タイトルイメージ     


●レース参戦報告●

・日付:    2007年8月15日 晴れ 気温:33度

・参加レース:
K4ーGP 富士1000km10時間耐久  
         8:20スタート⇒18:00ゴール(1000km到達)

主催    マッドハウス 
         http://www2s.biglobe.ne.jp/~madhouse/

・場所:    富士スピードウェイ(34番ピット)

出場クラス:  GP-W(燃料110L 851cc以上)
          ※過給器付は1.7倍計算
 
・チーム名: モータースポーツバリアフリー



・結果: No.24、No.25No.26 10時間1000km完走!!



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●ドライバー&メカニック

 ※車椅子ドライバー 合計15名 うち頚損7名・胸椎損8名


 
■No.24 バリアフリー&チャレ関VIVIO102
  
  
*ドライバー:
あべ松正雄(ドライバーリーダー)、岡田慶太、
         山田隆史、坂田光右、高橋幹哉

  *メカニック: 岩井照樹(No.24チーフメカニック兼リーダー)
         田口論史(サポートメカニック)

  *結果:クラスW 38位/49台 174LAP
       ベストラップ2”42’610(123LAP)





 
■No.25 バリアフリー2号アルトMT

  *ドライバー:佐藤和洋(リーダー)、岩井隆典、
         小山多壽雄、橋本友好

  *メカニック: 佐久間勝彦(No.25チーフメカニック)

  *結果:クラスW 30位/49台 187LAP
       ベストラップ2”33’025(135LAP)






 
No.26 バリアフリー1号アルトAT

  *ドライバー:中村宏一(リーダー)、佐野健一、澤木謙太郎、
         堀 正宏、金山光一、羽賀理之

  *メカニック: 佐久間勝彦(No.26チーフメカニック)  

  *結果:クラスW 42位/49台 161LAP
       ベストラップ2”49’775(153LAP)






 ■総合サポート:

   
* 
岩川靖治 S.Iレーシング代表 、 モータースポーツバリアフリー協会 理事          

    * 佐久間勝彦 フォーミュラーニッポン、GT選手権 他 メカニック

    * 岩井照樹 チャレンジャー関東 代表 、全日本ジムカーナメカニック
       

 
■サポート:

   * 田口論史・岩井 泉・岡田久美子・小山裕子・小山千里翔・小山千寿・佐藤夏子・中村久美子
     小山章樹雄 他多数

   * 中伊豆リハビリテーションセンター 梶原幸信氏、初田花奈子氏 他4名

   * (有) MIKA 塩入達郎氏、木村美幸氏 


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● ご協賛金  ※順不同
 
   * 有限会社 MIKA 代表 塩入達郎 様  ゼネラルマネージャー 木村美幸 様

   * 西島 実 様   

   * 佐藤喜代治 様

   * 伊東の丘クリニックの皆様

   * 中伊豆リハビリテーションセンター OT課の皆様



● ご協賛品  ※順不同

   * S.Iレーシング 様 (各種オイル、グリス、カッティングシート等 他多数)

   * 5ZIGENインターナショナル 株式会社 様 (ホイール1set、マフラー2set)

   * 有限会社 BANBI PLAN 山河総業 東海買取センター 代表 川口靖治 様 (冷凍庫2台)

   * 有限会社 T.M.WORKS 代表 轟 秀明 様 (プラグコード)

   * コミュニティーストアすずき 様 (清涼飲料水)


    * 久光製薬 様 (冷却剤他)

    
※ その他にも当日に差し入れをたくさん頂き、大変助かりました。
      本当にありがとうございました。





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≪今回のレースにおけるポイント≫

1.15名の車椅子ドライバーが体調を崩すことのないようにする
  
   特に頚損ドライバーの場合、
   障害のため発汗量が極端に少なく、
   すぐに体温が38度〜39度になり
   熱中症になってしまうため、
   下記のような対策をとった。


