを叫ぶ。
声の調子がとても良さそう。続いてTTシスターズが入場。ホボキンの演奏もビシビシ決まる。
「ハートビート」では元春とTTシスターズの「ハートぐっと」のポーズが楽しい。客席はツアー同様大盛り上がり。
で、ここで一旦ブレーク。元春のMCが始まる。

5.風は手のひらの上/6.ヤングフォーエバー/7.君を探している/8.ドライブ/

元春、ファンに感謝のコトバの後、メンバー紹介・・と思ったらTTシスターズが引っ込んでて慌てる。
「ホボキンも結成10年。今日は通常のライブと違ってメンバーにも話してもらいます」とのMCに湧く客席。
初ツアーの想い出話、フルーツレコーディングの話。「フルーツの曲演奏するかな?」と期待したら話は「バーン」に行っちゃった(^^;
「バーン」を初夏にレコーディングした際の想い出(ホントは7‐9月の真夏なんですけど(;^_^+))
ウッドストックでオーガニックフーズを食べたけどみんな物足りず夜は「肉」が中心だった事。
ここでいきなりTOMMYに話を振ってTOMMYが元板前(!!)で食事係りをよく担当していたという意外なエピソードを。
ということで「バーン」の曲、更には「フォークロック」ということで「君を探している」を演奏。

「君を探している」「ドライブ」ではKyOnさんが青ボディ・白ボディのギターをかき鳴らす。元春のアコギの響きがよく聴こえる。
元春の後ろでコロちゃん、KyOnさん向かい合って楽しそうにエレキ鳴らす。「ドライブ」では元春の「そう君だけなんだ」に客席大湧き。

9.観覧車の夜/10.悲しきレイディオ/11.約束の橋/12.サムデイ/13.ニューエイジ/アンコール〜彼女はデリケート/(W。TTシスターズ)

TTシスターズが参加して「観覧車の夜」。これも力の入った演奏。今日の演奏は程よく力が入って程よくリラックスしてる感じ。拓ちゃんのソロが炸裂!
その後、元春から「最近のラジオは面白くナイ」「ラジオから例えばヴァン・モリソンやデーヴ・マシューズバンドが流れる、そういうのはイカシてるよね!」
「また素敵なオンガクを紹介したい」「そういうキモチを歌った唄だ。一緒に歌おう!」元春の声にファンは精一杯の声で答え演奏が始まる。
何度も聴いた曲、変わらないアレンジ、変わらないファンとのコール&レスポンス。でも・・・飽きないんだナァ、これが!ワンパターンにはならないんだよね。
元春、スライディングで盛り上がる。この「素晴らしい○○の夜」は「横浜の夜」が来ると思ったらなんと「MOFAの夜」!ウーン、あなどれない元春。
BR> その後は「約束の橋」。KyOnさんのキーボードにのって「今までの君はマチガイじゃない」で始まる。
この歌詞に改めてジーン、このツアーで始めてこの歌詞に自分を重ね合わせることが出来た。
2番目の歌詞が・・・かなり怪しくて、隣で嫁がケタケタ笑っているのを見て思わず僕も笑う。元春のライブは涙と笑いが共存する。
「サムデイ」はこの曲が出来た時の想い出を熱く語る。この曲ができて、そしてみんなに愛されて本当に嬉しかったとのコメント。このコメントも何度も聞いた。
でも、元春が直接話すのを聞くとやっぱりウレシイ。昔は耳を傾けるだけだったこの歌も今はもうためらうことなく一緒に歌える。昔より素直になったのかな?オレ(^_^;
ニューエイジもみんなで歌って大盛り上がり。ここで一旦ライブ終了。メンバー、特にKyOnさんが妙な前傾姿勢で行進して脇に消える。
さぁ次はトークコーナー?でも、もうちょっと演奏聴きたいよなあ。

と・・・思ったら黒シャツの元春がメンバーと登場。メンバーは例のミョ−なシャツ(笑。
元春、帽子を外して頭をクシャクシャとする。元春のその仕草が可笑しかったのか嫁それを観てまた大笑い。
元春「もうトークイベントいきたい?それともまだもう1曲聴きたい?」の声に客席は「まだ聴きたい!」。
元春ニッコリ頷いてギターを抱え、「この曲もひさしぶりにやるけどリハでやったら巧くいったのでやります。」
KyOnさんのオルガンにのってゆったりめの「彼女はデリケート」が始まる。拓ちゃんが楽しそうにステップ踏んでる。
みんなで一緒に「デリデリケート!」を合唱。コロちゃんが前に出てきてギターソロをかき鳴らす。TOMMYのベースがズンズン響く。
最後、元春は高々とギターを掲げ終了。改めてホボキンを紹介してみんなで並んで挨拶。ここで休憩のお報せ。

