日  程 2004年7月24日〜25日
地  域 長野県 湯川 フリークライミング
メンバー 戸叶・梁瀬・河野(記録)

7/24-25、戸叶さん(とかちゃん)とヤナッチとで長野県南佐久・湯川の岩場までクラッキングに行って参りました。
湯川はいいクラックルートがこじんまりとまとまっており、駐車場からのアプローチも5分くらいで、クラックを集中的に練習するにはいい場所だと思います。(小川山だと、クラックのある岩場がそれぞれ離れていますので…。)

◎暑さ
関西の岩場に比べれば、夏の暑さは遙かにましです。午前中なら日はあたりませんし、午後からでも登れました。蚊はいませんが、夕方になるとぶよが出てきます。

◎キャンプ場
近場にいいところはありませんでした。温泉で一緒になった方が、重機のある先、未舗装の林道近くの脇道を下ったところにいい場所があると教えて下さいましたが、夜だとわかりにくいとこのことで、うろうろしましたが結局発見できませんでした。仕方なく林道の脇に幕営。須玉ICの近くまで行くと、立派な駅の道があって、屋根も椅子・テーブルもあって快適キャンプができるとも別の方からお聞きしましたが、
岩場からはかなり離れてしまいます。どなたかいい情報ご存知でしたらご教示下さいな。

◎ルートの感想

●コークスクリュー 5.9
100岩場では、「まず登って欲しいルート」ある。とかちゃんとやなっちは、まず、ってことでさっさとリードで登ってしまった。こ、こ、これより易しいルートはないのおおぉ?(悲痛な叫けび) 
TRで一度登った後にリードトライし、RP。女性にはフィストよりちょっと広めで登りにくい。リードに慣れたいので、2回登る。後半のがたがたがはじまる辺りがいやらしく感じた。ついついフェイス的な登りをしてしまい、こんなんじゃアカンと思いつつもなかなかジャムができない。

●サイコキネシス 5.10c
綺麗なシンクラックが真っ直ぐ続く、かなり格好いいルート。終了点がコークスクリューと同じなので、TRでトライしてみた。が、どうやったら体があがるのかすら分からない。クラックって何でこんなにムズイんでしょう…。

●バンパイア 5.10c
ハンドジャムの練習に丁度いい、長くて最後はハングを越えるこれまためっちゃ格好いいルート。100岩場では「スケールといい見栄えといい日本を代表するクラックの1本といえよう」と記載があるが、まさにその通り。
下部はハンドよりちょっと狭く、ジャムする所を選ばないと全然きまらない。まだリードする余裕はなく、「ハンドジャムが効く」状態の感覚をつかむため、TRで4回登った。次回はリードで挑戦したい。
とかちゃんはTRでノーテン。ヤナッチは以前触ったことがあるそうで、今回一発でRP。ただ、残置にもクリップをした(結局クリップしたあと取ってたけど)ので、「微妙」ですっきりしないからと、翌日さくっと再RP。

●デゲンダー 5.8
右岩壁にある湯川では一番易しいルート。がたがたとしたクラックで、私のハンドがよくきくサイズ。せっかくなので、お二人に先に登って頂いてからOSトライ。恐いを連発しながらも何とかOSできた。こんなに頑張っても5.8か…。5.8…。……。
終了点の残置ビナが一つだったので、とかちゃんがもう一つ提供して下さった。曰く「学生時代から使っていたもの」だそう。それって何十年前?!

●テレパシー 5.10d
ヤナッチが今回の目標ルートにしていたのだが、日曜日にとりつこうと観察中、別パーティーの方が6月に上部に蜂の巣があったと教えて下さった。ハチ?まじ?と双眼鏡でよくよくルートを見ると、上部のクラックからハチがぶんぶん出入りしているではないか。教えて頂いて本当によかった。もしあのままトライしていたら、果たしてどんな事態になったことやら。

土曜日は雷が鳴っていたましたが、日曜日は雷に加え午後からは雲行きが随分怪しくなり、バンパイアのTRを回収し終わったところでいきなり大雨。うわ、やばかった!びしょ濡れになって駐車場まで戻り、温泉に入って帰途につきました。(温泉「灯明の湯」は岩場から国道に出るまでにあります)

土日とも我々の他は2人組がいらっしゃっただけでした。別のパーティーながらどちらもヨセミテのビッグウォールに行かれる方たちでした。小川山に比べたら空いているので、エイドの練習がしやすいんだと思います。私自身、クラックを登る度に「何でヨセミテ行くなんて言ってもーたんやろー」と凹んでいますので、エイドながらかなり苦労して登っていらっしゃる方を見て、ちょっと安心してしまいました。…初心者でも行っていいのかなって。
登るのはちっとも上達しませんが、テーピングだけは上手になりました…。

あと1.5ヶ月、クラック修行は続きます…。
くそー!がんばるべー!!

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