〜「シロネギまほら」裏事情〜



製作上の設定や裏話を記載します。

制作事情作品展開衛宮士郎「ネギま」キャラ「ネギま」関連その他

●お願い。
私の設定に納得がいかず、不満を感じる方もいることでしょう。
解釈の余地はいくらでもあるのだから、人によって違った捉え方をして当たり前です。
私は自分の解釈が絶対とは言いませんし、それを人に押しつけるつもりもありません。
また、私の解釈が間違っていると判明したところで、話の修正が効かなかったり、その先の展開のために必要なこともあり得ます。
そのため、設定内容の正誤にかかわらず、SSを進めることもあるので、その点はご理解願います。


制作事情

制作動機

●そもそものきっかけは「ざ・がーどまん」(横島忠夫が「ネギま」世界へ行くSS)を読んだ事。
作中において、突然現れた横島は素性が不明ということもあり、学園側の意向でネギから遠ざけられます。そのため、ネギの物語への介入は最小限となり、横島の物語は隣接して進行することとなります。そんな構成のSSを書いてみたいと思ったのが発端でした。

言葉使い

●3−Aメンバーは士郎に対してタメ口。
年上の士郎に対して本来ならば敬語を使うと思うのですが、セリフの区別が難しいため基本的にタメ口で進めるつもりです。

士郎からの呼びかけ

●士郎が3−Aメンバーに呼びかける場合は、基本的に名字。
古菲は「古」だと読みづらく思えたので「クー」とカナ表記としました。「ネギま」キャラが呼ぶ場合は「古」のままです。
エヴァやザジなどは、名字だとわかりにくいので名前の予定。(ザジの名を呼ぶ事はなさそうですが)
読み返したところ、何度も「茶々丸」が登場していたため訂正を行いました。

名前表記

●地の文での名前表記はわかりやすい通称を優先。
「葉加瀬聡美」は姓も名もわかりづらいので、「ハカセ」。エヴァンジェリンに関しては、文字数が多いので「エヴァ」とします。
他にも「アスナ」や「このか」や「朝倉」など。名前と名字のどちらかに限定することもありません。

世界移動

●「ネギま」開始が2月なので、士郎の移動もその時期で調整。
当初は、hollowの事故で士郎が移動することを考えていたのですが。

●士郎はUBWルートのグッドエンド出身(?)。
凛の実験はアインツベルンの城で行った事にしています。
hollowと同じくイリヤに場所を借りたイメージだったのですが、イリヤはすでにいませんでしたね。人気がなく、魔術的な防御がされていたという理由で、勝手に使用した事にしておきます。

二次作品として

●エピソードの差異について
SSでは元ネタとの違いを出すために、前倒しで情報を開示する事が多いようです。
読者にしてみれば、わかっている情報の公開が後回しになっても、もどかしいだけですし当然の判断でしょう。
『シロネギ』ではネギと別行動なのを活かし、設定の違いを伏せたりエピソードの順序を入れ替えたりしてみました。


作品展開

士郎の立場

●士郎は学園側魔法使いにとって不法侵入者。
士郎の身元を保証する人間もいませんし、関西呪術協会からのスパイと考えられてもおかしくはないでしょう。
学園側に知られると、監視ぐらいはされるのではないかと考えています。

吸血鬼騒ぎ

●学園側の対応は事後処理のみ。
エヴァとネギの戦いは、あくまで突発的な事態にすぎず、建物の修復等の対処しかしていないことになっています。
当然、士郎の存在にも気づいていません。
もしも、エヴァの行動を学園側が承知しているのであれば、『従者に関する知識』『仮契約の手段』『従者候補』を与える必要があるはずです。
原作では、敵であるエヴァが教え、不法侵入のカモが契約させ、魔法の記憶を消すことで平和に暮らしているアスナが従者になりました。どれも学園側とは無関係、むしろ、学園側にとっては不本意なものばかりだと考えています。

関東魔法協会

●この作品中ではあまり有能ではない。
士郎を自由な立場で動かすためにも、学園側の行動は控えめにしています。

●基本的に平和です。
原作で提示されている以外の戦闘行為は行われていません。

修学旅行

●士郎は同行せず。
一番の理由は、士郎を参加させた場合の改変があまり期待できないこと。
見せ場が限定されているため、どうしても原作キャラと出番の奪い合いになると判断しました。

麻帆良祭

●ナギと亜子は対面済み。
格闘大会の申し込みをしようとした大人ネギは、“偶然”通りかかった亜子からライブに誘われています。

●告白阻止は例年行事。
22年ごとのイベントならば、世界樹に関する噂が広まる事はないと考えました。影響範囲が狭いとか最終日限定等の違いはあっても、告白阻止は毎年行われていると設定しています。

●鬼神の撃破はあまり影響なし。
鬼神は高畑やネギによって大破させられる程度なので、超ならば鬼神を失った場合のことも考慮しているのではないかと考えています。
カモの説明によると「6箇所のうち一つでも守っていれば大魔法を発動できない」とあるので、これが正しいとするなら拠点を全て守るのは戦力分散の愚を犯しているのではないでしょうか。
どこかの拠点に集中すれば、戦力は単純計算で6倍となり、防衛の確率もあがります。
超ならば、学園側のミスを期待したりはしないはずです。
……と、ご都合主義的な解釈をしました。

