日  程 2000年8月7日
地  域 鈴鹿 宇賀渓 蛇谷遡行
メンバー 藤田(由)・藤田(誠・記録)

 前から、一度行こうと思いつつも、ガイド本の写真の暗さに陰湿さを覚え、なかなか手を出せなかった沢に行ってきました。

 まず、本流の魚止め滝の上から入渓したのですが、なかなか鈴鹿らしく綺麗で、いい感じである。
蛇谷出合で、本谷と蛇谷にかかる滝の壁で行く手を遮られる。しかし、蛇谷にかかる滝は、直登も巻くことも簡単である。我々は、もちろんシャワーを浴びつつ直登する。

 ここから、日があまりささなくなり、暗いかんじの谷となる。滝を巻き、登山道を横切ると、しばらく単調な歩きとなり、ハズレの沢かな思いはじめたころ、つぎつぎと小滝が出てきて、面白くなる。
何度かロープを出して、すべて直登していく。易しすぎず、難しすぎない滝をいくつも越えていくが、もれなくシャワークライミングが付いてくるので、結構寒い。泳いでないのにずぶ濡れである。

 もう、いいかげん飽きて、疲れのピークに達したころ、水が切れ、笹藪に突入することになる。
これがまた、背丈ほどの深い笹藪で、30分ほど、さまよい、へとへとになって登山道に飛び出た。
後は、竜ヶ岳山頂を踏み下山するだけである。途中、山腹を飛び回る、日本鹿の群に会う。久しぶりに、沢を抜け、無事、山頂に踏む。やっぱり、山頂を踏むと、充実感がある。山頂からの下山は2時間程であるが、道が急。


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