不況でもキンラン! 3、4月は近年まれに見る“散々な”気候でした。 日々の気温差がジェットコースターばりに乱高下。 真冬→春→冬→真冬→冬… 結局、寒い日の方が圧倒的に多かった。 お陰で、サクラの開花期間が例年より長めでしたが、その分、散り際が悪かったように思います。 満開は言うに及ばず、『サクラ吹雪』となって春風に舞い散る姿もサクラの魅力の一つ。 パッと咲いて、パッと散る。 その点、今年のサクラは散り際がよくなかった。 進退を問われている某党の幹事長のような往生際の悪さで…(政治的な話は、ここまで)。 5月になり、気候はようやく安定して来ましたが、今度は世界経済が不穏な動きに。 ギリシャの財政不安が与える影響は世界規模で、各国の株式と為替相場は今春の気温のように乱高下。 と、言うよりは、激しく下落… その動きに反比例して「金」の価格が急騰してるとか。 さすが、有事に強いと言われる「金」。 (写真をクリックすると拡大されます) ところで、「金」と言えば、キンラン! ようやく、花の話です。 “ゴールデン”ウイークの谷間の1日、小平薬用植物園に赴き「キンラン」を撮って来ました。 まだ蕾の株も多く、満開という訳にはいきませんでしたが、まあまあの成果がありました。 前回、ここを訪れて同花を撮影したのは13年前。(参照)キンラン 当時は囲いなどなく、花のすぐ近くで撮影が出来ましたが、今はすっかり整備されてしまい、手頃な株を探すのに少し苦労しました。 絶滅危惧種に数えられる貴重かつ希少な花なので、厳重に保護されるのことに不満はありませんが、撮る側としては、ちょっと残念。 気軽に握手や撮影に応じていたアイドルの卵が、急にブレークして“芸能人”になってしまったような感覚(ちょっと違うか…)。 何はともあれ、「金」は有事でも天候不順でもキラリと輝く、存在感あるものなのです。 (2010年5月8日) |