日  程 2004年5月1日〜3日
地  域 長野県 小川山 フリークライミング
メンバー 藤田(誠)・藤田(由)

GWの小川山はすいていて登り放題だと、ヤナッチが言っていたのですが、とんでもない!1日(土)はまだしも、2日(日)は駐車場に止められない車で溢れ、林道の両側にずらりと駐車の列。といっても、キャンパー、ハイカー、ボルダー、ルーターにそれぞれ分かれるので、岩場のルート自体はそれほど混んでいる印象はなかった。

人は多いが、やっぱり小川山はそこに居るだけで気持ちが良い場所。他の岩場にない心地良さがある。春の 小川山は初めてでしたが、3日間とも天気が良く、午前中の日陰のルートは少し寒いが、概ね快適でした。

今回、私はイエロークラッシュ(5.12a)が目的で、昨年にムーブは解決しており、あとは気合でつなげるだけ。予定では1日で軽く落として、あとはノンビリクライミングのつもりでしたが・・・。

結局、まる2日間、久しぶりに修行僧のようなクライミングになってしまいました。このルート登り始めると息をつける所が無く、昨年解決したと思っていたムーブを何度も細かく修正しました。今回は登れちゃったというようなものでなく、力を振り絞って登りきったという感じで、そのぶん充実したクライミングとなりました。

サワッチ、1日目は彩花の対面の斜面にあるマンズマグナム(5.10d)をトライ。ビビリがはいって2ピン目敗退のため、私がヌンチャクを掛けにいく羽目に。私は、なんとかOS。星は無いし、場所が場所だけに、ほとんど登られてないと思うが、意外と小川山らしいネチネチクライミングで面白かった。ちなみに、この時、京都山岳会の大橋さんは、彩花(5.10c)をフラッシング。村山さんはRP。サワッチは、その後マンズマグナムを2回ほどトライしてRPする。 

サワッチ、2日目は、やはり彩花の対面の斜面にあるラリグラス(5.11a)をトライ。こちらは自力で終了点まで抜ける。が、核心部を解決できず、RPは出来ませんでした。

*「サワッチ」:フジッコに付き合わなければ触らなかったであろうルート。でもマンズマグナムに続いて結構おもしろいスラブでした。核心部、解決できてません。誰か触ってみてください。そしてムーブを教えてください。。。

3日目は、サワッチの希望で、おばさん岩にへ。サワッチが、母子草(5.10c)、レール・デュ・タン(5.11a)をRP。その他のルートはなぜか染み出しのため登れず。

*「サワッチ」:イエロークラッシュを落とした今でなければフジッコは付き合ってくれないと思ってここにした。去年落とせなかった2本が落とせて満足であ〜る♪

おばさん岩の裏から声が聞こえるので見てみると、ルートがあるらしく1パーティが登っている。比較的あたらしく開拓されたみたいで、トポを見せて頂くと10a〜12aまでの星付きルートが結構充実している。そのパーティの方は大変親切で、トポをあげると言う。私はやるルートが無く困っていたので、これ幸いにと、そちらを登ることに。しかし、実際登ってみると、グレードがかなり甘いみたい。

克服という三ツ星の5.11aは、サワッチ共々1撃。登った感じは10aもないような・・・。次に蛾妻の稲妻(5.11c)をOS。こちらは少しハードなムーブがでてくるが、それでも11aあるかないか。アルコール電池(5.10a)は2人ともOSで、そのロングバージョン、スーパーアルコール電池(5.11c)は私だけRP。スーパーアルコール電池は11bぐらいはあるかもしれないが、ほんとワンムーブだけ。小川山にしては、かなり甘甘なエリアでした。

4日まで滞在予定でしたが、天候悪化の予報のため、3日間で切り上げましたが、今回は充分登ったという感じで、満足して帰途につきました。

あと、実は更にフライフィッシングで魚を釣って、より充実したGWにしようと欲張っていたので、最終日の夕方、30分程、綺麗な沢でロッドを振ったのですが、全く反応なし。この時期はもっと下流のほうが良いのだろうか・・・。それだけが、残念でした。

*「サワッチ」:今回の小川山で、再認識させられた事「精神的に弱い!」
核心部を抜けて後はガバガバの快適〜ってとこで「ここで落ちたらまたあの核心部をやらなくては・・・」と思うと身体が動かなくなる。。。かと言ってイケイケで突っ込むと怪我しそうだし。。。誰がよいアドバイスありませんか?

<河野レス>
核心こえてから余計に「絶対落ちられない」と体がかたくなることは、普通やと思います。でもむやみに突っ込むのは、もったいないと思いますよ。私の場合、
1.「とにかくレスト」
核心こえたらレストポイントで、嫌というほどレストします。余計にはってくるように思うときもありますが、そう感じる時はつっこんでもまず後悔する羽目になるので、手を入れ替え、足を入れ替え、腕をふりふり、これでもか、っていうほど休みます。自分の目安は、息が整う(心臓のバクバク感が消える)まで、また、腕が楽になってくるのが感じられるまで延々続けます。

2.「絶対に登れると言い聞かす」
自分は絶対登れるで、とレスト中でもブツブツ唱えます。絶対、いける、大丈夫、と体に信じ込ませるというか。自分には効果あるんですけどね。

他の方はどうなのかな?!

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