会山行 上越 荒沢山・風穴スラブ

 

 

荒沢山東面・風穴スラブ '03/5/24 快晴 参加者:小河原努 小林幸長

  前夜21:00亀戸発。3月の大源太と同じく岩原スキー場の駅に泊まる。ついでにメンバーも同じく小林さんと2人。酒が買えなかったし、即寝る。
 朝はのんびりコンビニに寄ったりしてから行く。加山雄三のスキー場(キャプテンコースト)の看板が目につく。彼の写真はスキー場の集客力とは無関係だと思うのだが?なぜかスキー場に置かれているヨットも含め、ろくにリフトも作らずこんな所に金をかけているから借金を背負うことになるのだ。さらに、和訳すれば「主将海岸」というナゾめいたネーミングのセンス・・・しかし、そんなちょっと抜けたところがまた若大将の最大の魅力でもある。
 旭原に向かう道の途中で林道に入り、道が悪くなった所で車を置いて着替えて歩く。足周りは、小河原=沢靴、小林氏=トレッキングシューズである。沢をしばらく詰めると雪渓が繋がっていて、新緑とのコントラストが美しい。前手沢、前衛スラブを見送って風穴沢出合につく。風穴沢は上の方まで雪渓が残っていて単調そうなので、風穴スラブに入る。 出だしは10m位の滝になっていて、これはスタカットで越える。その上はしばらく緩傾斜のスラブ。これがまた順層でえらく登りやすい。F2は30mくらいで、途中残置ピトン1あり。ちょっと細かいのでトレッキングシューズの小林さんは登りづらそう。ここからはアンザイレンして必要に応じてビレイする形。ゆるいスラブをさらに100mくらい行くと無意味な残置ボルトがある。右上に大きな洞穴が見える。「風穴」である。これ見たさの好奇心がこの山行の原動力のひとつだったのだが、来てみるとただのでっかい穴で、たいして面白くない。「風穴」というので、トンネル状になっているのかと思ったのだが。ここでちょっと休憩。水筒の水が全部漏れてしまったので悲しい。90分くらいでかなり上の方まで来ているようだ。
 風穴から左トラバースしてスラブに戻り、F3を登ると傾斜が落ちていて、すぐ稜線に出られそうなのでロープをはずす。しかし、風化した花崗岩のスラブには細かい砂利が乗っていてとても滑りやすく、ここが一番緊張した。落ちると出合まですっ飛ぶので小林さんとスリングを連結してコンテの形にする。稜線直下のブッシュ帯は5分くらいで抜けられた。このルートはスラブがずっと続いていて、気分良。ダイレクトスラブよりすっきりしていたと思う。
 踏跡をたどって頂上に着き、休む。小林さんはすでに臨界点オーバーでメルトダウン。蟻がやたら一杯いて、いそがしく働いている。「どこの世界もおなじだなあ」と思いながら下界を眺めると、田植え中の水田や高速道路が生活感をにじませている。こんな裏山で過ごす一日もまた良しかな。
 下降は踏跡のあるカドナミ尾根・・・のつもりが気づくと荒沢尾根を降りていた。面倒なので藪をこいでそのまま降りた。林道を荒沢出合まで行き、水を飲んでから2時間歩いて車を取りに行った。
 このあたりには冬にまた来てみたい。
 タイム:車置き場7:30〜出合8:45〜稜線11:45〜頂上12:15〜林道15:10〜車置き場17:55           記録:小河原 努

アプローチはこんな感じの沢歩き。

F2. feel alright!

もうすぐ稜線。

頂上でメルトダウンした小林氏。

 

 

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会山行・北岳

 

 

9月の会山行 北岳はあいにく雨になり岩班は取り付きまで行ったのですが、中止になりました。

私達(三田夫妻・森)縦走班は雨風に負けず実行です。

数少ない写真を添付します。

二股

二股(2)

北岳山頂

白根御池

白根御池(2)

白根御池(3)

 

 

 

 

 

 

 

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