修学旅行(番外編)

●構想したのは交錯編掲載前
交錯編を掲載するより先に、「修学旅行への不参加が残念だ」という声が届いてました。
そこで、修学旅行へ参加したらどうなるかという展開を検討したのが発端です。

●番外とした理由
「シロネギ」本編では、お互いの秘密を知らずにすれ違い→魔術について知られる→士郎の実力判明→投影魔術の特異性→宝具の真名解放→無限の剣製使用、という過程を辿りました。
修学旅行に同行してしまうと、これらのほとんどを極めて短期間に、それも全員に対して行う事になります。
そのうえ、原作の修学旅行編そのものに、様々なエピソードが凝縮されています。
端的に言って、非常にもったいないため、ネタを小分けして使用するためにも、本編では修学旅行を削りました。
「修学旅行に同行していたけど、エピソードを跳ばす」という手法も考えましたが、その場合でも学園祭終了後に公開していたでしょう。
しかし、その流れを使うと、本編における縛りが増えてしまうので、断念する事になりました。

●超の出番について
そもそも、「士郎が同行するだけの修学旅行編」では、原作との差異が乏しくつまらないと考えていました。
そこで、超側の介入を軸に話を進めています。超の活躍はありませんでしたが、彼女も今回の主人公の一人です。
本編での出番が少なかった分、丁度良かったのではないでしょうか。

●エヴァの同行について
士郎と超の場面だけでは分量が足りなかったため、追加されたのがエヴァです。
士郎との絡みは少ないですが、登場場面では必ず士郎の話題を持ち出しているので、これも「シロネギ」らしさと考えてもらえるとありがたいですね。


衛宮士郎
(士郎の強さ/仮契約カード/アーティファクト/武道会敗退に関して/魔法の使用/投影 /無限の剣製/超事件へのスタンス/士郎の理想)

士郎の強さ

●この作品では原作よりの士郎で設定。
私は士郎を「弱すぎ」で設定したため、何度か戦闘力を上方修正しました。

初期設定
士郎(強化使用、双剣装備、緊急時)>古菲(気による強化)>士郎(強化使用、双剣装備、ノーマル時)。


設定変更(2007/12/26)
士郎(強化使用、双剣装備)>古菲(中国武術)=士郎(双剣装備)


設定変更(2008/01/24)
多数の指摘があり、下記のように修正することにしました。
格闘技術、士郎<古菲
身体能力、士郎>古菲
二刀流で、士郎>古菲
学祭時期までは、強化を使えば士郎の圧勝です。

補足
上記の比較は、体術と身体強化のみを対象としています。
投影射出、壊れた幻想、真名解放、無限の剣製は条件に入れていません。
わかりづらかったでしょうか?
なんでもありだと勝負にすらならないと思います。
双剣というのも二刀流の意味合いなので、技の読みとりや、磁力による引き寄せは含んでいません。

仮契約
これについては、賛否両論あると思います。
この作品を好んでくれた方なら、むしろ否定派が多いのかも知れません。申し訳ない。

●仮契約カード
 番 号: T  ←無限の剣製から「∞」も考えましたが、シンプルに「オンリーワン」で。
 色 調:luteum  ←赤ではアーチャーですし、赤銅がなかったので橙となりました。
 星辰性:火星Mars  ←無限の剣製からの連想です。
 特 性:正義justitia  ←士郎と言えばこれ。
 方 位:中央centrum  ←アーチャーが中立・中庸であることから。
 称 号:剣の鍛冶師ARTIFEX GLADIUS  ←「ARTIFEX」は製作者、「GLADIUS」は剣のラテン語です。
                鍛冶屋のラテン語は「clusor」なのですが、アーティファクトの語源かと思い「ARTIFEX」にしました。

マスターからの魔力供給を従者側で魔法に行使できるのか?
原作で明言されていませんがここでは可能としました。
あとで不可能と判明しても、おそらく訂正はしないと思います。

アーティファクト

●『ヒイロノコロモアミクルム・サンクトゥス
「緋色」と「英雄ヒーロー」がかかっている(笑)。
ラテン語の「アミクルム・サンクトゥス」は、直訳すると「聖者の外套」。
魔法発動体を兼ねる外套で、着用時は魔法障壁が展開される。
世界の魔力を自分の魔力として転用できる。
使用可能時間は3分のみで、その後の24時間は使用不可。3分の由来はもちろんウルトラマンから。
周囲の魔力によって効果が変動し、魔力が高い場所ほど強力になる反面、魔力の低い場所では契約執行の代用程度にしか使えない。

単純に“使う”ことができない補助系のアーティファクトとなります。
ぶっちゃけて言うと、能力の上限を設定しないかわりに、時間制限を組み込みました。

ヒイロノコロモはあくまでも、アーチャーの外套と酷似した別物です。
ですから、原作「Fate」で登場したのがコレと主張するものではありません。
士郎はいろいろな宝具を所有しているので、新しい武器を持たせるのは避けました。
良さそうなのが思いつかなかったことと、「Fate」との関連性を保ちたいというのが決定の理由です。