  @クールベストの着用
   事前に冷凍庫にて保冷剤を凍らせておき、
   ピットへ冷凍庫を持ち込んで対応した。

  A車両の冷房使用
   冷房の吹出口をダクトで首筋へあてることにより、
   頚損ドライバーが体調崩すことなく走行できるようにした。

  
  
2.脱水症状対策
 
   水分補給システムが問題なく機能し、脱水症状の心配はまったくなかった。



3.夢のマニュアル車両投入。チャレンジャー関東 チーム合流。過去最高の3台体制にて参戦。

   既存のバリアフリーアルトATに加え、今回より製作中のMT車両を投入しました。
   以前から交流のあったチャレンジャー関東の車椅子軽耐久チームのVIVIOが合流参戦となったため
   過去最高の3台体制での参戦となりました。

 ■No.24 バリアフリー&チャレ関VIVIO102

   筑波に拠点を持つチャレンジャー関東の協力により、
   今回スバルVIVIO参戦が実現しました。
   今まで筑波の2時間耐久までしか経験のないVIVIOに
   とって、今回の10時間耐久は未知数ではありましたが
   まったくトラブルもなく、無事に完走いたしました。

   ドライバー、メカニックの連携もすばらしく、
   即席のチームではありましたが
   とても良いチームワークで走りきりました。




  ■No.25 バリアフリー2号アルトMT

   車椅子障害者にとっては夢の一つである
   ”マニュアル車両でのレース参加”が今回実現いたしました。
   佐久間チーフメカニックが徹夜続きで作成した
   スペシャル手動装置です。

   
   前々日まで車両製作を続け、レース前日にシェイクダウン
   という強行スケジュールということもあり、トラブルが発生し、
   苦しい走行でありましたが、
   佐久間メカニックと4名のドライバーの協力により
   無事完走することが出来ました。

   トラブルはあったものの、
   マニュアル用手動装置の基本設計はとてもすばらしく、
   今まで、どの手動装置でもなしえなかった
   ”ブレーキングしながらシフトダウン”が可能となり、
   健常者の運転するマニュアル車両とまったく変わらない速さで走る事が可能となりました。 

   今後、熟成をはかってトラブルがなくなった場合、とてつもなくすばらしい車両になることは間違いありません。  

 No.26 バリアフリー1号アルトAT

   既に熟成の域に達しているアルトATは、頚椎損ドライバー
   も安心して乗れる仕様となっており、
   トラブルなく完走することが出来ました。

   富士スピードウェイは後半の上り勾配がきつく、
   エアコンONによるパワーロスが若干のストレス
   となっていましたが
   ドライバーのスキルが上がり、エアコンのON、OFFを
   使い分けられるようになってきたので
   次回ははステアリング付近でエアコンの操作を
   出来るようにする予定です。


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≪トラブル発生≫

1.MT車両のクラッチ用油圧ポンプが焼きつきを起こした。

   レース前日のシェイクダウン時にクラッチ用の油圧ポンプが
   焼きつきを起こし、使用不可能になってしまいました。
   やむを得ず、レース本番は手動でのクラッチ操作を
   余儀なくされることになりました。

   想定されていない運転方法となり、
   リタイアも予想されましたが、
   ドライバー、メカニック全員の完走への意思の強さから
   「何とかしよう」という決意でスタートに挑みました。


2.MT車両の3速、5速が使えなくなった。

   スタートしてまもなく5速に入らないことが判明。
   そしてシフトダウン時に3速に入りづらくなってしまう。
   セカンドドライバーへの交代時にチェックすると、
   シフトワイヤーがうまく噛み合っていないことが判明しました。

   何度かピットインをして調整するも直らないため、
   やむを得ず、まるまる1周を4速で走ることに決定した。
   皮肉なことに4速での走行は、とても燃費が良く、
   ガソリンの心配はなかった。






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≪総括≫

今回は過去最高の車両3台、車椅子ドライバー15名というパワーアップした形で参戦させていただきました。

新規加入したチャレンジャー関東のVIVIOは、過去2時間までしか耐久性が確認出来ておらず、
10時間の灼熱に耐えられるかが不安材料でしたが、VIVIO担当岩井チーフメカが製作した車両は過酷な10時間を走りきりました。

