タイトルイメージ     



●レース参戦報告●

・日付:   2007年2月10・11日 晴れ 気温:36度

・参加レース:
K4ーGP マレーシアセパン24時間耐久  
         10日14:00スタート⇒11日14:00ゴール

主催    マッドハウス 
         http://www2s.biglobe.ne.jp/~madhouse/

・場所:   セパンインターナショナルサーキット
        (5番ピット)


出場クラス:   GP-2(燃料240L 851cc以上)
           ※過給器付は1.7倍計算
 
・チーム名: モータースポーツバリアフリー

・車両:   バリアフリー1号アルトAT

・ドライバー:佐藤和洋・山田隆史・岡田慶太・中村宏一
       小山多壽雄・橋本友好・佐野健一・澤木謙太郎
       堀 正宏・高橋幹哉・岩井隆典・あべ松正雄  
       (車椅子ドライバー 計12名 うち頚損5名・脊損7名)

・メカニック:佐久間勝彦・岩井照樹・岩川靖治          
       (メカニック 計3名)

・サポートメンバー:岩井 泉・岡田久美子・加納 彰・小山裕子・
       小山千里翔・小山千寿・佐藤夏子・中村久美子
       初田花奈子・山田美穂子              
        (サポートメンバー 計10名)


・結果:     GP-2クラス 7位 329LAP 完走


●ご協賛、寄贈●

   * 西島 実 様   

   * 佐藤喜代治 様


   * 三橋 様
  
   * 内田 様

   * 相磯 様

   * 佐々木 様

   * 古屋 様

   * 石田晃一 様

   * 大川晴央 様

   * 貫洞祥子 様

   * 清水恵子 様

   * 森田君江 様

   * 星 和彦 様

   * 天野美知代 様

   * 太田英美 様

   * 白井輝子 様

   * 山崎貴子 様


***********************************************************************************************


≪今回のレースにおけるポイント≫

1.12名の車椅子ドライバーが体調を崩すことのないようにする
  
特に頚損ドライバーの場合、障害のため発汗量が極端に少なく、すぐに体温が38度〜39度になって熱中症になってしまうため、
前回の8月の富士でのテストを踏まえ、下記のような対策をとった。


@クールベストの使用
  現地で冷凍庫を借り、保冷剤を凍らせた。

A車両の冷房使用
  冷房の吹出口をダクトで首筋へあてることにより、
  頚損ドライバーが体調崩すことなく走行できるようにした。

Bドライバー走行順を調整し、夜間と早朝の涼しい時間帯を
  頚損ドライバーに担当してもらうこととした。

C主催者の配慮により、ピットを広くさせていただき、待機用の冷房室で暑い日中を過ごすことができた。
  またホテルとの巡回バスの利用により、次の出番までホテルに戻ることができた。

以上により
一人の体調不良者も出すことなく、24時間走りきることができた。


2.脱水症状対策
 
8月にテストした水分補給システムが問題なく機能し、
脱水症状の心配はまったくなかった。



3.燃費計算

独自に燃費計算表を作成し、ピットに設置したPCにて「燃費」と
「燃料残」を正確に計算して、ドライバーへペース配分を指示し、
ガス欠になることなく完走することができた。



4.車両の耐久性の確認

気温36度、路面温度60度という過酷な状況の中ではありましたが、メカニックの確実な車両作成により、水温80度、油温90度、ATF温度100度でエアコンの効きも非常に良いという
すばらしい状態で24時間走りきることができ、車両の耐久性を確認することができた。

パーコレーションという予期せぬトラブルが確認できたことも収穫となり、
次回へのステップアップとして良いデータを取ることができた。


5.コース攻略の共有

先頭ドライバーがコース攻略を報告することにより
注意点等を共有することができた。



***********************************************************************************************

≪予期せぬトラブル≫

@ガソリンの沸騰によるパーコレーションが発生!!

初日16:00 34LAP目

ドライバー3人目へ交代し、初めての給油が終わってからしばらくして、
エンジンが急にフケなくなった。
ピットインして確認したところ、給油した燃料の沸騰によるパーコレーションが発生していることが判明。