●用途1:エクスカリバーの真名解放のため
士郎にはエクスカリバーを持たせたいと思っていたのですが、無制限で使用させるには強力すぎます。
そこで、通常の士郎では発動する魔力に欠ける設定とし、アーティファクト側で制限をかける事にしました。
使用時間が短いのも、真名解放を目的としていたからです。

●用途2:空を飛ぶため
剣で飛ぶのは難しそうなので、アーティファクトに頼りました。
干将莫耶が杖として使えるのに、ヒイロノコロモに魔法発動体という設定を加えたのはこのためです。
飛ぶときに魔法発動体という条件が必須とは限りませんが、杖や箒で飛ぶのはそういう事情だろうと推測しました。
思いついたのは、『スーパーマン・リターンズ』で赤いマントを見た時です。
また一歩、正義の味方に近づきました(笑)。

●アーティファクト没案「テガカリノコテ」
士郎用のアーティファクトは「用途1」で想定していたため、これも同じ目的で考えました。
武器に刻まれた技を一つだけ再現するアーティファクトで、騎士団(?)見習いが剣技の習得に使用する一般的な道具。
一つの技を使用するたびに消えてしまう消費型のアーティファクトであり、連続攻撃には使えない。
ただし、真名解放すら再現が可能という設定でした。

武道会敗退に関して

●「参加意欲の薄さ、魔術使用への躊躇、素手」が敗因。
自己顕示欲が非常に薄いため、武道会での勝敗には固執しないでしょう。他者からの評価について士郎は無頓着ですから。
人助けという目的がない以上、人前での魔術使用は避けると考えています。元の世界観を引きずっており、魔術に関わった第三者が危険にさらされることを怖れているからです。
せめて強化済みのモップでもあれば気弾(?)を弾くことも可能ですが、素手のままでは遠間での攻撃も防御も無理としました。
私自身も簡単に負けすぎだと思っていますが、話の都合上このような展開となりました。「本選○回戦敗退」などよりも、「予選敗退」の肩書きの方がオイシイと判断したためです。

魔法の使用

●士郎はこの世界の魔法も使用可能。
ただし魔力消費が大きいため、投影魔術を使用する方がはるかに効率的です。
重要なのは、士郎が初歩的な魔法なら使えるということと、魔力が足りないため強力な魔法は使えないという点です。
具体的な必要魔力が原作で明かされないため、作中でも提示できていません。

●始動キー「センノケン・マンノケン・ムゲンノケン」
弐集院先生の「ニクマン・ピザマン・フカヒレマン」を参考にして、士郎の属性を由来に数と剣づくしにしてみました。カタカナで表記するとちょっとマヌケかも。
設定に必要な長い儀式というのが、数時間程度で済むのか一月近くかかるのか不明なので、ここでは数日となっています。
座学の内容と必要性も不明確なので、一週間の余裕をとっておきました。

●魔法の属性は特に限定せず。
士郎の属性を特定しようにも、属性の全種類とかエヴァの知識全般とか詳細が不明なので、今回は氷属性を習得させました。士郎に似合うのは火属性だと思うのですが、火系の武装解除が不明なので仕方なく。
今のところは、世界の魔力を使用していないため、属性との相性に左右されていない……ということで。

投影

●ハマノツルギも投影可能。
宝具ができるのならば、アーティファクトも可能だと考えています。
ただし、投影品のためランクも落ちますし、魔法無効化能力者のアスナが使用した場合に比べて、効果が劣る予定。
実戦ならば、干将莫耶を優先して使用しますし、使う機会はほとんどありません。

●ハマノツルギの投影は不完全。
魔法だけでなく気にも有効で、ネギでも小太郎でも使用可能らしく、その万能性にびっくりしました。
こんな設定ではとても私には扱えないため、完全な投影は不可能という扱いにします。
理由付けをするなら、完全に再現するとハマノツルギそのものが自壊してしまうから。
劣化版のハリセンなら可能としておきます。

●士郎が単独で投影可能な本数は20本弱。
原作内UBWルートでは、遠坂との契約後に士郎は次のように独白しています。
>衛宮士郎の最大魔力量が二十か三十だとしたら、あいつは常備五百もの魔力を持っている。
>俺は強化一回に対しては二の魔力量を、
>投影一回に対しては五の魔力量を平均して消費する。
>その例でいくと、最高六回の投影が、遠坂のバックアップで三十回、六十回と出来るようになるんだから。
最大本数が六のままでは、魔法使いとの戦いが成立しないと思うので、能力を底上げしています。
あえて理由付けをするなら、独自の解釈として下記のようになります。
・士郎の魔力量が成長している。
・無限の剣製を自覚したことによる投影の効率化。
・干将莫耶は投影の必要魔力が少ない。

