おまけ・日本の拳銃っぽいのシリーズ |
これはまずライトな改造、浜田一式拳銃である。
ベースはマルシンのモナカモデルのブローニングM1910。
元々、浜田式自体が開戦により拳銃輸入が困難となり支障を来たした旧軍将校の需要を満たす為にブローニングを模倣して製造されたものだ。
といっても単なるパクリだけではなく、オリジナルには無いコッキングインジケーターの追加など独自の工夫も見られていたところはさすが日本人である。
という訳で、こちらも実銃同様にブローニングM1910を使っている。
変えた所はずばりグリップのみ。
ウルサ方の人民の為に付け加えておくと、より本物に近づける為には勿論刻印を変えなきゃいけないし(左側面に「浜田式なんちゃらかんちゃら」)、ま
たトリガーガード前、ちょうどスライドが丸っぽいのから平坦に切り替わる当たりの造型も手を入れないといけない。あ、安全装置も「火」と「安」だね。
私はリューターなんか持ってないしスライドの造型を弄るには資料も不足しているのでその辺は一切手をつけていないけど、遠めに見たら明らかにブローニングではないアジアっぽさが出ていないだろうか。
まあ旧軍将校はブローニングそのままでも全然問題はないのだが、浜田式によって「日米開戦後に急遽動員された将校」っぽいテイストが醸し出せるんじゃないだろうか。
さて、続いては定番の十四年式もどきを。
マルシンMAXIスタームルガーMk1ベースの南部である。
どっかのショップで出していた、スタームルガーにマルイ南部のパーツを切り張りしたカスタムを見た事があるが、えらい高い値段が付いていた様な記憶がある。
金に糸目をつけない一部マニアしか入手できない様な物を強いるなんてのは私の趣味ではないので、もっと簡単かつ安価にそれっぽいのを・・・と考えグリップ及びフロントサイト周りを加工した。
グリップはさほど難しい物ではないのだが、マズル周辺は削り出ししたので大変だった。楽さからいったら切った貼ったの方が全然早いと思う。ただしどうしても接着パーツは強度的に弱いので、この点から敢えて削り出しの道を選んだのである。
元々のルガーがステップドバレル(というのかな?)でフロントサイト回りが一段太くなっており、これが為にルガーP08やワルサーP38っぽくて全然南部とは違うシルエットになってしまっているので、段差の部分を削り落としまたフロントサイトも南部っぽく整形した。
マガジン回りを弄っていないのは、予備マガジンを購入した時に困らない様にする為である。
あくまでもゲーム仕様・実戦向きの改造でなければ意味がなく、その為にはマガジンの様な消耗品は数を揃える必要があるからだ。
まあ南部式自動拳銃の極初期型はこんな形をしていたし。
そういう意味では十四年式ではなく南部式(パパナンブね)にしようかとも当初考えていた。
ただ、あっちにするとグリップのチェッカリングが大変なのだ。それにグリップ前後のラインもあっちはストレートじゃないからまた雰囲気が違ってきちゃうしね。
というそんなこんなで今回は十四年式の方をベースにしてみた。
(ただ、もし本気で外装替えてカスタムするならパパ南部にすると思う。十四年式は既に2社からモデルアップされてるので)
そうそう、あと手を加えるとしたらかの悪名高い「操作に両手を要する安全装置」のレバーをダミーで付けても良いかな。
まあ南部十四年式のコピーである「北支19式」はちょうどコレと同じ辺り、フレーム左側面のグリップ後ろに付いている。さすがにコピーでも「ここにあっちゃあダメだろう」と思ったのか。
ちょうどこのセーフティの話もあり、私は気分的にこの南部っぽカスタムを北支19式と呼んでいる。
ラスト2枚はオリジナルとの比較。
といってもスタームルガーは元銃が無いのでマルイ南部を並べてみた。オリジナル南部と比べちゃうとさすがに「あそこが違う、ここが違う」とアラが目立ってしまうなあ。
ましてこの南部は木グリが付いているので雰囲気という点ではマルイノーマル状態より格段に良いので。
まあこう並べるから気になるけど、ゲームで持っていると大抵の人はMAXI南部?と見間違ってくれる程、雰囲気は出ている。
少なくとも日本の兵隊さんがSOCOMとかDEを使っちゃうよりはよっぽど良いでしょう。
ブローニングと浜田式の方はどうでしょう?亜細亜の自働拳銃とヨーロッパのオートピストル、位の差があるのでは・・・
実はどちらも1点物だが、値段が折り合えばお売りしても良いと思っています。
「ルガー南部っぽ」の方はマルシンの規制対策済なのでメーカに送って改造する必要なくそのままゲーム投入出来ます。
「ブローニング浜田」の方はベースがSSB(スーパーソニックバレル・マルシンのHOPシステム)の無いモデルを使っているので、飛距離を求める方は別途SSB仕様のを購入してこのガワを移植すると良いかも。
エアーガンデータ
各銃のデータについては、各々ベースとなったモデルを参照の事