ゴドナル

除夜の鐘も聞こえない




 1年目は、とにかく緊張しまくった。
 告白するのも少々決まり悪いが、『恋人』と年越しするのは初めての体験。テンパっている所を良いように操られ、翻弄され、我に返ったら3箇日は御節を食べたのを除き、寝正月だった。(ベッドにいただけで、殆ど寝ていなかったけれど)
 2年目は、ひたすら甘かったような覚えがある。
 ゴドーが恋人である事に慣れ。成歩堂十八番の逆転劇で、またどん底に堕とされるのではないかという恐れが薄れ。ゴドーからの想いを、素直に受け入れられるようになった。