2005.8.5　「Rock The どんと 2005」＠渋谷Lamama

昨年に引き続き玉城宏志さん企画のどんとバースデイイベント。
ここ3年くらい、夏のどんとイベントは全く参加していなかったけど、KyOnさんが参加とあって嫁と行ってきました。
入場の際、久しぶりに、はなおさんやTAMAKIさんにお逢いして挨拶。お二人とも元気そうでした。
入場して真ん中柵の前左サイト玉城さん側に陣取る。柱があってkyOnさん側は少し見え難い。
ラママは小じんまりとしたライブハウス。昔マチルダのライブをよくここで観たなあ。
椅子席を取っ払ってオールスタンディング。満員。色とりどりのファッションのオーディエンスたち。
ローザの解散ライブの映像がモニターに流れている。
開演から遅れて２０分、電気が落ちてKyOnさんを先頭に、オーテス、川上次郎、立花聡、岡地さん、玉ちゃんが入ってくる。
KyOnさんはサングラス、髪をUPし格子模様のシャツの下に白シャツ、玉ちゃんは上から下まで赤尽くし。
客席怒号の様に叫ぶ。オーテスと川上君が煽る。さぁ〜いよいよ始まりだ〜。

（ミュージシャン）
１．ボ・ガンボローザ＝玉城宏志：guitar、KyOn：Key,Guitar、岡地曙裕：Ds）
２．Guest　Player＝小関純匡（マチルダ・ロドリゲス）:Ds、立花聡（ルー）:Bass、吉川真吾（ハンバート・ハンバート）:Bass
３．Singers＝オーテス（マチルダ・ロドリゲス）、川上次郎、井垣宏章、フラッシュThe徒歩25分、ハンバート・ハンバート、長見順、石川二三夫

（セットリスト＋参加ミュージシャン）
Ａ．ボ・ガンボコーナー
　　1.あこがれの地へ、2.魚ごっこ、（オーテス、川上：Vo、ボ・ガンボローザ、立花B、KyOn:Piano）
　　3.ダイナマイトに火をつけろ！、4.目が覚めた、5.最後にひとつ（井垣＋〃、KyOn：Guitar、3〜5）
Ｂ．ローザコーナー
　　6.さいあいあい、7.あらはちょちんちょちん、8.さわるだけのおっぱい、9.フォークの神様、
　　　（井垣、オーテス、川上：Vo、ボ・ガンボローザ、小関：Ds、KyOn：Key）
　　10.かべ、11.イヨマンテ、12.くちゃ、13.アイスクリン、14.バカボンの国のボンパラスの種、15.少女の夢
　　　（フラッシュ徒歩25分Vo：玉、立花、小関）
Ｃ．ボ・ガンボコーナー
　　16.トンネルぬけて、17.カーニバル、18.夢の中（ハンバート・ハンバートVo,G、B、岡地Ds、KyOn：Key、玉：Guitar）
Ｄ．ボ・ガンボ〜ローザ
　　19.ニカラグアの星（玉：Vo&G、KyOn：G、岡地＆小関:Ds、吉川真吾:B）
　　20.橋の下（玉：Vo&G、KyOn：G、岡地&小関:Ds、吉川真吾:B）
　　21.が〜いこつ（KyOn：VO&Piano、玉＆長見順：g、石川二三夫：Harp、岡地＆小関:Ds、吉川真吾:B）
　　22.ミステリートレイン〜夜のドライブ（石川二三夫：Vo、Harp、KyOn：Piano、長見順：G、、岡地Ds、吉川:B）
　　23.一家離散の歌（長見：Vo&G、石川：Harp、KyOn：Piano、岡地：Ds、吉川真吾:B）
　　24.アラバマソング（Doorsのカバー）（長見：Vo&G、石川：Harp、KyOn：Piano、、岡地：Ds、吉川:B）
Ｅ．川上次郎＋ボ・ガンボローザ
　 25.ひなたぼっこ、26.Sleepin（川上次郎Vo＋ボ・ガンボローザ、KyOn：Key）
Ｆ．ボ・ガンボセッション
　　27泥んこ道に二人(オーテス、川上、井垣Vo＋ボ・ガンボローザ、KyOn：Guitar）
　　28もしもしOK!!(オーテス、川上、井垣Vo＋ボ・ガンボローザ、KyOn：Guitar）
　　29助けて！フラワーマン(オーテス、川上、井垣Vo＋ボ・ガンボローザ、KyOn：Guitar）
Ｇ．アンコール〜ラスト
　　30絶体絶命！（全員＋ボ・ガンボローザ、KyOn：Key）
　　31見返り不美人（全員＋ボ・ガンボローザ、KyOn：Key）