※パーコレーションとは
ガソリンは約50度で沸騰して気体になってしまうので、フューエルホース内に気泡が発生し、燃料が通りにくくなってしまう現象。

次ドライバーが冷房を効かせて走行するも改善せず、つらい走行となる。

原因は給油するドラム缶が日差しと気温により、既に40度を超えていることが判明。
路面温度は既に60度となっており、異常な温度となっていた。

急遽、他チームより台車を借り、大きい工具箱へ水をためて給油用の20L携行缶を入れて
ガソリンを冷やすことにした。

この対応により今後パーコレーションは出なくなった。
富士の時はガソリンスタンドからの給油だったので予期せぬトラブルとなった。



Aラジエーターホースが破けた

2日目AM10:23 272LAP目

タイヤ交換によるピットインだったのだが、一瞬の油断により、ジャッキがはずれ、ラジエーターホースを破ってしまった。

しかし、その後の修復作業が非常に手際よく早かった。
ものの数分で他チームよりラジエーターホースを借りてきて作業開始。
所要時間40分。メカニックの活躍により完全修復しました。

 




***********************************************************************************************

≪夜間の走行≫

今回、初めての夜間の走行となり、視界が極端に悪くなることが想  定されたため、
車両のライトの「HID化」と前方斜めを照らす「コーナーライト」の設置をし  た。


20:00前にライトONになりました。
若干の見えにくさで全体的にタイムが落ちますが、
問題はありませんでした。
























     


***********************************************************************************************

≪総括≫

今回、1年前から待ち望んでいたことが実現しました。

12名もの車椅子障害者が海外のコースで24時間もの長丁場を走りきったことはおそらく初めてでしょう。  
チーム員全員が完走に向けて全力を尽くしました。

ドライバーは各自が自分のやるべきことを認識し、それぞれの役目を果たしました。
メカニックは信頼性の高いマシンを作り、現地での作業に最善を尽くしました。
サポートメンバーはドライバーが体調を壊すことなく走ることに全力を尽くしてくれました。
主催者であるマッドハウスさんは私達にとてもご配慮いただきました。
他チームの方は私達が困ったときに助けていただきました。
企業の方々はあらゆる面でサポートいただきました。

皆の協力で成し遂げた結果です。

この結果は、皆の今後の生活にも自信につながりますし
障害を持つ方全員に勇気を与えるものだと思います。

私達は今後も仲間を増やし、新しいことにチャレンジしていくつもりです。
今後ともよろしくお願いいたします。


       

       

       


*************************************************************************************


≪ドライバーコメント≫


今回始めて参加させていただきました。
本当に不安でいっぱいで出発まで長く感じていましたが、終わってしまったらあっという間でした。まずは挑戦する気持ちがないと、経験できないものです。
本当に参加してよかったです。
出発するまで協力いただいた方、出発から協力いただいた方、スタッフの皆様、理事、代表、主催者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
体調不良や怪我する人もなく、無事に完走できてよかったです。
そしてドライバーの皆さん、ありがとう!車もご苦労様でした。
24時間という長い時間を乗り切れたことは、今後の生活においても自信につながると思います。
この最高に幸せな機会を与えてくださった皆様、ありがとうございました。

                                     【堀 正宏】


まずは24時間という長時間を無事完走できたこと、本当に良かったと思います。
チーム全員で勝ち得た結果だと思います。
自分にとっては赤道直下での24時間耐久という、日常とはかけ離れた時間をすごし、大変な面もありましたが、やはりセパンを走れた楽しさとみんなでやりきった充実感でいっぱいです。
前回の夏の富士を経験していなかったので、暑さに関して不安な面もありましたが、走る順番なども配慮していただき乗り切ることができました。
いろいろな面でサポートしていただいた皆様、スタッフ、メカニックの方々、ドライバー全員に感謝しております。


                                   【澤木謙太郎


チームの皆、24Hお疲れ様でした。
セパンでもまたチーム全員の力で完走できたと思います。
耐久というのは、予定通りに進まないところが難しく、面白いと今回凄く実感しました。

水温・油温は万全の装備でいきましたが、パーコレーションが起きたり、
燃費が読みづらかったり(僕が崩しているのかな)意外なことではないですが、灼熱の24H面白いことが色々と起きますね〜。

でも万全のメカニック体制のおかげで、全てのトラブルに対応!!
殆ど寝ずの対応、本当に有難うございました。

初めてのセパンのコース、アルトでは読みにくいコーナーはあまりなかったけど低速のコーナーが難しかった。特に10コーナー??最初のヘアピンでした。
下りの進入から上りの立ち上がり、進入でうまくスピードが殺せないと、
立ち上がりもアンダー強く出てしまい、最悪立ち上がりの上りで失速してしまい(してしまった!!)ロスしてしまう、とても難しいコーナーでした(だから面白い)
他のコーナーはアルトでは中高速でとても気持ちよく走れました。

セパンでは、他のチームもさすが燃費を考慮して抑えて走っていたのか、
富士より多くバトルが出来ました。
今回も特別なセットはしていないとの事でしたが、とっても楽しく(何時もだけど)走ることが出来ました。

