日  程 2000年10月
地  域 長野県・志賀山〜岩菅山
メンバー 堀内(記録)

行程:木戸池〜志賀山〜赤石山(泊)〜岩菅山〜だましの平(泊)〜秋山郷

今回の山行では  「水」  に困まった旅になりました。
1日目はそれ違ったおばさん3人連にだまされて?(山頂テント張れるよ、若いから大丈夫だよ・・・・とか言われて!)
その赤石山の岩だらけの山頂にテントを張るはめになってしまった。40分下れば快適なとこあるのに!水もいっぱいあるのに。

2日目は7時から歩き岩菅越えて秋山郷目指して長〜いルートを進んだ。岩菅を過ぎると誰ともそれ違わないので、水場の様子を聞くことが出来ない。
途中の水場はみな涸れてて、3時過ぎ目的地に着いたがここも水なし。おまけに大木と3mもあるスズタケに囲まれた不気味な雰囲気で、テントやめて先に進む。
4時半藪沢を下り水を得た。テント場探し5時過ぎやっと張る。
とっぷり日が暮れ、闇の中、遅い晩飯をテントの外で食べてると、熊笹分けていきなり人がすぐ脇にまさしく躍り出てきて、びっくりした。夜なのでその人の顔は見えないが、聞く所によると水を持ち上げて来なかったとのこと。先ほどの水場は倒木あり、頑強なネマガリタケの薮ありで夜間とても行けそうにないので、自分の水を分けてあげた。(こちらは明日2時間も下れば里に着くので)夜ラジオを聞いてると、さんざん大雨注意を言ってるのに最終日も降らなかった。

3日目はブナ林の中を快適に下り切明温泉に浸かったが、観光客が多く、秘境の感には乏しい。
しかし今回、展望には終始恵まれ、特に魚野川源流には興味が湧く。上から俯瞰しただけだが、原生林の真っ只中をくねっていてよさそうに見える。
岩菅山からは八ヶ岳や富士山、北ア、御岳、尾瀬燧ケ岳、日光白根、米山の山々までよく見えた。
それと、何と言っても向かいに見える佐武流山(さぶるやま)は、前から憧れているボリュームある薮山で、野反湖から苗場山まで全山原生林や池溏に覆われ、3泊4日ぐらい(残雪期なら2泊ぐらい)で抜けられるとのことです。(ところどころかすかに道はあるそうです。)
いつかは行ってみたい地ですが、こんな地味な山、誰か興味あれば行きませんか?
深山の雰囲気を楽しめますよ!


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