「コトバは武器」Special2 「05新春 京都にて」(05.1/15UP)

正月休み、ボクの故郷京都に行ったので、その様子を写真入でレポートします。
1.12月31日(金)西へ
  今年の正月はボクの実家京都に帰省。2年ぶりの帰省。帰省客でごった返す東京駅から嫁と新幹線に乗りました。
東京は前日から雪が降っていて寒い。東京駅の構内、ともかく人が多くて、ボクと嫁すっかり疲れてしまう。
電車の中で嫁が作ったおにぎりを食べた後は駅で買ったビールとツマミを食す。昼間から酔っ払い2人(^^;
窓の外も雪景色が広がっている。
年末に買ったあすなひろしさんの漫画「いつも春のよう」(これが素晴らしい!)を読んだり、昼寝している間に京都駅に到着。
JR京都線に乗り換える。電車の中の女の子のトークが柔らかい関西弁。「あー京都に来たんだな」と実感する。

実家のある駅について・・・何か駅の外の風景が見慣れないぞ。あれ?出口間違えた?でも確か、こっちの筈?
2年間の間に駅前に新しいビルが建ったり、バス乗り場も移動したり・・風景がすっかり変わっている。
昔馴染んだ風景が全く消えてしまってた・・かなり寂しい。でも・・京都には全然来なかったし、今更
「変わらないでいて欲しい」なんてのも身勝手な願いだよなァ。世の中常に動いてるんだし・・・。
戸惑う夫に嫁は「オイ大丈夫か?わたしゃ、京都全然不案内だからしっかりしてくれよ」と不安気。

乗るバスに迷いながらも(「本当に君はこの土地出身か?」と嫁に呆れられる^^;)何とかバスに乗って実家の近くの停留所で降りる。
街中の風景も結構変わってるなあ・・・。でも自宅周辺の通りは昔のまま。
実家にようやく到着。父親が出てきたら・・・何と髪の毛が真っ白。2年前はまだ黒かったのに。
でも、もう70だもんな。母親も出てきて歓待を受ける。ようやく一息つきました。

そのうち、近くに住んでる妹夫婦が姪(2歳)を連れてやってくる。姪を囲んで談笑。
姪はもうすっかりアイドル状態。何やってもカワイイって感じ。そのうち神戸に住んでる兄もやって来た。
家族で夕食。親父の用意したワインに舌鼓を打ち、母親の作ったニシン蕎麦を食し、テレビで「ダイナマイト!」
を見てボビーの活躍に目を見張る。普段は嫁と二人きりの食事に慣れていて、大人数の食事は久しぶり。
電車の旅の疲れもあって紅白を最後まで見ることなく眠りにつく。
母親にネクタイを使った健康法を教えてもらい、嫁は足をネクタイで縛って寝る。ボクはすぐ眠ってしまいました。
2.元旦1月1日(土)初詣
翌日は元旦。家族が集合して、母親の作ったおせちを食べる。ブリが入ったお雑煮も久しぶり。
 
午後からは八坂神社に初詣のため、嫁と河原町駅に出る。
2年前に正月京都帰省の際は、初詣で地元なのにボクが迷子になり嫁を引きずりまわした事があって、
嫁は「トラウマが蘇ってきた」とのたまう。ボクが下らない冗談を言うと番長のパンチが飛んできました(笑
 
河原町通りはもう凄い人。途中で蕎麦屋さんで昼ごはんを食べる。カツ丼が絶品!でした。
後は南座を見たり、ちょっと凝ったデザインの手拭ショップをのぞいたり、細工物の店見たり・・・京都って古さと新しさが共存してるトコが好き。
 
八坂神社は初詣のお客で賑わってました。混雑の中を歩いて、お賽銭は何とか投げたけど、おみくじは諦める。
その後は神社内をお散歩。紅葉が残っていてキレイ。
お腹が空いたので、露店で鯛焼きを買って二人で食べたり、嫁の地元の露店の話を聞いたりして楽しく過ごす。
帰りも河原町通りのお店をウィンドウショッピングしたり、脇道の御茶屋さんがある石畳の通りを散策する。
 
帰宅してから、兄を交えてまた食事。ワインを呑みつつ、母親の料理に舌鼓を打つ。
父親に我家の家系図を見せてもらったり、「もう少し欲張りになれ」ってアドバイスされたり楽しく過ごしました。(^_^; 
3.1月2日(日)東京に戻る日
この日は愈々さいたまに帰る日。兄が最近買ったという「タイガーマスク」のDVDを貸してくれる。
父親・母親に挨拶して途中でバスに乗って駅まで出る。改めて見ると新しい店出来たり、町の装いもかなり変わったな。
帰省したんだけど・・一寸旅行しに来たというか、観光に来た様な感じもある。

JR京都駅で電車の中で食べる「お好み焼き」スナックや酒、お土産を買う。
母親の作ってくれたお弁当でお昼を済ませ、その後はまた酒盛り&オツマミタイム。(^^;
外はすっかり晴れてて新幹線の窓から富士山がキレイに見えてました。
東京駅に着くと相変わらずの混雑。電車の旅よりこの人の多さに何か疲れます。
浦和に着いて「寿司」買ってウチに着いて少し休んで、その後は二人で寿司をツマミながらまた酒盛り。

京都の実家も落着くけど・・やっぱ「うらわ」の方が落着くかな?
京都は産まれた場所だけど・・少しづつ「帰る」場所でなく「行く場所」になって来てる気がする。
親や兄や妹に対して見せる顔も少し演じてる部分も出てきてる。ある意味「善い息子」を演じてる様な。
まあ、久しぶりに会う家族に仕事の愚痴なんか言いたくないし、酔っ払ったアホな姿は親にはとても見せられない。(^^;
でも、それは別に「ウソをついてる」「自分を作ってる」訳ではなくて・・決して悪い事じゃないような気もした。

「京都」と「うらわ」・・・現在、自分には二つの「Home」がある。産まれた場所、暮らしてる場所。
同じ「Home」だけど性格は違う。
京都は精神的には少し遠くなりつつあるのかも知れない。でも、それでも「Home」ではある。
「うらわ」は何時まで住んでるかワカンナイけど、「暮らす」にはとても心地善い街。これも「Home」かな?
まあ、1つしか無いよりは2つあるってのはイイことなんだろう。って気もする。
そんな事思いつつ、正月残りは、録画してた「ダイナマイト!」やら「トリビアの泉」やら見てて酒呑みました。

結局、いつも通り酒で始まり酒で終った正月でした。(笑。

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