24H、サーキットに居ましたが、他のチームも含め色々なドラマがあり
とても素晴らしい時間を過ごせました。

関係者の方々、同行の家族の方とチームの皆、本当にお疲れ様、有難うございました。

                                     小山多壽雄


「K4GP 24時間耐久 INセパン」祝!完走

お疲れ様でした。メカニック、スタッフ(バスでかついでくれた他のチームの方含め)、いろいろサポートありがとうございました。
 
ダイナミックなコースレイアウト、世界でもトップクラスの美しく綺麗なサーキットで走れ、完走できた事の感動に浸っています。(当日は健康管理と、緊張と疲れで感動する余裕が無かったような・・・)
 
・心配していた、高温による体調不良は(頸損5人とも)体温上昇対策により問題なく過ごせた。
・夏の富士(どの時間帯に走っても暑い)よりも負担が無かったように思えた。
・保冷剤装着とダクトによる首元へクーラーの効果。
・チューブによる水分補給。
・夕方と朝方という走行時間に設定。
走行前後は、冷房完備部屋で待機。 
・股下の5点目のベルト追加のおかげでブレーキング時の体のポジションが安定した。 
・夕暮れの走行担当で途中からライトを点けて走行していたが「ハイビームにしろ」という意味の「ライト」のピットボードサインを「ラスト」と勘違いしピットインしてしまった。(走行終了だとしても「IN」だろー) 
・暗くてタイマーが見えなくて不安になったが、10分前5分前に光で知らせてくれて(最後は連続発光)びっくり 
・コースアウトした車に目が入ってしまい、自分もコースアウトしてしまった。
 
「24時間セパン」皆良くやった。 車も大きな故障無く、人間も体調不良無く、よく頑張ったと思います。
1年3ヶ月前に理事佐藤さんとお会いした時には夢のように思えた話だったことを思い出しました。
2月富士、8月富士、3回の経験に感謝しています。関係者皆様のおかげです。

                                       【佐野健一】

途中から参加することに決まった僕らはここ半年ぐらいの準備でしたが、
皆さんは何年も前からずっと準備を続けられてきたこと本当に頭が下がります。
そんな僕でもかつてないほどの感動味わせてもらったのに
きっとそれ以上にいろんなことがフラッシュバックしたのではないでしょうか。

実は僕らチーム102も筑波での参戦時からいずれはセパンにという目標がありました。
残念ながら自分たちでの参戦は無理そうだねって話になっていたのですが、
こういった形で参戦できてとても感謝しています。
そして今回合流させていただいて輪も広がり、むしろ自分達だけで参戦するよりも全然良かったです。
みなさん本当にありがとうございました。またこのチーム・メンバーで参加したいです。
ご家族・応援くださった皆様もお疲れさまでした。また再会できるのを楽しみにしています。
みんなカッコ良かったよ!
しかしこんな経験しちゃったらあと何やったら感動できるのかなー(笑)

                                      【岩井隆典】

チームの皆様ありがとうございました。24時間無事完走という結果に感激しています。
自分は15:00の灼熱の時間帯と23:00の夜間の2度ドライブさせていただきましたが
赤道直下の暑さや夜間サーキット走行の体験など貴重な経験をさせてもらいました。
サーキットもF1が開催されるだけあって非常にすばらしかったです。(ヘアピンが難しかった)
ドライバーの方たちともいろいろお話できて楽しかったです。(またお会いしたいです)
ジムカーナや走行会、カートも夏の富士までできるだけやりたいと思います。(とりあえず練習を)
次のセパンもできれば参加したいので今後ともよろしくお願いいたします。(打ち上げは?)


                                    【岡田慶太】

24時間皆さんお疲れ様でした。
そして完走おめでとう。
今回、海外のセパンサーキットで24時間走る事が出来本当に感激しています。
各ドライバーが事故やトラブルなく完走出来たことは、皆が強い意識を持ってゴールに向かった結果だと思います。
また、メカニックの方々やスタッフ、家族の皆様本当に有難うございました。
自分としてもセパンのコース、景色、マレーシアの空気、全てが楽しい思い出として脳裏に焼きついています。
しかし、今回のセパンでは、やり残したことや後悔が沢山ありました。
必ず次回(開催望む)のセパンも参加しリベンジしたいと思います。
 
                                      【中村宏一】】


今回のセパンでは、のっけからいろいろとご迷惑をお掛けしてしまい、すみませんでした。
かなり自己反省してます。

炎天下の現場は日常的で慣れているはずのボクでも、
かなりやられましたからみなさんも辛かったとおもいます(@_@;)。
やはり、同じような気温環境でも。海辺の暑さと、アスファルトの暑さでは全く違いますね。
暑さ対策のいい勉強になりました。次回の教訓にしましょう。