●投影品と必要魔力  NEW!
異論はあるかも知れませんが、士郎の投影魔力について、私は少し特殊な認識をしています。
適当に数字を割り振って例をあげてみます。
士郎が投影する時に魔力5が必要だとします。これは魔力5の聖剣を製造するのではなく、通行量がわりの魔力5を支払って、内面世界から魔力50の聖剣を引き出すとイメージしてます。
真名解放ではさらに魔力が必要となり、魔力50の聖剣に魔力50を乗せることで、威力100として使用可能となります。
剣に魔力が貯まっているものほど士郎としては効率が良く、投影後に魔力を充填する宝具は、扱いづらいと考えています。

宝具

●エクスカリバーは、通常の士郎では真名解放が無理。
凛ルートではエクスカリバーを見ていないはずですが、少しインチキをして持っている設定としています。
士郎の最大火力はエクスカリバーであって欲しいので。
アーチャーは真名解放を使えそうだし、アーチャーの腕を移植した士郎も使えましたが、本来の士郎では使用不可の設定としています。
セイバー本人も対ライダー戦においては、一度の使用で消滅しかけたほどなので、必要最小限の魔力でも膨大だという解釈は可能でしょう。

●エクスカリバーの壊れた幻想ブロークン・ファンタズム  NEW!
『シロネギ』において、士郎が壊れた幻想ブロークン・ファンタズムを使用する場合に、もっとも威力が大きいのはエクスカリバーです。
ちなみに、壊れた幻想ブロークン・ファンタズムは投影直後に使用が可能という即応性が高いのが利点ですが、威力が全方位に分散するというデメリットがあります。
単一の敵と戦う場合は、指向性のある真名解放が高威力という設定です。
エクスカリバーの破壊には、書いている私自身ためらいもありましたので、読者からの批判が出るかもしれません。
ですが、唯一絶対の本物はセイバーが持っていますし、士郎は自分の品が贋作だと自覚しています。
また、そもそもの原作に登場するカラドボルグにだって由来があるわけで、他の剣は良くてエクスカリバーだけが例外というのも身勝手に思えました。

●ルールブレイカーでは、吸血鬼を元に戻せない。
『セイバーの契約を解除した時に、魔力で現界しているセイバーが無事』なため、破戒対象を選べると考えました。
サイドマテリアルに記述された『魔力で強化された物体』も、『魔力で強化し終えた物体』なのか、『魔力で強化された状態の物体』と読むかで解釈が変わります。私は後者だと判断しました。
そのため、現在進行形で『強化している状態』や『呪っている状態』には有効、『吸血鬼に変質を終えた肉体』には無効としています。
あまり詳しくは知らないのですが、月姫の死徒二十七祖に刺して回った場合にその程度で人間に戻るとは考えたくありません。
私の好みと作劇上の都合もあって、万能にはせず制限をかけることにしてます。

●ルールブレイカーでは、石化を元に戻せない。
上記と同様に、石化後に以前の状態に戻すのは不可としています。

無限の剣製
異論や反論が多そうなので、ここでいいわけしておきます。「ツッコミどころ」は自分でも感じている疑問点ですが、今回は放置。

●固有結界は現実世界にて展開。
「Fate/zero」における「王の軍勢」では、敵を異空間へ閉じ込めるという使用法が登場しました。しかし、これは固有結界というよりも「王の軍勢」の特性だと判断しています。
「空想具現化」や「枯渇庭園」も異空間ではなさそうだし。
原作で、固有結界は「心象風景で現実を塗り替える」と記述していたはずなので、あくまでも現実世界への干渉と考えたからです。
異空間へ移動してしまうと、むしろ現実世界とは切り離されてしまいますし。
この説が間違っていた場合は、「異空間にハカセを取り込んで詠唱を妨害した」という形へ変更すると思います。
ツッコミどころ:『無限の剣製』展開中にハカセが士郎から距離をとったら?

●士郎の足元を中心に展開。
固有結界内において、高さの概念がどうなるか自分でも首をひねりました。飛行船が消えて、いきなり空中に放り出されるとか(笑)。
ですが、地下で使用したからと言って、地中に埋まるというのも変な話です。
例えば、ビル壁面の螺旋階段で使用するなら、地面ではなくやはり本人の立っている段を中心に展開されると推測しました。
作中では記述してませんが、士郎の足元を中心に半径30メートル程の半球形で展開された設定です。地表と空のみ。
第一案では、空を飛べない士郎が、空中で戦うための足場にする予定でした。この場合は空中に固定ですね。

●足場の移動に追従。
固有結界は絶対座標ではなく、足場の床面に追従して移動する設定です。
飛行船上だと簡単に剥離しそうに感じますが、これが豪華客船のデッキ上だとどのような印象を受けるでしょうか? 船の移動で固有結界が置いてきぼりになるとは想像できません。
実例が無いので不明ですが、豪華客船上でも飛行船上でも足場と共に移動すると設定しました。
極端な視点になりますが、地球の自転や公転まで考慮すると、どうしたって「動いている」はずなんですよね。「動いていないように見えて」いても。
ツッコミどころ:電車内で使用した時にはみ出た部分は?

