日  程 2000年4月18日
地  域 飛騨山地 猿ヶ馬場山
メンバー 藤田(誠・記録)

岳士会例会で前川氏より、「猿ヶ馬場山が良かった」と聞いてから、行ってみたいと思っていた。夏は藪山で登山道が無く、積雪期にだけ登れる山である。後日アドバイスを受けるべく、氏に連絡を取るが、「行程も長いし、迷うかもしれんし、特に一人では止めといたら〜」というような冷たい返事。そこで、岳士会 山スキー部の福西、河野両名に打診するも、藪スキーは嫌いと、冷たくあしらわれる。確かに、ルート集にも載らないようなマイナーな山かもしれないが、だからこそ、面白いと思うのだが・・・。

 前日23時に家を出る。高速を降りてからコンビニで行動食を調達しようと考えていたのだが、降りてみると何も無い山の中。かなり焦ったが、目的地を少し過ぎたところにコンビニを発見。やはり、行動食は前もって用意しとかなくては・・・。少し戻って、3時過ぎに白川郷に到着。

 行程が長いので、6時には登りだそうと考えていたが、睡魔に勝てず、1時間遅れの7時に登り始める。スキーにシールを付けるも、雪が締まっているので、スキーを担いで登っていく。林道をしばらく行った後、谷間を登っていく。谷間を抜け、今度は尾根にとりつく。1時間あたり、標高250m〜300mのペースで登っていく。
天気が良く、春を感じながら休憩が、とても気持ちいい。標高1450mを越えると傾斜が緩くなり、疲れた身にはありがたい。しかし、まだまだ距離がある。何度かアップダウンを繰り返し、結局、一度もスキーを履ずに、12時に山頂に到着する。山頂は平坦で、どこが一番高いのかよくわからない。

12時15分に下り始める。アップダウンがあるので、一気に下ってしまうとゆうわけにはいかない。山スキーよりも、テレマークに向いているかもしれない。木の間を縫って下っていくと、登って来たときは無かった、熊の足跡を発見。爪あとまで分かる。そういえば変な鳴き声がしていたな〜。
 林道まで滑り、雪が無くなりだしたところで、スキーを脱いで歩く。14時、車に到着。雪が締まっていたのと、天気がよかったので、あっけなく終わってしまった。今度はもっと雪が良いときに行ってみたい。登りは何倍も苦労するだろうが・・・。
 藪山バンザイ〜。

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