あぁヤナギラン…また会う日まで コラムの更新を2カ月怠っているうちに、もう8月。 それにしても、今年の夏はちょっと“異常”ですね。 九州北部や四国、関西地方の梅雨明けが平年より約二週間遅れたり、東北地方じゃ梅雨明け宣言がなされぬまま立秋を迎えてしまいました。 また、一昨年の新潟、昨年の東北に続き、今年の夏は静岡で大地震。 連続台風による水害も甚大な被害を及ぼしました。 天変地異の予兆なのか、温暖化現象の影響なのか、不安になります。 ところで先週、帰省ラッシュの中、山梨県の甘利山へ行ってきました。 車で行ったのですが、今年は高速道路のETC値下げ期間と重なって、いつもより渋滞が激しかったようです。 筆者が甘利山を訪れるのは、ちょうど10年ぶりのこと。 前回は6月下旬に来て「レンゲツツジ」を撮影しました。 そして、今年の狙いは「ヤナギラン」。 (写真をクリックすると拡大されます) この花とは、15年前に北海道で撮影したきり、不思議とお目に掛っておりません。 決して珍しい花ではないのですが、筆者が夏場の撮影が嫌いなため、撮る機会がなかっただけです。 なので、今回は『撮り収めだ』と勢い込んで臨んだのですが… 時季が少し遅かったようで、群生地のヤナギランは既に終わっていました。 しかし、渋滞に耐えてまで来たからには手ぶらでは帰れんと、頂上目指して散策した結果が、今回の写真です。 雨は降らなかったのですが、うっすらと霧に覆われ、露出の難しい撮影となりました。 ピーカンよりも雰囲気はあるのですが、露出補正しても色を出すのは難しいんです(筆者は画像ソフトで修正しちゃいましたが)。 まぁ、たった一日しか訪れないで、都合よくベストショットが撮れるほど、自然は優しくないってことですね。 (写真をクリックすると拡大されます) ただ、「アサマフウロ(写真上)」や「タマガワホトトギス(同下)」の方は、いい感じで咲いていました。 (写真をクリックすると拡大されます) 今回の撮影で「ヤナギラン」は卒業する予定でしたが、どうやら先送りになりそうです。 さて、次回「ヤナギラン」と出会うのは、10年先か? それとも15年先か? (2009年8月14日) |