知香のサバゲダイアリー
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戦国春秋編・冬のB私的な粛清 ー味方撃ちー
(引き続き、都内某中華料理屋)
佐藤人:そういえば、先ほど話に出ていた味方撃ちについても説明してあげては・・・
林当家:おお、そうだな。
紅中兵:我が輩や同志金子が人員整理で行うアレかな?
金子:それは粛清でしょう。
というか、そもそもそんな事してませんから我々。知香ちゃんが誤解しますよ。
知香:知ってますよ、私。
金子:えっ、何を!(ドキ)
知香:主席がネタで言ってるだけでしょう。
有名なのはスターリンの大粛清ですよね。確か実数は反革命罪で裁かれた者だけでも134万4923人が即決裁判で有罪に処され、半数強の68万1692人が死刑判決を受け、63万4820人が強制収容所や刑務所へ送られたとか・・・
しかもそれが冬戦争の初戦で苦戦に繋がっているという。
金子:きっ君は、いつの間にそんな知識を・・・
カタヤン:後世おそるべし。
カケル:えっ江青がどうしたって?
金子:それに比べて君達は・・・(と、顔を覆う)
林当家:はいはーい。話戻すよ。
味方撃ち、最近はフレンドリーファイアと呼ぶ様になってきたね。
でも決してフレンドリーな発砲ではなく、非常に不愉快かつ痛ーい内容だ。
平たく言えば、味方に敵と誤認されて撃たれる事。
これがどうよろしくないかと言えば、
・自分達でつぶし合う為、折角の友軍人数が減ってしまう
・味方からの発砲なので、往々にして敵よりも近くからとなり、そのぶん痛い。
・往々にして下手な輩が上手い人を撃って消してしまう。この点からも自軍にとって極めて不利
という事になるからだ。
じゃあ、何故起きるのか。
悪意のないものから言っていくと、例えばインドア戦で乱戦になり、角とか部屋の内外で出会い頭に撃っちゃう奴。
ギリースーツ着用者が意図的にマーカーをギリーで隠れる様に付ける。
とにかく、自分の前で動く者を見たら即発砲する奴。
とかだな。
カタヤン:なんとかならないんですかぁ?
林当家:まず、自分がやらかさない為の注意としては、
・味方の配置を把握・確認する
・マーカーを確認するまでは、見つけた相手に対し発砲しない
これは、例えば復活戦など何かしらの理由で遅れて前線に到着する時には特に注意する事だ。
知香:じゃあ、自分が撃たれない様にするには?
林当家:うーん、難しいんだよねー。
金子:とはいえ、私達は常に最前線に出ている事が多いので、この回避策はかなり重要です。
私の経験から気づく事を挙げるとすると・・・
・後ろから誰か来たな、と思ったらマーカーを見せてアピールする
・だいたい同じゲーマーが繰り返しやらかすので、やってる輩を見かけたらなるべくそいつの近くには行かない。
進行ルートとか変えられるなら避けて進む。
特に、そいつの前には絶対に出ない様にする。
といったところでしょうか。
とにかく、ほんとにうっかりのケース以外はオーバーキル同様にスキルの低いゲーマーがそれも繰り返しやっちゃうのが常なので、そういう輩は味方と思って油断せず、なるべく近づかない事です。
カケル:あ、そうそう最近の有料フィールドでは味方撃ちは撃たれた方だけでなく撃った張本人も死亡、或いは撃った方だけ死亡とするルールを設けるところもありますよ!
こういうところでは、撃たれたらマーカーをしっかりアピールしてやらかした輩の反省とゲームアウトを促してやってはどうでしょう。
林当家:おう、そうだね。そりゃ大事だ。
周りの他のゲーマーの為にも、そういう輩はとっととゲームから外れてもらわないと。
紅中兵:そうなのだ!粛清は我が輩と同志金子だけの特権なのだ!
金子:はいはい、わかりましたから飲みましょう。紹興酒お代わりですか?
知香:いいコンビですね(クスッ)
(宴、未だ終わらず)