マニュアル車両は、佐久間チーフメカがその豊かな発想力と腕前で製作してくれたすばらしい車両で、
シフトノブが右ドアについているという、すごく画期的なマニュアル用手動装置となっています。
このシステムは車椅子ドライバーにとっては夢のシステムで、今まで不可能であった”ブレーキングしながらシフトダウン”が
可能となっています。今後の熟成がとても楽しみなシステムです。

各ドライバーは自分に課せられた仕事をキッチリこなした結果で”完走”出来たのだと思います。
特に頚損ドライバーは33度という暑さでも、自分の体調管理を自分自身で行ってくれたので
一人の体調不良者を出すことなく終了することが出来ました。

今回、ご協賛金やご協賛品を多数頂いております。
日頃からご支援いただきまして本当にありがとうございます。

ドライバー交代等手伝ってくださったメカ田口さん、小山(弟)さん、中伊豆リハビリテーションセンター 梶原さん他 皆様、
ドライバーの体調管理を手伝ってくださった
サポート隊の皆さん、当日ピットに来てくださりアイス等を差し入れてくださった皆様、本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

私たちはこれからも先に進もうと思います。
今後ともご支援のほどをよろしくお願いいたします。

                                                     モータースポーツバリアフリー協会 


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≪チーム員コメント≫

●堀 正宏●


何よりも主催者様、理事、メカニックの方々、中伊豆リハセンターOT科をはじめスタッフの皆様、応援、協力していただいた方々ありがとうございました。本当にお疲れ様でした。
今回は2度目の参加ということと、飛行機を乗らなかった分、元気でした。

1パート目は自分のミスで体温調整に失敗し、
苦しい思いをしましたが、チーム全員の配慮に助けられ、
2パート目も無事に走りきることが出来ました。
ご迷惑をおかけしてすみません!

車の耐久性はセパン24Hで証明されているので、安心して走ることが出来ましたし、今回は知っているコースだったのでとても楽しめました。
そして3台とも完走を達成することが出来、すばらしい結果だと思います。
最高のメカニックとスタッフに恵まれてると感じました。感謝です。



●澤木謙太郎●

今回は初めて3台体制での参戦で、まずは3台揃って完走できたことがとても嬉しかったです。
頚損部隊はアルトATでの参加でしたが、回を重ねるごとに運転しやすい車に仕上げていただいて感激しました。

セパンでは夜間の走行だったので、去年の8月に参加できなかった自分にとっては、炎天下での走行はほぼ初めてということもあり、暑さ・体調と心配な部分もありましたが、
周りの方々のサポートのおかげもあり、無事乗り切ることができました。

また、今回はチームごとに作戦を練ったり準備を進めたりしたことも良い経験だったと思います。
チームの皆さん、サポートしてくれた方々、本当にありがとうございました。



●坂田光右●

約一年半ぶりに参加させていただき緊張しました。
相変わらずバックミラーからは目が離せない運転でバシバシ抜かれてしまいましたが(メンバーの方すみません)無事完走できました。

また、参加させてください。
K4GP主催者様・スタッフ様・バリアフリーメンバー様
いろいろお世話になりました。
ありがとうございました。







●小山たつお●

富士1000qお疲れ様でした。
今回は、MSB2号MTのドライブ、凄く楽しかったです。
久し振りのMTは当たり前のコメントですが、ダイレクト感がやっぱりたまりませんね。

2号車は1号車よりパワフルでノンスリのおかげでコーナリングのトラクションもかかり、進入・立ち上がりとスロットルに敏感反応してくれるので、タイトなコーナーでもおもいっきり踏んで行けて、とても楽しかったです。

しかし耐久にはつきものであるトラブルにより、僕がドライブする時には1・3・5速が使えず、コースでは4速のみでの走行となってしまいましたが、かつて、セナや最近ではシューマッハが同じように、ミッショントラブルを抱えながらレースを完走、それも上位での完走したのを思い出し、ドライブしました。

