危険!!ミッドソールの劣化!!


01年8月の出来事。
上高地から奥又白池へ向かう登山道で、H嬢の後ろを歩くY氏が、靴がおかしいのに気づく。
よく見ると、靴底が剥がれてきているではないか!
最近はやりのミッドソールの劣化っていうヤツじゃないか!!
とりあえず、テーピングテープで固定し、様子を見る。

しばらく歩くも、この有様。
これじゃあアプローチも無理か??
即刻下山すべきか・・・。

テーピングテープでは補強にならず、
すぐに切れてしまうので、テープが
いくらあっても足らない。

途方に暮れる我々の横を通り過ぎた登山者が、どうしたの、と声をかけて下さる。
事情を話すと、その方がどうぞ、と太いゴムバンドを沢山下さった。
ゴムなら滑り止めにもなるし、耐久性もある。
感謝感激でご厚意に甘えた。

H嬢は2日間、このスタイルで通した。

はっきりいってかなり格好悪い。

しかしゴムバンドのお陰で奇跡的に靴はこれ以上の崩壊を免れたのだ。

山行を終え、2日目の夕方上高地のバスターミナルに着いたその瞬間、役目を終えたようにゴムバンドが切れた。

この場をお借りして、ゴムバンドを頂戴した方に厚くお礼を申し上げたい。

ちなみに、H嬢の靴はシリオ社の軽登山靴。前日に靴紐を通しており、その時は何も問題はなかったとのこと。
靴は購入してから5年以上は経っていた。見た目では判断しにくいので、ある程度年数の経った靴は思い切って
交換する必要があるようだ。


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