オーテスと川上君が「RockTheどんと！ハッピーバースデイ！どんと！！」と叫び、いきなり「あこがれの地へ」！！
１曲目から客席大合唱。拳振り上げ、みんな揺れる、踊る。ボ・ガンボスの歌のパワーを思い知らされた。
ラスト、オーテス、川上クンがひたすら「Yeahh!」を叫び客先を煽り、客先もがなり立てる。そして、そのまま「魚ごっこ」へ突入！
狂った様な拍手上がり、「ぽりぽり」を大合唱。KyOnさんのピアノソロに客先大歓声。
KyOnさんが赤いボディのギターかき鳴らす。「ダイナマイト」！！どんとイベントでコレ聴いたのは初めて！オーテス叫ぶ！！
次は「目が覚めた」。岡地さんの繰り出すリズムにみんな踊る。KyOnさんがギターを振り回し、川上クンとオーテス椅子の上に乗って叫ぶ。
オーテス、カッコいいじゃんか〜！まるで永積クンみたいだぜ〜！
井垣君が川上クンに紹介され飛び込んで来る。ヒロトを思わせるルックス。「泣ける曲なんです〜」といって「最後に」を歌う。

ここからはローザコーナー。ボーカルはそのまま井垣クン。ドラムにマチルダの小関さんが加わる。「今日は三原さんの積りで叩くでェ〜！」と絶叫
あのベースのイントロ、玉ちゃんのエレキで「さいあいあい」が始まる。客席はお祭り状態。井垣クン走り廻り、飛び廻る。
玉ちゃんの切り込む様なリフ！ウワ−！「あらはちょちんちょちん」じゃんか！こんな曲やってくれるの〜！！
こっから先はもう「ライブ・オーガスト」の再現。玉ちゃんのギター、KyOnさんのピアノでローザの曲が蘇る。
井垣クン「オレ今年で３８歳だけど、この人たちとやれるなんてスゲエラッキー！どんとさんも言ってたけど夢は叶うんですよ〜！！」と叫ぶ。
井垣クンのその興奮振り凄く分った。確実にローザ、ボ・ガンボの音は「継がれている」んだと感じた。
途中でボーカルはフラッシュ徒歩25分に交代。クセのあるハイトーンボーカルで客席を煽る。
「くちゃ」がともかく凄かった。こせやんのリズムと玉ちゃんのリフの応酬。何だ、これ〜？改めてローザの凄さを思い知った。
続く「イヨマンテ」も、もう凄い、凄い。あっけに取られて見惚れてました(^_^;「バカボン」では一緒になって万歳しました(^^;
第一部ラストは「少女の夢」！！！！！ワー、これをライブで聴けるなんて〜！！
最初の導入部分はそのまんま「ライブ・オーガスト」！うわー、これ生で見れるとはァ〜！！またまた大合唱。
大拍手の元一旦休憩に。

第二部はKyOnさん、岡地さん、玉ちゃんが先ず入場。KyOnさんの紹介で「ハンバート・ハンバート」が入ってくる。
KyOnさんはロゴ入りのエンジ色のシャツに着替えている。
ほよよんとした感じの、ボーカル遊穂嬢、リラックスした感じのGuitar佐藤良成君、Bass吉川君がマイクに向かう。
始まったのは「トンネルぬけて」。遊穂嬢の柔らかい声が沁みる。客席「Hehehe〜y」を叫ぶ。
遊穂嬢のふわふわトークに会場、一気に和む。何かイノトモちゃんと近い雰囲気。
玉ちゃんのギターイントロに客席湧き「カーニバル」！！ウワ−、これも聴きたかった。玉ちゃんのギターソロが映える。
遊穂嬢、KyOnさん嬉しそう。そして・・遊穂嬢と玉ちゃんのとぼけたやり取りの後にラスト「夢の中」。
KyOnさんのキーボードが響き玉ちゃんのギターが鳴る。
遊穂嬢の声が後半、熱とパワーを帯びてくる。KyOnさんが「玉ちゃん」と叫び玉ちゃんがエレキをかき鳴らす。
「Down　In　New　Orleands」のくだりをステージと客席が一緒になって歌う。
客席大喝采。思わぬ才能に会えて、しかも、どんとの歌でそれを知ったのが嬉しかった。