勿論、ギアチェンジもドライブの楽しみでもありましたが、
次回の楽しみに取っておきたいと思います。
最後に、チームの皆と応援して頂いた方々、本当に有難うございました。




●岡田慶太●

チームの皆様、ご家族、応援に来ていただいた方々ありがとうございました。
1000km10時間、3台無事完走という結果に感激しています。
今回はVIVIOを2度ドライブさせていただきましたが4輪独立懸架のサスペンション、コーナーでおもしろいすばらしい仕上がりのマシンでした。上りもグイグイ行きました。

また暑さは赤道直下のセパンの時よりキツク感じられました。車載のドリンクが助かりました。

富士は3度目になりますが秋にF1が開催されることを考えると違った思いでドライブできました。
次回もできれば参加させていただきたいので今後ともよろしくお願いいたします。



●中村宏一●

富士1,000km3台完走。やりました!!
当日の猛暑にも負けず(とにかく暑かった)見事3台完走を果たすことが出来たのは、メカニック及び多数のサポートの皆様の協力があったからだと心より感謝しております。有難う御座いました。

特にアルトATの頸損チームは、1人も脱落者が出ず完走を果たした事は、今後の生活において自信に繋がると確信しています。

今回アルトATのリーダーをさせて頂きましたが
最後に燃費計算と給油でミスを犯してしまい皆様にご迷惑を掛けてしまいました事をお詫びしたいと思います。





●岩井照樹●

3台完走はとても良い結果でしたね。(ヴィヴィオ壊れなくて良かった・・・)
トータル燃費は9キロ超えてました・・・(次はもっとちゃんと作戦練れますね)

燃費走行に徹し、無事スタートドライバーを果たしたエースではないロースあべ松。
42秒の予想外なベストラップをたたき出した岡田さん。
燃費が良すぎた為に2時間ぶっ続けで走ってくれた坂田さん。
最後のガソリン給油も無事にしてくれた高橋さん。
ラストのプッシュ&3台ゴールをやってくれた山田さん。

即席チームでしたが、上手く役割をこなしてくれたので良いチームになりました。
またの機会があれば、よろしくお願いします。



●金山光一●

主催者の皆様、メカニックの皆様、サポートの皆様、ドライバーの皆様、車、10時間もの暑い中、本当にお疲れ様でした、そして有難うございます。

今回、初参戦ということもあり緊張感でいっぱいでした。
そして緊張のあまりにエアコンが入っていない状態で20分走ってしまいました。自分に出来ることとして、確実に次のドライバーにつなぐこと、燃費のこと、車を壊さないこと
コンスタントにラップタイムを出すことを意識して走りました。

燃費、ラップタイムはうまく出来たかわからないけど、3台とも10時間という過酷なレースを無事完走したことは
本当にうれしかったし、感動しました。

このレースに出て自分自身が少し成長したような気がします。貴重な体験が出来たことに感謝します。
今の現状に慢心せず、日々切磋琢磨したいと思います。
本当に有難うございました。モータースポーツバリアフリー最高!!最高です!!



●羽賀理之●

岩川さん、佐久間さん、岩井さん、ありがとうございました。また、サポートしていただいた方々、ありがとうございました。

自分にとっては、今回のK4GPが初めてのレースで、天気にも恵まれ最高の一日となりました。

まず、自分の出番が近づいてきて、準備をしている時は、心臓バクバクというのは無かったですが、少なからず緊張しているのがわかりました。あんな多くの車の中でうまく走れるだろうか、という不安と、サーキットを自分で走るってどんな感じなんだろう、という気持ちでした。

しばらくして、いよいよ自分の出番がやってきました。アルトATに乗り込んで思っていたことは、「ピットロードは60km/h以下」、「制限速度110km/h(アルトATは110制限でした)」、ただそれだけでした。シートベルトを締めてもらって、佐久間さんの案内で発進。そして思いました。『やばい、ピットロードうまく出られるかな?』、左のドアミラーを必死こいて見てました。あれって少し斜めに出て行くので、なかなかコース中の車が写らなくて少し怖かったです。

