はなしの花

大コンニャクにも食指動かず…

 梅雨明け前から、首都圏は連日猛暑。

 最高気温35度超の猛暑日もあり、暑さが苦手な筆者は8月を前にして既にバテバテです。

 はたして、この夏を乗り切ることができるのだろうか…

 この暑さのさなか、小石川植物園で「世界最大」と言われるインドネシア・スマトラ島原産の「ショクダイオオコンニャク」の花が開花し、話題になっていました。

 巨大な朝顔みたいなラッパ状の仏炎苞(ぶつえんほう)の直径は約80センチ。細長いサトイモのような形状の花序(かじょ)の高さは約1・5メートル。

ショクダイオオコンニャク
(イラストをクリックすると拡大されます)

 今まで撮ってきた花とは、まさに桁違いの大きさです。

 さらに、種をまいてから17年目にしての初開花と聞き、「これは是非とも撮りに行かねば」と頭の中では決意を固めるのですが、体の方は猛暑のせいで全く反応せず。

 もっとも同園には23日、5000人超の来園者があり、パンク状態。運良く入園できても、見学までに数時間待ちとの情報も(ディズニーランドか!)。

 仮に自分が行ったとしても、炎天下で何時間も待たされていたんじゃ、花と対面する前にのびていたことでしょう(行かなくて正解!)。

 それに、腐った肉みたいな悪臭を放つとも聞いていますし。

 と言うことで(どういう事だ?)、根性のない筆者は暑い期間、花の撮影を休みます。

 しばらくの間、涼しい室内に引き篭もり。

 ただ、何もしないのも芸がないので、今回、資料写真を頼りに「ショクダイオオコンニャク」の花をイラストにしてみました(文中のイラスト)。

 また、自分の怠慢さを隠すために、「四季の花巡り」と「はなしの花」のタイトル・イメージをリニューアルしました。

 少しは、玄人っぽいデザインになったでしょうか?

(2010年7月24日)

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