●固有結界外からの干渉は不可。
固有結界に対する外部からの干渉については疑問の残るところです。
アーチャーが地下で使用した時は、地下室の壁や教会の天井が見えていません。つまり、外部の状況について結界内からは認識できないと思われます。
これでは、無限の剣製の効果範囲の外から、狙撃されても対応する事ができません。
作中では記述しませんでしたが、外からの銃撃等は効果範囲に入った時点で上書きされる設定としています。
全ての攻撃を無効化してしまうと、アヴァロンに匹敵してしまうので、五つの“魔法”とか宝具などの強力な力であれば干渉も可能としました。とりあえず、時間跳躍弾では無理(笑)。
異空間設定の方が、考慮する必要が無い分、楽ですね。
ツッコミどころ:人が徒歩で侵入した場合は?

●魔力の供給元について。
学祭編のラストでは、士郎が出し惜しみせずに活躍する予定だったため、エヴァとの仮契約も無限の剣製のために行いました。
エヴァにルールブレイカーを使ったのも、魔力の回復と恩を売るためです。
エクスカリバーにもアーティファクトが必要だったため、仮契約をしていなければ士郎はもっと弱体化していたでしょう。
魔力があれば良かったため、当初はこのかも仮契約候補に挙がってました。ネギは論外ですけど。

●異空間設定を拒む理由。
実のところ、異空間設定であれば、上記の理由付けの大半は不要となります。
それなのに現実世界での展開にこだわるのは、私自身の好みと言った方が早いでしょう。
異空間という設定は、他作品でも「封印」やら「結界」と称して使われる、ありきたりな能力と感じてしまいます。
私が『無限の剣製』を初めて知ったときに受けたインパクトは、『現実を塗り替える』という部分にあるため、それを大事にしたいというところでしょうか。
現実世界への干渉だからこそ、『世界』そのものから修正を受け続けるのだと受け止めていましたから。

超事件へのスタンス
士郎は賛成派にも反対派にもなりうると考えています。どちらになるかは、読み手や書き手の解釈次第でしょう。

●魔法の公表に賛成。
「シロネギ」の士郎は、人前であっても魔法が使用できることや、魔法の存在を知ってしまった一般人が安全でいられることから、賛成派となっています。
作者個人の意見としては、魔法の公表には反対派となります。
銃社会がそうであるように、魔法も悪用される危険の方が多いでしょう。
不特定多数に魔法という手段を与えるよりは、“マギステル・マギ”を高く評価する集団に管理を任せた方が、まだマシだと考えてるからです。

●この世界への「介入を避ける」ことを優先。
士郎は魔法の公表に賛成派ですが、それを強制的に押しつける事は、この世界の本来の住人たちの思いを無視することになります。
作者の考えだと言われればそれまでですが、外からやってきた士郎には「この世界の歴史」に関わる資格がないと考えています。

●士郎は過去の改変に否定派。
単純に、セイバールートにおける士郎の選択からです。私は士郎ならば、過去の改変を拒むと考えています。
「シロネギ」の士郎は凛ルート出身なので、この選択と向き合ったのは初めてとなります。

士郎が超に賛同するか反対するかは、意見の分かれる所だと思います。
その判断基準は、大火災と超事件の共通点と相違点であり、何を重視するかによって変わるでしょう。
超事件において「魔法の公表で多くの人間を救えるなら賛成する」という推測も成り立ちますが、それを言うなら「冬木の大火災を防いでも多くの人間を救える」はずです。
では、士郎が聖杯を拒んだ理由とはなんでしょうか?
セイバールートにおいて、士郎が「自分の決心を守るため“だけ”に、多くの人間を救わない」のは、あまりにも士郎らしくないと思っています。他者を優先してこその士郎ですから。
ここで私が注視するのは“だけ”という部分です。
(これは私の仮説とそれに対する疑問点です。原作に登場した原文ではありません)

もしも、自分の決心“だけ”を守りたいなら、士郎は超に手を貸したでしょう。超を手伝っても、「大火災での決心」が揺らぐ事はないのですから。
しかし、自分の過去に関わるから大火災の「歴史を改変しない」、超事件では自分に影響しないから「歴史を改変する」。
これでは、自分の利害関係ばかりが優先されて、ひどく身勝手な選択ではないかと思います。
士郎が過去の改変を拒むのは、自分の思い“だけ”でなく、「失われた多くの命よりも、それに関わったさらに多くの人間の思い」を大切にしているからだと考えています。
自分との関連性や自分への影響など度外視で、見知らぬ誰かの選択や願いを守ろうとしたのだと思います。
(原作「Fate」では「“自分の思い”が正しいと信じている」と明言しているのですが(笑)。このあたりの心情は意図的に拡大解釈しました)

このような判断の元、士郎は歴史改変そのものに反対すると設定しました。
ちょうど、「ネギま」17巻において、夕映がその事に触れているので引用してみます。
>「嬉しいことだろうと、悲しいことだろうと、受け入れがたい悲劇であろうと、起こってしまえば全ては過ぎ去った過去」
>「受け入れざるを得ない現実。人はその上に立って歩み行くしかないのです」
>「あるいは超さんは、私達には想像もつかない悲劇を経験したのかもしれません」
>「しかし、それが彼女の悲劇である以上、どこまでいっても世界を変える理由には成り得ません」
>「酷なようですが、それは彼女のエゴ、彼女のワガママというしかないのです」
これは私の思う士郎の心情そのもので、だからこそ、士郎は過去の改変を拒むと考えています。