何とかコースに出て、1コーナーを曲がってとりあえずルームミラーをチェック。後ろに車がいたら早く抜いていってくださいという感じでした。最初の3周はコースも良く分からないし、自分がどう走ればいいのかもわからなかったので、110km/h制限ではありましたが、100km/h出ていいとこという感じで、多少燃費に貢献したのではないかと思っております。

そのうち旗が振られるポストが見られるまで余裕が出てきて(それまで全く気づきませんでしたが、抜かれるだけだったのでイエロー追い越しは無しです)、後ろに車がいない時はコース幅を少し広く使ってみたりしました。110km/h制限が丁度良かったのか、外に膨らむことも無く他の車がコーナリング中に抜いていくのも危なげなくいっていたと思います。

電話連絡で、戻ってきてということで、ピットロードに入りました。ピットロードを走っている時に、『おお、これはF1で後ろの赤いランプをピコピコさせているシーンかぁ』なんて思い、なんか嬉しかったです。

2回目は、多少余裕がありました。ピットロードを出るときも、目視をして余裕で出られました。走行中も、1回目は後ろに車がいると、コーナーのだいぶ手前から減速して、抜いてくれるのを待っていたのですが、2回目は、自分と同じぐらいのスピードで走っている車がいる事を発見して、ミラーで車速を判断してただ抜いてくれるのを待つだけではなく、自分のペースで走れました。

また、アルトMTやビビオも発見することができ、抜かれ際に手を上げて挨拶をしてくれて、自分も手を上げて合図したかったのですが手がハンドルに固定されていてできなかったので、ヘルメで会釈をしました。あれは何か楽しいし、嬉しかったです。ただ、アルトMTには3・4回抜かれたので、結構ペースが違うんだなぁと思いしらされました。

ピットに戻る前に給油を頼まれたので給油の道に入りました。途中岩川さんが乗り込んで、それに気を取られて危うく20km/hをオーバーするところでした。もしかしたらオーバーしてたかもしれません。でも罰金5,000円は取られずに安心しました。

レースも最終ラップになり、3台並んで無事に完走した時は感動でした。ゴールの瞬間って何か良さそうな気がしたので、今度は自分でフィニッシュラインを超えてみたいと思いました。

そして家に帰るまでがK4GPなので、安全運転で帰っていると、突然の睡魔に襲われ、海老名で2時間寝て帰りました。

皆様、大変お疲れさまでした。また是非参加したいと思っています。よろしくお願いいたします。

あと、ガンガン飛ばしていたフォードGT35?が、オプション6月号に出てました。1500CCの150PH、最高速度200km/hオーバーって書いてありました。すごい・・・



●あべ松正雄●

スタッフならびに応援に来られた皆様お疲れさまでした。
  前回のセパンから半年早かったですね。あっという間で、相変わらずドタバタしたけど楽しかったです。

  チーム体制も前回のアルトAT1台から3台体制でアルトAT・アルトMT・チーム102チャレ関VIVIOです。
今回チーム102チャレ関VIVIOは、富士1000q耐久では初参戦です。

チーム102のレギュラードライバーは自分だけでした。
兄貴(岩井兄さん)・小山氏はアルトMTで参戦でしたので、VIVIOの事は一番わかってるだろうとリーダーの岩井照樹さん)から、ドライバーリーダーとスタートドライバーって任命されたんですけど、リーダーらしい事なんか何もやってなかったような気がします。同じチームになった皆さんごめんなさい。次、機会があればマシになるように努力します。

  いつもの筑波の軽耐久(2h〜3h)と違い長丁場で燃料使用量が決められているので、最後まで車がもつのか燃料がもつのか不安だったですけど、燃料は余ったようだし。無事完走できたので、良かったです。



●橋本友好●

今回は初のMT参戦ということで、どんな車両になるか寸前まで分からず操作方法の妄想トレーニングを繰り返し、前日の練習走行及び本戦に望みました。

ところが、練習走行前にシェイクダウン時にありがちな故障が出てしまったため、イレギュラーな方法で練習走行し、練習走行後に緊急の修理を行いましたが、本戦も当初の予定とは別の操作方法で運転することになりました。

その上、時間が進むにつれ入らないギアが出てきて、
最終ドライバーの自分が運転する時は4速のみで走るという苦しい闘いでした。

しかーし、完走出来たしマシン自体はパワフルでいい感触だったので、改良が進み万全な状態で運転できればもっと上を狙えると思うので、今後が楽しみ!

