日 程 | 2004年8月10日〜12日 |
地 域 | 北アルプス 双六川 金木戸川 打込谷遡行 |
メンバー | 藤田(誠)・高橋・藤田(由/記録) |
☆9日夜11時30分出発 出発ぎりぎりまで天気が大丈夫かウダウダと心配し続けやっとこさ出発にこぎつけた。 私はギリギリまで仕事だったため、ゆっくり寝かせてもらっていたが、フジッコが眠気でダウンしたので運転交代。ところが・・・「眼鏡忘れた!」 普段は眼鏡かけないけれど、運転の時だけ眼鏡をかけるのだ。特に夜なんて全然見えてない。(計画的! との非難を浴びるが忘れたものはしょうがないのさ〜♪)という訳で、車デポ地まで熟睡のワタクシ。 打込谷 第一日目 ☆10日 5時30分 林道終点到着 ぎゃー!!!以前はもっと奥まで車を乗り入れられたのに、随分と手前で通行止めのゲートが・・・(悲) まぁ 気を取り直して車を新穂高温泉までフジッコが持っていく事に。車にゲンチャを積んできたので、車置いてからここまではゲンチャで帰ってくる。それまでタープ張って爆睡タイム。 ☆7時15分 出発! 前はここまで車で入れたよなぁ〜 とか言いながらダラダラ歩いていると、工事用の車が何台も追い越していく・・・はぁ〜 乗せてくれ〜〜〜 ここでまたしても忘れ物があったことが判明!・・・「ハム・ソーセージを忘れた・・・」林道歩きがさらに辛いものになった(涙) ☆11時30分 やっとこさ小倉谷出会に到着。 ここから打込谷に行く道(?)があるはずなのだが・・・すっごく道が悪いので沢に下りる事に。 ☆12時45分 金木戸川本流 遡行開始! やっと沢に入れる!しか〜し、沢に下りたほうが大変だった!水量ゴウゴウ、大岩がゴロゴロしていて、超えるのにむっちゃ時間がかかる。ので、沢からあがって道に戻る。ところどころに腐った丸太の橋やロープがあり、それを頼りに道を進む。が、再び打込谷出合間近で道が消滅。 ☆15時30分 打込谷出合 本流と比べたら水量がはるかに少ない。沢に入って元気が出てきたが、楽しんでる余裕はない。すぐにタープ設営場所を探し始める。 ☆16時30分 タープ設営 さっそく薪ひろい。だが今日のメインであるはずだったハムなどのたんぱく質がない〜(涙) チーズリゾットで晩御飯。白玉団子のデザート♪ 重いかと悩んだが持って来てよかった〜(喜) しかし今日はよ〜歩いたなぁ〜アプローチがこんなに長いとは思わなかった。明日もできるだけ先に進んでおきたいのでとっとと寝ることに。 就寝。しかしそれは悲劇が待っていた。 打込谷 第二日目 ☆11日 6時 起床 寒い! さむい! サムイ!!!とにかく寒くて寝ていられない。なんど起きたことか。雪山の方がまだ眠れるよ〜。限界! って訳で5時くらいから起き出して焚き火で暖まっていた。お茶漬けで朝食。 ☆7時出発 いつもの沢だと起き出す時間に出発。気合が入ってるね〜それもそうだ、今日でできるだけ沢の終了近くまで行っておきたいのだから。 しかし朝の沢の水は冷たい!絶対入りたくないのだか、入らなくては進めない。。。ウギャー と喚き、気合を入れて進む。 キレイな釜を持った滝に行き当たる。そんなに高さもなく、右手にハーケンが打ってあるのが見えたため「登ろ〜!」ということになり取り付く。しか〜し、甘かった。。。滝を登りきったはいいけれど、次どないするん???また滝があって、つるつるなんですけど〜。で、結局滝を降りて右岸を巻く事にする。 ここでアクシデント発生! 大岩をトラバース中に足を滑らせて落下。 ←誰かは言わなくても分かりますね〜 はい。ワタクシです。。。幸いリュックから落ちたので怪我はなかった。足が滑った時に木の枝を掴んだのだが、新しい手袋をしていて、サイズが少し大きく、しっかり握れなかったのだ。当然フジッコが怒る、怒る!