士郎であろうと、超であろうと、個人の都合で過去を改変することは許されるべきではないということです。
過去の改変を行う事は、「多くの人間の思いを踏みにじる事」だから。
作者個人の意見としては、(私が士郎の立場だったと仮定して)冬木の大火災は喜んで改変します(笑)。

●しかし、ネギ達のやり直しは黙認(笑)
ネギたちが魔法バレ未来から戻ってきたのも、言ってしまえば歴史改変にあたるのですが、士郎はスルーしています。
こちらについても説明しておこうと思います。

理由1:超の行動が発端である事。
どちらが原因かと言えば、やはり超となります。
ネギ達の行動はあくまでも、間違った超の行動による影響なので、ネギ側については容認すべきと考えました。
ネギを止めて、超を許してしまっては、大局的に問題がありすぎですから。

理由2:ネギ達自身の選択ではなかった事。
ネギ達は超の策略により、選択することすら許されませんでした。
もう一度挑戦する事は、自分を否定するという意味でのやり直しとは違うと考えました。

理由3:士郎がその事実を知らないから(笑)。
理由1と2はあくまでも、読者に対する作者のいいわけです。
本当の理由は3番。
本文を読んでもらえばわかりますが、このかは超の行動や目的について説明しましたが、そこには「自分たちが一週間先から戻ってきた事実」が抜けています。
このあたりに関してのツッコミがありそうだと予想して、事前に逃げ道を用意してみました。

士郎の理想

●私は士郎の理想に肯定的です。
原作では、言峰やアーチャーやギルガメッシュから、士郎の理想はさんざん糾弾されました。
SSなどでも、アーチャーの台詞を流用して、士郎に対する批判的な論調を多く見かけたように思います。
ですが、私は原作の初回プレイ中から、それらの理屈を受け入れがたく感じていました。
セイバーや遠坂のように、身近な人間が心配して止める気持ちはわかるんですけどね。

●士郎の理想が借り物だとしても問題なし
「誰かへの憧れ」が動機であろうと理想が正しいなら問題ないと考えてます。
むしろ、憧れたり羨ましいと感じないまま、目指す道を見つける方が珍しいでしょう。

●「他者優先」も問題なし。
自分の感情すら持たずに機械的に助けるならば、歪んでるという表現にも納得できます。
しかし、通常時の士郎は自分の意志を持っていますし、人を救えた事で満足も得ています。人知れず善行を施すなんて、程度の差こそあれ誰にだって経験はあるでしょう。常時ではないにしろ。
人に嫌がらせをして楽しむ人間もいるんだし、人助けが趣味な人間がいても問題ないと思います。
前者に比べて、はるかに立派だし好感が持てます。

●全員を救いたいという理想も問題なし。
達成が困難な事でも、目指す事は正しいと思います。
千里の道も一歩からでいいじゃないですか。「世界平和」をお題目に掲げるのも似たようなものでしょう。
このままだと全滅するのがわかっていて、それでも切り捨てる事を躊躇するなら、自分の手を汚したくないのだと思われて仕方ありません。
ところが、士郎の場合は切り捨てるべき者を切り捨てると思っています。(貶めているのではなく、理性的な判断を誉めてます。異論は認めます)
『Fate』では、鮮血神殿を張った慎二を殺すと脅していたり、最後には自分の手で言峰を殺しています。
そういう現実的な判断力を持ちながら、最後の瞬間まで頑張ろうとする姿勢や、自分の手を汚してでも他者を守ろうとする覚悟は、正義の味方に値するのではないでしょうか?

●なんたって、主人公なんだから。
身も蓋もない言い方をしてしまうと、『Fate』作中において『異常者』扱いされるのは実在する人物としての評価であって、プレイヤー視点で見れば『正義の味方』的主人公のひとりにすぎません。
「あいつを助けようとしたら、自分の身が危険だから、ここは見捨てよう」
こんな思考をする熱血系主人公がいるなら、見てみたいぐらいです。

士郎の行動補足

●飛行船強奪について
完全な違法行為であり、とても「正義」とは言えません。
ですが、士郎は他者からの評価に興味がない人物で、正義の味方として「認められたい」という欲求は薄いと考えています。
士郎にとっては、「他者からどう見られるか」よりも、「自分が何を求めるか」の方が重要なはずです。
ここでは、同行している仲間達の安全や、行方不明の仲間の救出を優先しています。
……こんな風に説明を重ねているのは、私自身も微妙だという認識があるからです(笑)。
この説明では不満を消せない方もいるでしょうけど、なんとかご理解願います。

●ラカンへの闇討ちについて  NEW!
これも純粋な正義とは言えませんが、「奴隷となった生徒達の解放」という目的に比べれば、ルール破りや他人からの悪評など、士郎にとって二次的なものだと考えました。


「ネギま」キャラ

古菲

●序盤においても、気による強化が可能。
2巻の時点でも、落ちてくる本棚を蹴り飛ばしたり、ゴーレムへひびを入れたりしていました。
15巻頃でも、超より「気を操るのが優れている」ようですし。
刹那や楓から見て気の使い方が未熟でも、それなりには使えているのでしょう。