また、今回はドライバーチェンジの回数を減らし上位を狙うために
各ドライバーが1回のみ2〜3時間運転するという作戦をとったため、最初は暑さに耐えられるか心配でした。
ところが、MTドライバーの中で暑さに一番弱い自分の順番は涼しくなる時間帯ということで4人の中で一番最後だったので、暑さよりも自分が走行するまでの待ち時間が長いのがメチャメチャしんどかったです。

てなわけで次回は冬なので、スタートドライバーをやりたいと思ったのは言うまでもありません。
最後となりましたが、様々な形でご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。




●山田隆史●

まずは、3台の完走を心から喜びたいと思います。
また協力いただいた、メカ及びサポート部隊の方々に感謝いたします。

今回は、VIVIOにて参戦させていただきましが、この車はとても戦闘力が高い車で、またアルト1号車と変わることの無いような、良い足回りだったので、とても気持ちよく走ることができました。

最初に心配されていた、燃費に関しても予想をはるかに上回る数字が出たため、K4GP参戦5回目?にして、初めての全開アタックを許可いただき、とてもうれしかったですねー。

次回はアルトMTに・・・・・でもあの速さは反則ですね。

最後にドライバーも、暑い中誰一人脱落者が出ることなく、完走出来たことも非常に良かったと思います。




●佐藤和洋●

今回からチャレンジャー関東さんの軽耐久マシンVIVIOが合流参戦し、かねてから構想にあったマニュアル車両が投入されたために一気に3台での参戦となりました。

アルトATはとても信頼性のある車両となっていて、頚椎損傷ドライバーも安心して乗れる仕様となっています。
VIVIOは2時間耐久までしか経験がないものの、岩井メカが製作した車両はさすがの信頼性を見せ、何のトラブルもなく完走しました。
佐久間メカが身も心もギリギリで(笑)完成させたアルトMTはシェイクダウンにありがちな初期トラブルに見舞われながらも、その基本設計に間違いはなく、システムとしては最高の出来だと思いました。このまま熟成が進めば、ハンディなくタイムが出せる最高の車両になるはずです。今後が本当に楽しみです。

今回は車両ごとにチームとリーダーを決め、各チームで作戦を立てました。
自分たちで作戦を立てることによって、耐久レースの醍醐味をより味わえますもんね。

ものすごい暑さでしたけど、体調を崩した者が一人も出なかったのはすごいことです。
ドライバーとメカニックとサポート隊が力をあわせて完走することが出来ました。
たくさんの方々が応援に来てくださり、ご支援を頂きました。
皆様、本当にありがとうございました。



●佐野健一●

3台それぞれのメカニック方々、スタッフの皆様お世話になりました。(中伊豆リハのスタッフには頚損組がいろいろ細かいことを助かりました)協賛を頂いた方々、応援に来てくれた皆様、ありがとうございます。
無事、3台完走できたのも皆様のおかげです。

アルトATでの走行は4回目、富士2回、セパン1回と信頼感もあるし、乗り方も分かってきた。後半の上りはエアコンでの走行は本当にアルトがかわいそうになり、ストレートから前半の下りだけをオンにしていたわる余裕も・・・。
冷凍庫は助かりました。首に巻く保冷マフラーで体の冷却もばっちりで、2回目の走行では半分の20分間エアコンなしでの走行もチャレンジすることが出来ました。


6人×2回のドライバーチェンジ、燃費を考えての走行だった事を考えると良い結果だと思う。
燃費は結果的には余裕があったとのことなので次回につなげてもっと上を目指したいところ。

