日  程 2004年12月11日〜16日
地  域 静岡県 伊豆 城ヶ崎フリークライミング
メンバー 藤田(由)・藤田(誠/記録)

藤田セイジです。今年の年末年始もどこにも行けませんでした。かわりに、昨年の12月に行ってきた、城ヶ崎の報告をします。

 12月11日(土)〜16日(木)、サワッチとリコ(犬)と城ヶ崎に行ってきました。行きは深夜に走って、大津から城山まで5時間、そこから1時間で城ヶ崎に到着。これで3回目の城ヶ崎。

 初日はシーサイドに向かう。というか、今回はシーサイドにしか行ってない。そこまでのアプローチは林の中を通って行くルートが、アップダウンも少なくて楽ちん。問題は懸垂下降と帰りの時の登り返し。前回は、リコを運ぶために何度も登り降りをしたのだが、今回は荷物をロープバッグに詰めて荷降ろし(荷上げ)すればよいことに気付き、大分楽になった。

 12月上旬の城ヶ崎は暑かった。晴れていると岩が焼けて強烈。裸で登ってました。特に今年は、まだ早すぎるような感じでした。そのため、土日でも思ったより人は少なかった。取分け、トゥエルブ以上のルートに取り付いている人がいない。密かにヌンチャクがかかっているのと、ムーブをコピーできることを期待していたのだが・・・。

 6日間のうち毎日登るか、それともレスト日を入れるか。レストするにしても何日目にとるのが良いか?とツマラナイことを行く前から悩んでいたのだが、結局、無難に3日登って、1日レスト、残り2日登ることに。しかし、レスト日の翌日が雨で、ちょっと失敗した。日が暮れるのが兎に角早く、午後4時には直ぐに暗くなるのため、3時を過ぎたら最終トライを考えねばならず、アップした後、1日に2,3本しか登ることができない。そのため、あまり疲れもたまらなかったので、毎日でも登れたような気も・・・。

 食事はスーパーナガヤのお惣菜。二人だけでの遠征は交通費が結構痛い。そういうわけで、半額になった惣菜ばかりで5日間を過ごしました。正直、3日目あたりから、毎日毎日、同じ時間に、同じ格好で、同じ半額商品ばかり買い、同じように店のレンジでチンするのが恥ずかしくなってきた。4日目で恥ずかしさに耐え切れず、5日目は別のスーパーナガヤに行きました。

 レスト日の昼は、バリ島料理のウブド伊豆に行って食べる。オススメセットとミーゴレンを頼むが、オススメセットは全くダメでした。デザートに食べたピサンゴレン(揚げバナナとアイスのデザート)は結構おいしかった。

 風呂は高原の湯へ行く。一人900円。我々2人分の食費と同額と高い。さらに脱衣場のロッカーに100円取られる(かえってこないヤツ)。それなら、最初から1000円にしとけば!といった感じ。

 最後に、今回登ったルートの感想を

 「ハジノライン(5.10a)」 短い。けどムーブもあるし、面白いと思う。短すぎて、アップにならないか・・・。

 「ティンカーベル(5.10b)」 恐い。長い。毎回登っているが、RPしたのは一度だけ、今回もテンションかけながら登りました。ランナウトするので、このクラスのグレードを狙っている人には不向きなのでは。

 「ピーターパン(5.10b)」 ティンカーベルより恐くないか。このルートも長い。

 「タイトボーイ(5.10d)」 これも既に登っているが、慣れればアップに良いと思う。核心部は傾斜があって、城ヶ崎らしい。傾斜に気負けせず思い切って手を出していくべし。下部は傾斜が無いが、慣れてないと結構気持ち悪い。

 「ルーズガール(5.10d)」 これも城ヶ崎入門といった感じ。核心に入るためのトラバースは高度感抜群。左下に見える打ちつける波が恐怖を倍増させ、身体がカチコチに。

 「プレッシャー(5.11b)」 2年程前にハング部が崩壊したらしい。よって登れないかと思っていたのだが、登っている人を発見。話を聞くと、少し登り難くなったような気がするが、プロテクションも問題ないとのこと。しかし、恐ろしいそうなルートに間違いなく、登るかどうするかずっと悩んでいたが、登らないとずっと心に引っ掛かりそうなので、挑戦しました。ロープの流れがめちゃくちゃ悪く、保険金目当てにサワッチに下から引っ張られているのかと思ってしまった。心身ともにヘトヘトに。登りはフェースなのですが・・・。もっとナチプロに慣れないと・・・。

 「ピスタチオ(5.12a)」 カチルート。カチでのデッド、ランジぽいムーブが面白い。その分、指の皮にくる。最後のほうで触るようにしないと、指がボロボロになって登れなくなる。暑い時にも不向き。

 「エアーダンス(5.12a)」 比較的登り易く、オンサイト向きと思う。ランナウトしているところがあり、恐ろしいけど・・・。

 「パンピングアイアン2(5.12b)」大人気ルートらしいが、誰も登ってなかった。この傾斜は他の岩場では経験したことがない。城ヶ崎特有の皿ホールドが連続する。

 上記のトゥエルブは3つとも短い。次回は長いルートも触ってみたい。

 初めて城ヶ崎を訪れてから2年目で、ようやくこの岩場に慣れてきたみたいで、自分としては満足のいく遠征となりました。

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