「どうしちゃったのよ、オマエら。早くも痴話喧嘩!?」 「ム・・馬鹿げた事を言うな」 「痴話喧嘩じゃないって!」 久々に、三人で呑もうという話になり。遅れるつもりはなかったけれど、色々な(御剣に言わせるとただの言い訳)理由で待ち合わせの時間を大幅に過ぎて現れた矢張は、挨拶も謝罪もすっ飛ばして叫んだ。 四人掛けのテーブルで何故か対角線上に離れて座っていた御剣と成歩堂は、お互い視線を合わせないまま矢張に応対した。