中村リーダーお疲れ様でした。初めての経験で気を使ったことと思います。

佐久間メカニックも言っていましたが、「少しづつガタが・・・」不安なところは整備していただいて、
更に進化をしてもらいたい。(来年の夏はステアリングにコンプレッサースイッチが付いてるかなぁ〜)

あと、今回初めて家族が見に来ました。(今まで走行会なども興味が無く来たこと無かったので・・・)

楽しい夏のイベントが終わってしまいました。アルト1号が可愛くてしかたありません。
2月も是非乗りたいです。




●岩井隆典●

まずは皆さまお疲れ様でした。

今回は僕も初めてのMT車ということでかなり緊張してましたが
これも経験と開き直って参加させていただきました。
 
結果トラブルもあり4速だけの走行になったり
初めての連続2時間半連続走行になったりと色々ありましたが
耐久レースらしく貴重な経験ができたと思います。
 
MTマシンもダイレクト感がまたAT車と違う魅力であり
LSD付車両もずいぶん久しぶりで4速だけでも結構楽しめたので
今後がすごく楽しみです。
(一日でも早くシステムを使いこなせるように頑張ります!)
 
それから初の3台体制でしたがそれぞれのチーム員がレース運びをそれぞれ考えて
走れたことは今回の一番の収穫だと思うしさらなるステップアップを感じました。
各車とってもいいチームだったと思います。
次もテーマを持って毎回ステップアップできるようにしていけたらいいですね。
(僕も遅れを取らないようにがんばらなくちゃ)
そういう意味でも今回のえび隊長のチーム割りバッチリだったんじゃないでしょうか。
 
何よりコース上で同じバリアフリーの車に遭遇するのは楽しかった♪
いっしょに戦ってる感がなんとも言えないよね。
 
最後にサポートしていただいたメカニック・ドライバー・西伊豆の皆さま・ご家族・
その他サポートしていただいた全ての皆さまに感謝です。
本当にどうもありがとうございました。
 
次のコスプレ対決も楽しみです(笑)



●高橋幹哉●

今年F1が開催される場所で『日本一暑い真夏の祭典』が繰り広げられました。。
あの日、日本各地で、記録的猛暑となったようですが、 体感温度は、セパンのときより暑い気がボクにはしましたが、みなさんはどうでしたか。

MSBチーム3台体制で望んだレース。結果はどうあれ、“祝”3台完走です。
#24 VIVIO 組、#25 アルト2号組、#26 アルト1号組、各チームリーダーならびにメカニック、スタッフのみなさん、そして総隊長の佐藤さん本当にお疲れさまでした&ありがとうございました。
そして3台のマシンが良い状態で、致命的なトラブルも無く走れたのもメカニックのみなさんのおかげです。
とても感謝しています。

ボクはVIVIO組での参戦で、均整の取れたとても良いメンバーだったように感じます。
(岩井リーダー、あべ松さん、岡田さん、坂田さん、山田さん、いろいろありがとうございました。そして次は“勝ち”にいきましょう)
最初から「燃費が悪い」と云われていたので、気にして押さえ気味にドライブしていたところ、「もっと開けていいよ」の連絡で押さえつつもいい感じでドライブさせていただきました。

これは自分事なんですが、なんか「私生活のストレス」「仕事上のストレス」「セパンでの不完全燃焼」が、あの時は少し吹っ切れた気がします。次回2月もガンバリましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



●MSB事件簿

K4-GPのスタートは”変則ルマン形式”となっており、
スタート担当が仮装をしてコースを横切り、車両にステッカーを貼ってスタートします。

実は今回のレース前から、主催者より「スタート時に仮装をちゃんとやらなかったチームはペナルティ」というお達しが出ていたので、チームとしてもしょーがなく、しょぉぉぉぉーがなく、A氏・B氏・C氏に仮装をしていただきました。
ただ、白鳥さんだけは好きでやっているようです。

中にはレース業界で有名な方に似ている方もいらっしゃいますが、他人の空似ですので詮索はしないでください。

※以下、若干・・・ビミョーに・・・たくさん見苦しい点がございますが、ご容赦ください。