トークコーナー〜司会中村貴子さん進行によるQ&A、バースデイケーキ消灯、ハッピーバースデイ合唱。

休憩後中村貴子さんが登場。昔関西にいた頃このヒトのDJ番組よく聴いてたけど生で見るのは初めて。
改めてメンバーを呼び入れて、メンバー一列に並んで座る。みんな私服でリラックスした様子。
メンバーそれぞれ自己紹介。kyOnさんの「キリンです!イェー!」のVサインには大笑いした。
以下、貴子さん進行でファンアンケートの質問に答えて。大体の大意を。

(Q1)佐野さんはジムに通っているとのことですが何の運動をしていますか?(A1)元春、コロちゃんとも泳ぎ。
(Q2)TTシスターズのホボキンへの印象&第一印象とギャップがあったヒト(←これ嫁の質問です!!)
(A2)最初の第一印象「優しそう」は変わらない。ただしシータカさんのヤンチャぶりには少しビックリ。内容はヒミツ。
(Q3(子供の質問)「なぜ佐野さんは帽子をずっと被っているんですか?」(A3)元春「大人になったら分るよ」場内爆笑。
(Q4)「kyOnさん・コロちゃんはサラサラヘアーを維持するためどんなシャンプーを使っているんですか?」
(A4)kyOnさん「ボディと頭洗う石鹸は同じ・・黒い奴?あれ何て云うんやろ?基本的には烏の行水です」
    コロちゃん「kyOnさんと同じ美容師さんなんです。だからその美容師さんの指定シャンプーです」
(Q5)それぞれのストレス解消法は?
(A5)TTシスターズ「スーパー温泉と山歩きというか高尾山へのハイキング」
    拓ちゃん「妖怪が好きです。後昆虫も好きです。最近昆虫の標本飼いました、成虫も幼虫もあって嬉しかった」
    kyOnさん「成虫・幼虫って言葉が並ぶなんて滅多に無いね。僕は何もしない。何かするとストレスが出てくるので」
    元春「パジャマをずらして寝ます」貴子さんやメンバー衝撃を受け「え〜!」と一瞬騒然となる(笑。
    コロちゃん「基本的に何もしないけどゲーム。ジャッキーチェンのはハマルよ」
(Q6)「元春の行動でビックリしたこと、今は慣れたこと、未だに慣れないこと」
(A6)拓ちゃん「しょっちゅう動いている。止まらない」元春「確かに動いているけど、しょっちゅう動いてるかなァ?」
    TOMMYさん「以前は二人とも愛煙家で佐野さんにライター貸したら帰って来ませんでした」元春「ゴメン」と申し訳無さそう
    シータカは、「一番初めて逢った時も今もともかく一生懸命。全力です」
    コロちゃん「勝手に造語が出てくる。コロちゃん、ここはエコーインで、とか。二ール・ヤンギッシュ風でとか?」みな大爆笑。
(Q7)TTシスターズへ誰が「友達・お父さん・恋人・旦那様」にしたい?
(A7)拓ちゃんは色々アドバイスしてくれているのでお父さん。KyOnさんは色んなこと知っているので「お父さん」。
    今後のツアーでのことも考えて皆さん「恋人・旦那様」にしたいです(笑。
(Q8)元春へホボキンメンバーが女の人としたら誰をお嫁さんにしたい?
(A8)これは元春困ったようですが、料理が上手ということでスタッフの大野さん。大野さん登場して挨拶。
    コロちゃんが席を譲っている様子がほほえましかった。
(Q9)毎回ライブではフルートを皆さん持っていますがどうして?後いつライブするのですか?
(A9)元春「これはボクも聴きたい!」シータカ「元々ボクがフルートを弾くのでみんなもやりたいってなって」
    TOMMY「レパートリー1曲しかないしライブは・・あ、でもホーボーキングセッションではやります。来てください」
    拓ちゃん「今もう1曲アレンジしてるんですが、アレンジが難しいってみんなに文句言われています。」
    って落着いたところに元春「ちょっと待ってくれ?それじゃ何故ボクのライブにみんながフルートを持ってくるか答になってない!」と抗議(笑
    kyOnさん落ち着き払って「いや金属が体にイイ効果をもたらすので」・・元春納得いかない様子。その様子にみんな大笑い。


最後はバースデイケーキが持ち込まれkyOnさんピアノ、シータカドラムで「ハッピーバースデイ」を皆で大合唱。
元春照れながらローソクを吹き消す。スタッフがプレゼントにサングラスを渡し元春つける。
元春困ったように苦笑しながら「何かやるんじゃないか?と想ってたんだけど」と少し涙ぐんでいる様にも見えた。
最後はファンクラブ会員に「ボクがこうやってやってこれたのもバンド、スタッフ、そして何よりも応援してくれる
ファンクラブの皆さんの御蔭だと想う。本当にありがとう。これからもイイ曲を書きます」客席は歓声と拍手。
拍手の中、元春&ホボキンは去っていき中村さんの挨拶で終了。楽しいバースデイイベントは幕を閉じました。
以下、まだまだ続く・・
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