次はローザとボ・ガンボ縁りのヒトによるコーナー。吉川君がそのまま残り、小関さんが加わる。
ベースのソロから、玉ちゃんが跳ねるようなギターを鳴らす。そこに、KyOnさんのワウワウギターが重なる。
「ニカラグア」！！玉ちゃんが歌いだす。客席はもうダンス、ダンス。玉ちゃん、KyOnさんが繰返しギターを弾き倒す。
二人向かい合ってギターを鳴らす。顔見合わせて嬉しそう。
僕の後ろにいた昔からのファンらしき人が「玉城〜！KyOn！」と叫ぶ。
ローザをkyOnさん参加の音で聴けるのは本当に楽しい。
「次の曲、オレが歌います・・・あ、違った」「あの曲でしょ？」「あーあの曲ね」と玉ちゃんとKyOnさんの突っ込み合いであの曲が始まる。
玉ちゃんがギターを優しく弾く「橋の下」。ボーカルは勿論玉ちゃん。ギターソロが延々響く。
しんみりとしつつも玉ちゃんがニコニコ笑っているのが善かった。
その後は愈々KyOnさんボーカルコーナー。ゲストの石川二三夫さん、長見順さん入ってくる。
曲は何かな？と思ったら「が〜いこつ」。kyOnさん凄く楽しそうにピアノ弾き叩く。順さんのギター、二三夫さんのハーモニカがそこに加わる。
そして二三夫さんがそのままブルーズなハーモニカを吹く。最初は何かのカバーと思ったら「夜のドライブ」！！
順さんのギターが斬り込む。二三夫さんの声が何とも渋い。
次は順さんボーカルによる「一家離散の歌」。3年前にも順さんの歌でコレ聴いたけど、もう芸の域に達してます。
囁くように叫ぶように「カビカビ」と歌う順さん(^^;最後は岡地さんとの夫婦ネタをドアーズのカバーに織り込んで大爆笑の中終了。

次は川上次郎君（ex:クスクス）を迎えてのコーナー。川上クン、昔どんとさんに「伊豆に来い」「沖縄に来い」と誘われて断ってたけど、
最後「バンド解散してソロになれ」には従ったエピソードを楽しそうに話す（笑。
夏になれば聴きたくなる曲という事で「ひなたぼっこ」。そして「Sleepin」。KyOnさんのコーラスが響く。
どちらも大好きな歌。この二つを並べて聴けたのは嬉しかった。

いよいよクライマックス。オーテス、井垣クンも入ってくる。
「泥んこ道に二人」!！オーテスとKyOnさんが１つのマイクで「ガマン出来ない！」を叫ぶ。客席のカウントに合わせKyOnさん踊るようにギター弾く。
次は井垣さんが天国のどんとに電話をかける。KyOnさんが電話の呼び出し音をギターで鳴らす。ウワ−、これもライブで聴くの初めてだなあ。
井垣クン椅子の上に立ったり、「もしもしOK!」を男女に分けて歌わせたり、もうノリノリ。客席もう大爆発状態。
僕の前の若い女の子はピョンぴょン跳ねている。前の方で髪の毛を赤く染めた女性が首を振っている。そうこれがボ・ガンボのライブなんだ。
そして最後はやっぱり「フラワーマン！」ステージと客席もう一緒。壁無し。玉ちゃんがギター弾き倒す。
玉ちゃん、こせやんも入ってのフラワーマンダンス！！
終る事の無いエネルギー、熱狂、でも一旦終了。

（アンコール）
アンコールの拍手止まない止まない。メンバーが出てくる。KyOnさんサングラス外してる。
鳴り響く歓声。凄い凄い。
オーテスが改めて「どんと、おめでとぉ〜！」と叫ぶ。客席からもお祝いの声が上がる。
ステージ上にはシンガー＆ゲスト全員揃う。始まったのは「絶体絶命！」。オーテスの声と玉ちゃんのファンキーなギターが映える。
そして、いよいよオーラス。井垣クンが「振り向かないで〜ハーイ、ハーイ」と客席煽る。
順さん、遊穂嬢、フラッシュみんながマイクで「ハーイ、ハーイ」を叫ぶ。KyOnさんの高速ピアノソロ。 「くるくるパンパン」も出た！クライマックス、大団円。
最後玉ちゃんがゲストと握手、KyOnさんと紹介し合う。
「楽器30Kｇ運んで大変だった〜！来年は誰か別のヒトが企画してくれ〜！」と玉ちゃんおどける。
大喝采、大爆笑の中、玉ちゃんとKyOnさんは楽屋に消えて行った。


（最後にひとつ）
どんと夏イベントは久しぶり。正直最初はボーカルが順さんとオーテス以外は知らない人ばかりで少し不安だったのは事実。
でも、行くと本当に楽しかった〜！
ボ・ガンボとローザのロックなナンバーを立て続けに聴けて満足。今までどんとイベントで聴けなかった曲ばかり聴けて最高だった。
客席には「Soul Of　どんと」で「どんと」を知ったらしい若いファンの人たち、昔からどんとを応援して来た人たち。
みんなそれぞれ自由に歌い、踊り本当に楽しそうだった。
改めて感じたのは、ローザ、ボ・ガンボが如何に凄い「ロックバンド」だったかという事。
もしかしたらそれは・・疑似体験かも知れない。でもこんな凄い疑似体験そうは出来ない。
玉ちゃん、KyOnさん、岡地さんが「ローザ」「ボ・ガンボ」の曲を一緒になって演奏するシーンは見ててホントに感動出来る。
今回のライブでKyOnさんが如何に凄いギタリストか改めて知った。
・・ということで玉ちゃん来年も是非このイベント企画して下さいね。また行くよ〜！！