さて、ボクにとっては、久しぶり(19年ぶり)のレースで、
心地良い緊張感でした。何はともあれ『・祝 完走』ですね。
いくつかのトラブルはあったものの、レースですから予期せぬ出来事はつきもの。
クラッシュ等(ラジエターホース事件はありましたが)走行不能につながるトラブルが無くて良かったです。
ドライバーみんな、昼夜とも走れて良い経験になったとおもいます。
このみんなで勝ちとった完走にボクも居るんだとおもうと、
次のレースも頑張らねばとおもいますね。
夏の耐久も日程わかりましたので絶対に空けますので、参戦します。

昼のボクの番、前者に続きまたも燃料のトラブル!、セパンのストレート40kmしか出ない、コーナーリングで燃料の傾きで、これまたフケないのは逆にシビレました。
でも日影をえらんで走るしかないってことでしたよ。
以前お話したように、右目の視力が弱く、ほとんど左目だけで見ているので、夜間の走行はペースが上がらずみなさんにご迷惑お掛けしたとおもいます。
大幅なペースダウンにはなららいように気おつけてましたが、やはりかなりペースは遅かったですね。
申し訳ありませんでした。

スタッフ(カゲで支えてこられた方含み)メカニック、ドライバー、みなさん大変お疲れさまでした。
今年の、一戦を終えて、モータースポーツバリアフリー協会も更なる進化をとげたとおもいます。

日本でも打ち上げやりましょう。


                                       【たかはしみきや】


前人未到の24Hエコラン完走、皆さんお疲れ様でした。

今思えば、2年前にこの話を聞いたとき「本当に行くの?」と言う思いでした。それからと言う物、マッドハウススタッフの方々の多大なご協力により、実現出来たと思います。

また参加ドライバーも話があった当時は「3人?」(うっそーん)っだったかと・・・それからと言う物、今回参加してくれたメンバーが快く参加を決めてくれたおかげで、あっという間に12人になり、1人辺りの負担が大部軽減できたのかと思います。

また本番も大きな怪我も無く、体調不良者も出ずに済んだ事は良かった事の一つですね。

コースについては、申し分無し!! F1が開催されているサーキットを走れたのですから、これは一生自慢できる話でしょー(笑)

予想外だったのが、仮眠をしたつもりが何故か7時間近く仮死状態だったのが
ちょいと悔やまれます。(メカの皆さんすまんせん)

協会としての動きはこれに留まる事は無いと思いますので、これから先も今回
のメンバーやこれから来るであろう方と一緒に走っていきたいですね。


                                      【山田隆史】


今回、車椅子ドライバーだけで24時間走りきることが出来ました。
メカニックが確実に仕事をこなし、サポート隊がフォローし
12名のドライバーが自分の仕事をやってのけたからです。

中でも一番うれしかったのは、頚椎損傷ドライバーが体調を崩すことなく走ることが出来たことです。
各自が周りに流されることなく、自分の体調を管理してくれた。

それだけで1年以上準備してきたことが報われた気がして感無量です。
汗をかけないため、すぐに熱中症になってしまう彼らにとってはマレーシアという暑い国に行くこと自体が不安だったはずです。

その不安をクリアにするために真夏の富士で長い間車両テストを行い、
車を熟成させてきました。

この快挙は他の頚椎損傷の方に希望を与えるものだと思います。

僕達はすごく意味のあることが出来た。
今後も止まらずに進んで行こうと思いました。

最後にスポンサー様をはじめ、メカニックやサポート隊の皆様、主催者様
助けてくれたり声をかけてくれた他のチームの皆様他、
本当にありがとうございました。

私達はまだまだやりますので応援よろしくお願いいたします。


                              【佐藤和洋】


 参加者・スタッフ・応援に来られた家族の皆様お疲れ様でした。
参加できる機会を与えて頂いた。協会に感謝します。
 2005年の夏に兄さん(岩井兄)や小山さん達から軽耐久やってみないかと誘ってもらい、始めました。
今回のセパンの話は聞いてはいましたが、こんなに早くセパンを走れる機会が訪れるとは思ってなかったので、
参加表明するのに二の足を踏みましたよ。
でも、色んなトラブルがあって、24時間のチェッカーが振られた時のあの感動は何度あってもいいですね。


