日 程 | 2005年11月4日〜5日 |
地 域 | 広島県 三倉岳 クラッククライミング |
メンバー | 梁瀬・河野(記録) |
11月4日(金) ●ダブルクラック 10d 今回の目標はダブルクラック。これが登りたくてここまで来た。 GWの時は全く歯がたたず、テンションの嵐。這々の体で終了点までいったものの、かなり落ち込んだ。 今日は11月というのに半袖でもいけそうな陽気。アップなしの一回目のトライで、予想以上のでき。 もうすぐガバってところで、汗でテーピングが剥がれ、バランスを崩してフォール。 二回目のトライ。先ほどよりも下部で苦労。ダブルクラックに入る前、下からリラックス〜!の声。 そや、ルートは緩急つけて登らな。レストポイントで十分息を整え、核心へ。よし、とれた! 最上のできやった。後はゆっくり終了点へ。 しばらくは終了点のテラスでぼーっとしながら嬉しさを噛み締めた。あれから半年の成果なのかな。 何よりも、登った後楽しかったと言える。前回は何でこんな辛い目しながら登らなアカンねんっていうマイナス思考しかなかったから。 朝寝したため、お互い2本登っただけで日が暮れ下山。 駐車場にもどると、今日の嬉しい気持が完璧に消え去る事態が。車が中も外もカメムシだらけになっているではないか!払っても払っても、隙間という隙間に入り込み、ラチあかず。とにかく外灯のある街まででて、捕獲作戦開始。窓が少し開いていたために、車内のシュラフにまでカメムシがほっこりしている始末で、全ての荷物を点検しながら外に出し、また窓枠のパッキンやドアの隙間にびしっと隠れている奴を割り箸でほりだす。箸も入らないような隙間にも入っているものだから手に負えない。そういうのはテーピングを使ってくっつけて取り出す。 カメムシは一度ペットボトルに収容し、まとめて遠くに放しに行く。もうそのペットボトルのすごいこと…。思い出すだけで悪寒が走るわ。 2時間くらい格闘しただろうか。三倉にはまた大群がやってくるかもしれないので恐ろしくて戻る気がしない。このまま大阪へ帰ろうか…。 思いとどまり、道路脇の駐車場で車中泊とする。しかし、車のドアをバタンと開閉するたびに、どこからともなくポトンとカメムシが落ちてくる。もーーー。たまらん! 11月5日(土) はたまた朝寝をしてしまった。昨日と同じ羽目になるのは嫌なので、少しでもましそうな所に駐車。でもカメムシって飛べるんだからあんまり関係ないような…。とりあえず青白ハングのエリアに行く。 ●パンプきん 10d 下から見ると、こんなん登れるんか、というような細いクラックが続いている。前回、TRで触っており、どんな感じかは分かっているので、思い切って リードしてみた。核心ムーブはフェース的。ギアがきまる場所が限られるのでちょっと、いや、かなりコワイ。とてもじゃないが、1発ではRPできない。 ヤナッチのやりたいルートは違うエリアになるので、パンプきんはまた今度の目標にすることにして、移動。 ●ダイヤモンドクラック 11b ☆☆☆ ヤナッチが昨日触ったルート。相当悪いらしい。下部にハング越えがあり、しばらくしたら見えなくなるので、どんな状況かもよく分からない。 ぼろくそ言っていたヤナッチだが、2回目のトライで執念のRP。 その後、TRで触らしてもらった。クラックのイレブンってこんなんっすか…。ほとんどクライミングになっていない状態。かぶっているので、かなりパワーも必要。クラックは、まだまだ奥が深いのであった。 今日も2本触っただけで日が暮れた。早起きしないとあきません。 おそるおそる駐車場にもどったが、なぜか今日は昨日よりもカメムシ量がずっと少なかった。どれほど安堵したことやら。 明日の天気は雨模様のため、そのまま帰阪。といっても途中のSAで撃沈し、さらにまた朝寝を貪ったのであった。 6日の昼頃、帰宅。駐車場でドアをバタンと閉めたら…またカメムシがポトン…ぎゃーーーー! |