●古菲がフェイトに勝利した理由。
四天王最弱の古菲が、最強キャラのフェイトに一矢報いるなんて痛快じゃないですか。意外性もあるし(笑)。
導入部こそ古菲は出番も多かったのですが、やはり実力の中途半端さがネックとなり、本筋には絡みづらく、出番は減少傾向にあります。
古菲へのお礼と罪滅ぼしも兼ねて、活躍してもらおうと考えました。
布槍越しで可能なのか? 結界破壊と分身解除で2重に発動できるか? 等、微妙な部分もありますが、番外編だしこれで押し通す事にしました。
フェイト本人(?)は同時刻にネギ達と対峙しているので、士郎達の前に現れたのはフェイトの半分以下の実力しか持たない影分身です。

エヴァンジェリン

●登校地獄解除後も、自分の意志で学園に残留。
さすがに、エヴァ抜きではやっていけそうにないので、初めから残る予定でした。
作品上における『登校地獄』の解呪の弊害は、「エヴァがいなくなる」可能性と「ネギの戦いへ介入する」可能性と思っています。
前者については、ナギが死亡しているならば学園に残る理由はゼロだと考えます。しかし、ナギと再会する目的のためならば、ネギのいる学園に残る可能性は高いと考えました。結果論となりますが、学園に残らなければクウネルとの再会もできなくなります。ネギが教師をやめれば同時期に学園を出て行くかも知れませんが、それまでには原作でもナギと再会しているだろうと予測しました。
後者については、そもそも、原作のヘルマン戦にも超事件にもエヴァは絡んでいません。これは魔力が制限されているという外的要因ではなく、彼女の自由意志で「介入しない」ことを選択したからです。それならば、魔力が回復していても同じ行動をとると考えました。

●登校地獄解除については隠している。
力を取り戻したと知られれば警戒もされるだろうし軋轢もでるでしょう。油断を誘うためにも、力を伏せていた方が都合がいいと思います。作中においては学園長しか知りません。魔法協会側にとっても、学園結界内にいてもらった方が対処しやすいでしょう。
原作において、『登校地獄』が原因で負けるような展開があれば困った事態になりますが、……それはその時に考えます。

●エヴァの約束履行と誇りは状況次第。
無限の剣製使用時に魔力を断ったのは、士郎との約束を破ったいうよりも、長年の友誼と最後の計画という点を考慮して、超との約束を優先させた状況です。
エヴァは「誇りがあるから約束を守る」との指摘を受けましたが、私は非常に懐疑的です。
弟子入りを希望したネギに、一度はテスト次第と答えておきながら、エヴァはそれを撤回しようとしました。試験後に発した「体術は必要だから修行は続けろ」という言葉も考慮するなら、「魔法使いに必要な技術を習得しようとしていたネギに対し、個人的な感情から一方的に破約しようとした」わけです。
また、一般人に出る被害を避けようとした超に比べ、第三者の一般人を意図的に狙って記憶を消すのも程度が低い行動だと感じました。
個人的な印象で申し訳ありませんが、エヴァの場合、自分の持つ力をたてにワガママを押し通し、それを非難されたら「悪の魔法使い」だからと開き直る、……様に思えます。
自分の感情を押し殺すことができず、「誇りある悪」を実践できているようには見えません。
実力はありますし、原作における学園長や高畑の対応から、「大物的な扱い」はこれからも変わりません。

●魔法世界へは同行せず。
作中にあるとおり、「行っても会えそうもない」という予測があり、確信を得た後で「確実に侵入するために機会を待つ」、というのが理由です。
同行を期待されていた方には、申し訳ありませんでした。
原作のように闇の魔法を『巻物内のエヴァ』が教えるよりも、本物が同行して教え込む方が自然だとは思うんですが、エヴァが魔法世界でどのような行動を起こすか不明だし、ネギの行動を原作に準じたものにとどめるために、同行させるのを断念しました。
原作では、最後のゲートに学園側から絡む可能性もありますしね。
展開を決めたのは、原作において『巻物エヴァ』が登場するより前のことで、「シロネギ」上では登校地獄の解除以前となります。実はそのころから決まってました。
ちなみに、魔法世界へエヴァが同行するなら、3日間の魔法封じで魔力を隠し、フェイトとの戦いで後れを取って、そのまま分断という流れを想定していました。不採用となったので、ここでご紹介。

超鈴音

●超の理想は“多くの人を幸せにする”こと。
原作のプロフィールでは、“大国による世界一極支配”が嫌いとありましたので、そこから“少数による力の独占”を嫌っているんじゃないかと推測しています。
科学遍重の動機も、自分を苛む魔法への反発と同時に、魔法を使えない人間への助力を目的としているのではないかと考えました。