                              【あべ松正雄】


K−4GPには前回に引き続き2回目の参加でしたが、場所も競技時間も全く違う
セパンで24時間という話を初めに聞いたときは「本当にやるのか?」と半信半疑だったけど、
開催日が近づくにつれて、だんだん実感が沸いてきて、ついにはレース当日、そしてスタート!
今回のレースには自分の中で2つの課題を持って挑みました。
一つ目は、前回の反省点でもある「考えて走る」こと、
二つ目は、長丁場での「体調管理」です。
まず、走りに関しては、様々な条件の違いから前回との単純な比較は出来ないけれど、
富士の時よりは燃費やコース取り等落ち着いて考えた走りが出来たかな?って感じでした。
二つ目の体調管理に関しては、サーキットではアスファルトの照り返しもあるため気温が高く、
障害の関係で汗をかくことが出来ない自分にとっては、大きな課題でしたが、
エアコンの効く部屋を1つチーム占用で使わせてもらえたことや、
走行する時間帯を真夜中と朝にしてもらえたことなどで、思っていたより熱発せずに済みました。
また、さすがに24時間もあると幾つかのアクシデントが発生しましたが、
メカニック班のふんばり等により、24時間完走できました!
今回の反省としては、メカニック班が24時間ほとんど寝ずの作業で
負担が大きかったため、タイム計測など自分たちで出来る作業は
きっちり割り振っていく必要があると感じました。
最後になりましたが、協賛並びに応援して下さった方々ありがとうございました。

                                【橋本友好】

   
●ドライバー交代        ●KL空港到着                      
   
●セパンの石を・・・なんか悔しいのか?         ●毎晩「ロイロイ」でタイガービール
   
●マレー虎        ●マレー大トカゲ(偽)     ●マレーケム吉          ●マレーカタツムリ(殻だけで10cm!!)
   
●マレーアリ            ●マレーオオトカゲ(正)   ●アンパンなのにアンコが少なっ





*********************************************************************************************

2007年1月17日(水) セパンへ向けてのレース車両積み込み

富士スピードウェイ西ゲート近くにて
マレーシアセパンサーキットへ向けてのレース車両のコンテナ積込がありました。
全60台の積込を2日間に分け、この日はコンテナ5台でレース車両30台を今日中に収めます。


ずっと晴天続きであったにもかかわらず、この日だけ”雨”&”激寒”・・・・なんということでしょう。
聞くところによると、この雨は関西から参加の”AB松さんの呪い”とのこと。
「それじゃあしょーがない」とウチのチームだけ納得となりました。



平日ということもあり、チーム内でも参加できる者だけの参加となりました。
車椅子のドライバーは実作業はできないものの、
お願いするからにはせめて立ち会わないといけないだろうとの思いでの参加です。

≪当日参加メンバー≫
・佐久間さん
・岩井弟さん
・白鳥さん(お手伝いありがとうございました)
・佐野健一
・小山多寿雄
・高橋幹哉
・山田隆史
・佐藤和洋


朝8時に各チームが集合し、まずコンテナ内の棚を組み立てます。
これだけで相当な作業で、最終的には全部組み立てるのに14:00ぐらいまでかかっていました。

な・なんと?!このコンテナに上下6台詰め込みます。
車両はすべてレーザー計測にてミリ単位で車高を計測します。

      
雨の中、みんなずぶ濡れになって、          フォークの達人が数名いらっしゃいました。
焚き火をたきながらの作業ですが           実はこの場面、コンテナの入口が数センチ下がっており
皆さんミリ単位の作業をしているにもかかわらず  普通に真っ直ぐには入らない状態です。
やたらテンション高かったです。            少し下げた状態から、斜め上に上げながら入れているところ。
                                車は揺れるのに上はミリ単位。神業です。

  
 
夕方になってバリアフリー1号の出番となりました。
乗せるまではとても順調でしたが、内部でビミョーにマフラーが引っかかったらしく、
数人で車を持ち上げたのだそうです。

作業してくださった、さくまさん、岩井弟さん、白鳥さん、他、平日にもかかわらず作業に集まった方々、
雨の中本当にお疲れ様でした。
みんながセパンを楽しみにしている気持ちが伝わってきました。
僕たちもがんばろうと思います。


ただ、雨のためコンテナにたくさんの湿気が入ってしまいました。
このまま数週間、密閉状態で赤道直下をお船で旅をするのです。
その間コンテナ内はどうなってしまうんでしょう(汗)
現地でコンテナを開けるのがとても怖い・・・

図鑑でも見たことのないキノコとか生えてたらどうしよう。
車の中がなんかフワフワになってたらどうしよう。
とかいらぬ心配をしつつ、もしキノコが生えていたらどこ産になるのかな?
とか思ってしまうのでありました。