で「おしりを打って痛いよ〜」と嘆くのと共に「靴が悪いねん、新しいの買って〜 手袋もあかんわ、新しいの買って〜」でごまかす。 *渓流シューズのソールをフジッコが張り替えてくれた〜♪次は手袋よろしく〜〜〜 歩き続けで疲れたので「大休止をくれ〜」と申請。許可されたので大岩に寝転がっていたら、巨大な鳥に襲われた!と思ったら夢だった〜。寝ているチュータと私を起こすためにフジッコが笛をピーピー吹いていたのだった。もうちょっと起こし方があるだろう! ☆16時 タープ設営 薪を拾いに行くが、もうヘロヘロで動き回る元気がない。でも朝の寒さを考えたら薪は必要なので、最後の力で薪探し。そこでオコジョに出会う! ただのねずみ??? カメラ持ってなかったから撮れなかったのと、もう一回カメラ持ってそこまで移動する元気がなかった。こっちを警戒することなくチョコマカと動き回って可愛かった♪ 雲の流れが速く、山頂付近ではガスもかかってる。今晩は雨が降るかな。と思ったがきれいな星空!明日も天気もってくれよ〜 と願いながら就寝。 昨日全然眠れなかったので、雨具を着込んで・・・としていたらフジッコが「こっちのシュラフの方が暖かいから交換してあげよう」との申出。「イヤ、いい!」と言ってるのに無理やり交換させられる。結果・・・いや〜 熟睡しましたわ〜暖かかった♪ おほほ〜 フジッコはやさしいねぇ〜 でも残る二人は・・・ 打込谷 第三日目 ☆12日 4時30分 起床 朝(4時)フジッコが寒くてたまらず起き出す。凍死寸前だったらしい・・・。 チュータもその気配で起き出し、二人して焚き火で暖を取る。 その時私は皆が起き出したのは知っていたが、眠いので(暖かい事だし)かまわず寝ていた。 ☆6時30分出発 今日もいい天気になりそうだ。しかし沢の水は冷たいね〜。 小滝を上りきった時にまたまた悲劇が・・・チュータがATCを落とした〜。小滝を取りに降りて、半分もぐるような感じでATCを回収。うひょ〜 冷たそう〜 後は特に問題なくキレイな景色を堪能しながら進む。ナメ滝が続いてキレイだった〜 二俣に行き当たる。右股を取って傘ケ岳山荘を目指す。 ☆ 8時 沢の水はチョロチョロになってガレ場が目立つようになってきた。ついに沢終了!あぁ〜 キレイな沢だったなぁ〜 で、後は・・・!?!?!?なんじゃこりゃ〜〜〜 むっちゃ不安定なガレ場が続く・・・気を抜くと落石が起こるので、三人横に並んで歩く事にする。 ガレ場を抜けると恐怖の藪漕ぎがはじまった。自分の背丈よりも高い藪!自分がどこにいるのか分からないくらい。。。やっとこさ藪を抜けると、またガレ場が続く。「もうえぇわ。。。 歩くの飽きた!」と喚きながら這い上がること4時間。やっと尾根に出た。尾根に出るとすぐ右手に小屋が見える。 ☆12時30分 山荘着 やっと到着。小屋でチュータはビール、私たちはジュースで乾杯!槍がはっきり見えてすごく景色がよかった〜 この後ピークを踏む予定だったのだが、この「後40分の登り」が・・・で、このまま下山する事にした。 下山する時には槍に雲がかかって見えなくなってしまっていた。到着と同時に景色を堪能できてよかった〜 ☆13時 下山開始 後はひたすら下山。下山途中で雷鳥一家に出会う。高山植物もいっぱい咲いていて写真を撮ったりとても楽しく下山・・・してたのは最初だけ。。。疲れた〜〜〜 ここでまたトラブル発生。チュータが膝の痛みを訴える。ゆっくりゆっくり下山することにする。 ☆19時 林道着 はぁ〜 暗くなる寸前で林道にはついたがこれからまだ車まで歩かなければ。 温泉街に着くがお風呂に入る時間なし。。。が、途中で足湯を発見!真っ暗な中、ヘッデンつけて足湯ってちょっと怪しい???このままずっと浸かっていたいが、あと少し、頑張って歩き出す。 ☆8時20分 車着 ヘロヘロでした。 |