高音・D・グッドマン

●士郎への恋愛フラグ発生(笑)。
士郎は実に高音好みのキャラだと考えています。他人を優先するという姿勢に留まらず、「シロネギ」においては、友人相手でも妥協しないし、協会と敵対することにも怯まないし、優柔不断と侮られても気にしない等。
高音自身は、本人の素質も高く(?)、自分にも他人にも厳しく、そのうえうっかり(すぎ?)なので、士郎との相性も良さそうです。
高音は柔軟性に欠けるため、士郎の歪みには気づきそうもないし、気づいたとしても対処できないと思いますが。

春日美空

●美空の説教力(?)はそれなりに優秀
門前の小僧習わぬ経を読むといいますが、原作の美空は意外とまともな助言を行っています。本人が実践できているかは怪しいとしても。
ネギやアスナへの助言を見ると、自戒させるよりもそのまま進めという系統が多かったですし、士郎に対しても全肯定となりました。
これで士郎が暴走しても、美空の責任であって、作者のせいではありません(笑)。

早乙女ハルナ  NEW!

●魔法世界編での合流について
合流の一番手がハルナだったのは、いくつか理由があります。
まず、船を持っていたこと。これにより、行動の自由度が格段にあがるからです。入手経緯や手に入れた機体は原作と異なりますが。
それに、原作では合流まで他キャラと絡んでいないため、本筋への影響は抑えつつ、自由に扱えるからです。
ハルナとの合流によって、ゴーレム士郎との特訓というネタが浮かび、今後の展開にとっても可能性が広がりました。

 

 

 

 

クラスメイト一覧
57話時点 (3−Aの30人と面識あり)
○:面識あり、●:魔法バレ >
出席番号/氏名
対面時期
呼び方






 ネギ・スプリングフィールド士郎さん
 犬上小太郎  兄ちゃん
01.相坂さよ    衛宮さん
02.明石裕奈   エミヤ
03.朝倉和美    衛宮さん
04.綾瀬夕映   衛宮さん
05.和泉亜子   衛宮さん
06.大河内アキラ   衛宮さん
07.柿崎美砂   衛宮さん
08.神楽坂明日菜  士郎さん
09.春日美空 衛宮さん
10.絡繰茶々丸 衛宮さん
11.釘宮円   衛宮さん
12.古菲 士郎
13.近衛木乃香  衛宮さん
14.早乙女ハルナ 衛宮さん
15.桜咲刹那 衛宮さん
16.佐々木まき絵 衛宮さん
17.椎名桜子   エミヤん
18.龍宮真名 衛宮さん
19.超鈴音 衛宮サン
20.長瀬楓 士郎殿
21.那波千鶴  衛宮さん
22.鳴滝風香   エミヤん
23.鳴滝史伽   エミヤさん
24.葉加瀬聡美 衛宮さん
25.長谷川千雨   衛宮さん
26.Evangeline A. K. McDowell士郎
27.宮崎のどか   衛宮さん
28.村上夏美  衛宮さん
29.雪広あやか   衛宮さん
30.四葉五月 衛宮さん
31.Zazie Rainyday       

 


「ネギま」関連

瞬動

●瞬動距離3〜7mとは、予備動作を感じさせない限界距離と解釈。
ただ飛び越えるだけなら、それ以上でも可能だと考えています。

設定変更(2009/01/10)
当初は瞬間移動のような扱いにしようと思ったのですが、士郎の目は優秀ですし視認できるものとして変更しました。

魔法

●個人の魔力を使用する事で、世界の魔力に干渉。
「ネギま」では、術者が保有している魔力とは別に、万物のエネルギーを体内に取り込んで魔法を使うらしいので、このような設定としました。
作中で、個人の魔力10:世界の魔力100としてわかりやすく例えましたが、厳密な数値設定は行っていません。

●魔法陣への細工は展開のためのご都合主義。
ルールブレイカーでは消せないという設定を捏造し、無限の剣製を使用させる理由付けとしました。

武装解除

●複数対象にも影分身にも効果有り。
愛衣は「全体・武装解除」を使いましたが、ネギの「武装解除」でも複数を相手に効果を発揮しています。そのため、「全体」というのは効果範囲の拡大という意味だと判断しました。
影分身は気等によって造り上げた存在らしいので、本来ならば武装解除の対象にはならないと思っています。……しかし、赤松先生の事だから、影分身相手でも脱がすだろうと推測しました。
(ネギまの設定は合理性だけでは説明できないですしね。幻術なのに身体が本当に縮んだり、服の大きさが変わる時と変わらない時があったり)


その他

ギョウザ

●超包子のメニューは日本風の味付け。
私はまったく料理をしないのですが、Wikipedia情報によると次の通り。
>中国ではニンニクを使用しない
>中国では焼きギョウザは好まれない
>中国ではおかずではなく主食兼用
9巻を見てみると、超包子のノボリには「本格中華」をうたっている物がないんですよね。
超なら中国風の味付けにこだわるよりも、マーケティングを優先すると思います。ニクマンも新規開発が多いようですし。
そのため、ニンニク入り焼きギョウザを定番として扱いました。作中だとせいろが多く登場しているので、蒸しギョウザの方が定番かもしれません。
葱についても、私の印象では入っていても不思議ではないのですが、入れない店の方が多そうですし。
最初はご飯抜きで書いていたのですが、最終的にちまきを追加することにしました。