日  程 2003年12月13日〜14日
地  域 広島県 下帝釈峡&岡山県 備中 フリークライミング
メンバー 梁瀬・河野(記録)

12月13日(土)

12月も半ばに入り、フリーのシーズンが終わりに近づいてきた。まともに登れるのは、今週末が最後かも?
芹谷に行けるのも最後かもしれないが、染みだしがあるかもしれないし、寒くて登れないかも知れない。(・・・本当は課題がRPできないことを恐れていた)ヤナッチにこの前惜しくも逃したバラクーダのラストチャンスやで、とそそのかし、またもや備中と下帝釈へ行くことにした。
天気の関係から、土曜日早朝発でまず備中に向かった。

■岡山 備中・長屋坂

●プラナン1/10 5.9 
 
ザクが空いていなかったので、このルートでアップ。水滴がしたたり落ちる箇所あり。
プラナンの隣「吸盤」12dはお買い得だそうです、と地元の方が言っておられた。一本さんによると、平山ユージが11bしかないと言っていたとか(ホントかな?)。確かに下のボルダーをこなせば、プラナンと合流しているので、ボルダーに強い人は簡単にいけるのかも。いずれにしよ、要マット。今日は染みだしで×。

●スプリング 5.11a

ヤナッチが久しぶりにアップを兼ねて登る。登りながら、「ほんまに一本さんOS?!うそやろ?!難しいで?!」と終始疑っていた。もしヤナッチが落ちたら、これからは一本さんのことを一本松様と呼ぶと言っていたが、残念ながら登ってしまった。ちぇっ。

●吹屋の娘 5.12c

ヤナッチがトライするも、上部のクラックが全部染みだしで登れず。中間部の大きいフレークがいつか落ちるのではないかと思われるらしく、使っていいのかどうか不明。このルートは核心部分のボルトが近く、濡れていても人工で抜けられるそうだ。

追:この前、Pでホッシー先生に聞いたら、ホッシーさんはフレークは使われていないそうです。でも、ルートに戻れるんやったら、使ってもいいのちゃう?とのことでした。フレーク使わなくても、ガバあって休めるよ、ということですが・・・。

●女王様 5.12b

前回触った課題。途中までヌンチャクがかかっており、ありがたく使わして頂いて、掛け替えながら上まで抜ける。2回目のトライでは核心で失敗、もう一度ムーブを考え直して最適化する。今日はムーブが解決したからいいや、と回収モードの3回目で何故かRPできてしまった。
このムーブで一発で抜けられると思っていなかったので、核心を抜けてからも核心であった。というのも、核心抜けてから終了点まで遠く、テンション入れずに登ったことがない。ここで落ちたらアホだと、レストできる所では十分レストして慎重に登った。
このルートはリーチがなくてもトライしやすいし、噂通りお買い得かも。十分にレストすること(私の場合は、息が落ち着くまでずっと手足を入れ替えてレストを続けます。かなり長いと思います。)は、やはり大事だと思った。


12月14日(日)

■広島・下帝釈峡 奥村第一道場

<<アプローチ追加情報>>

お墓の横の林道途中に、青テープやピンクのリボンがありますが、正規はちゃんとした道なので、そちらに入らぬよう、お間違いのなきよう・・・。行きは今回懸垂(半かけ)で降りましたが、この方が早いです。ロープがどろどろなので、軍手必携。帰りはユマールを使いましたが、少しは楽ですが早く登れません。また、ロープの動きだけでも落石を誘発するので、暗くなってから登るのはかなり危険です。
だいたい我々は、岩場で最後まで粘ってヘッドランプをつけて帰りますが、ここに来る日は早起きして必ず明るいうちに帰りましょう。

●バラクーダ 5.12a

昨夜からずっと深い霧で、朝になっても霧は晴れず曇ったまま。道路も濡れているし、とても壁が乾いているとは思えなかったのだが、岩場につくと何故か壁がからっとしている。しかも日が当たって暖かい。ヤナッチは密かに濡れていて寒くて登れない状態であることを望んでいたようだったのだが。
案の定?岩場には誰もいない。ヤナッチがアップも兼ねてヌンチャクをかけにいく。私もその後さわらせてもらうが、ランナウトが怖くて途中敗退。
ヤナッチ2回目のトライで会心のRP。あーいっちゃった・・・。もうヌンチャクかけてもらえへんなあ・・・。せっかくなので、もう一度登る。今日の目標は終了点までリードすること。ランナウトする箇所に長スリのおまけをつけてもらって、何とか最後まで登れた。
とにかく格好いいルートだし、ムーブも多彩で面白い。来年は是非RPしたいな。

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