R-17
松崎先生にハマリました

テレビ朝日系 2001.4.月〜6月放送


このドラマ、スクールカウンセラーの主人公(中谷美紀ちゃん)が高校生の問題を解決していく、、、という私は苦手なストーリーなんだけど、桃井さんの登場で180度転換。カウンセラーである主人公が、実は一番病んでいて、全てが主人公の治療のためなのかも?と思えてくるのです。(現在、残り2回。どんどん謎が解けていく感じで最終回が楽しみ・・・松崎先生役の桃井さん、いったい何者なんだぁ:笑)

魅力的です松崎先生。たまらんね・・・。ある種、壊れてるようで、ぜーんぶ見透かしているようで。クールで可笑しい。何度見ても笑えるセリフや行動。(標本の中にラッキョを漬けた瓶があるとか、ガイコツをジョーニーという名で呼んでいたりとか、魔法使いなの発言とか) でも、ドラマ最後まで見ると、ちょっと違った人物像になるんだと思う。可笑しいだけではなく、謎めいている、謎の女に私は弱い(笑)

桃井姐さん役が中谷美紀役を抱きしめたシーンは「抱きしめてくれ、抱きしめさせてくれ」と叫びそうになったコッぱすばしい私。みゆき嬢の夜会「2/2」の抱きしめシーンと同じ感覚に陥った・・・。弱ってるのかしら。いつ頃からか、テレビはBGMにも流さなくなったが、時々こうしてカオリ姐さんが出てくれると、見ようかな、と思うのね。みゆき嬢が出ることは少ないから、せめてアナタだけでも・・・

この人の昔を知りたい!と思った途端、私はノックアウトなの(笑)桃井さんのハマリ役が好きなのか桃井さん自体が好きなのか、どっちでもいいか。とにかくこのドラマは全体に臭う (何が〜) 女子高ドラマで中谷美紀ちゃんだもん。中谷さんは♀♀疑惑がかかってますね。新宿2丁目出現情報は沢山あるようで。はて?どうなんだろう。
ま、なんといおうと、美しい美紀ちゃん。

ナンでもいいから好きな人---というかキャラクターなのかな---を見つけた時、そしてその手の届かない者に向け 「好きだぁー好きだぁー」 と叫んでいる状態の自分は幸せアルネ。手が届かないから、届かないからこそ、幸せなのね。つまりファン心理なのね。ファンではなく、手が届くと思った時、人は恐い行動に走る。私は走りません。見てるだけでいいです。そういう存在があることを分かれば (例えば中島みゆき:笑) それで少し落ちついて、笑えるのです。

そんで、手が届かない者ではなく、手が届いた時にはどうかって?
叫ぶ前に抱きしめているだろうよ(笑)

なんだかな〜どんな話でもすぐ恋路の話に変換して一人上手に歌ってスマスマ。ひと〜り上手と呼ばないで〜 私を置いていかないで♪


ドラマ中の松崎先生「私レズビアンなの・・・」発言。でもHくさくないのが良い。(これは後々思えば、多分、毎回出てくる主人公への解決のヒントのための発言ですね) 境界線のテープを貼ったベッドの上での主人公、中谷美紀ちゃんとの会話が、ちょっと隠れたマイ名場面(笑) 
松崎「なぁによぉ、眠れないのぉ?」 芽美「だってぇ・・・」 
松崎「んもうしょうがないわねぇ、これ貸したぁげる」 (変なクッションを渡す) 芽美「これナンですか?」 
松崎「あ、これ腕枕クン。ちょっと癖になるわよ」----
芽美の「だってぇ」と言ったときの気を許した表情、いいですね。中谷美紀ちゃんの本音が見える(笑)♀♀っぽいシーンでも、Hくさくなくて愛を感じるシーンでした。

やーね、ハマッテしまったらしいこのドラマ(笑) ヒートアップでごめんなさいね(笑)桃井さんだけでなく美紀ちゃんにも執着しつつある自分が恐い(笑) 珍しく若い子に眼が向いたぞ私(^.^;) あの眼にドキッとするわ。オデコ綺麗ね。みゆき嬢もオデコ美人


R-17のホームページ、桃井さんのコメント可笑しい。「先生役だけはするまいと昔から思っていたけど、企画書が面白かったのと、実は中谷さんに惚れてまして」だとか。ふむふむねー。ところで、友達と恋愛の境界線・・・・・・・・・・えっ?どこっ?何処にあるのっ?(笑)

やはり桃井さんが物語の鍵を握っていましたね。「先生役だけはしたくないと思ってた」という桃井さんが、この役をやる気になったのは分かる気がした。だって最終的には「学園もの」「教師役」とは言えない役柄だったから。今回の役を一言で言うなら、人を見るスペシャリスト。陰コーナーでも書いたけど、私が無性に求めている人物像に、かなり近いキャラクターです。ただし、改めてカウンセリングして欲しいとは思わない。そもそも、カウンセリングに来ました−などと言って受けるものでは無いような気がするカウンセリング(シリメツレツ文章) 私が思う本来のカウンセリングの形が、このドラマにはありました。

R-17プロジェクトの次の「S-8」プロジェクトを臭わせて物語りは終わる。松崎先生の次の潜入先は、学校の保健室でしたね。こちらの雰囲気も面白そうだなぁ。続編など無いのかな。


「R-17」で私が一番気になるのは、松崎先生が松崎先生になるまで。生まれた時から悪人はいない・・・ってなもんで、生まれた時から人を見るプロフェッショナルもいない。魅力的な人に出会うと、その人が今に至るまでの歩いた道を知りたくなる。無理に聞き出すのは抵抗あるけど、ポツリポツリと話してくれるなら、聞いていたい。私は、それを聞いて、人を分かったような気になりたい生き物です(笑)分かりきることは出来ないから、少し分かった気分にならせて欲しいわ。そして勝手に惚れさせてね(笑)

松崎先生は、もしかしたら森山さんと似たような過去を持つのでは?殺人を犯したとは思わないけど、壊れる寸前まで行ったことがあり、その時何かの力によって (それは自分の力なのだけど) ちゃんと自分と向かい合ったから、今の松崎桜子になったと思う。ということで、松崎先生が松崎先生になるまで、は、森山さんが強い彼女になるまで・・・に似ているのかもしれない。そして、森山芽美の将来は、松崎桜子に近いものになるのではないでしょうか。

な〜んて、ドラマのキャラクターなのに、真剣に分析もどき (笑)