藤堂志津子
古本屋で\100。掘り出しモンでした。
神奈川に中島みゆき嬢のコンサートを見に行く途中の新幹線で読んだ。
藤堂氏は札幌出身で藤女子大国文科だそうです。みゆき嬢と同じかぁ。
熟れてゆく夏
3作品で1冊になってます。一番面白かったのは
「熟れてゆく夏」。
主人公は、不倫相手と別れた後、謎の年上の女性に惹かれます。そして、主人公が嫌っている若い男(惹かれた女性の愛人)と、二人きりバカンスを過ごすことになります。主人公は男性に嫌悪感を持っているのですが、それが何故か、が明かになっていきます。
 
私は最初、この本を、♀♀ものとして買ったわけではない。
のに・・・・
どぉしてどぉしてぇ〜、激しい内容なのね(笑) 
選んでないのにぃ!

下にストーリーを書かせてもらいました。
これから読みたい方は、
すっ飛ばしください(^.^)
 
主人公は幼い頃、静かに深い眼をした従姉妹の女の子と1つの部屋で暮らしています。我が侭な気性だった主人公は、自分で虐めておいて、自分で優しくする、そういう感情に密かに快楽を感じておりまして (赤ん坊を見て、憎らしいくらい可愛い・・・あの感情と似ているのかもしれないですねぇ) その従姉妹とは今は連絡が途絶えているのですが、ある日、自費出版の詩集が届きます。「子供部屋」と題した1編の詩。何故か涙が出てしまいました。想像をかきたてられる、淫靡な内容でもあります。要するに、まだ熟していない体で、お互いを探り合った思い出が綴られているのです・・・。主人公は、ずっと忘れていた「子供部屋」の思い出。でも、大人になって、男性に抱かれる度に、従姉妹の手の幻想に悩まされるのね・・・。

結局、謎の女性は、自分の若い恋人と、この主人公を男女の仲にさせるように仕向けるゲームを楽しんでる、という話でした。でも、やはり印象的なのは「子供部屋」という詩です。藤堂さんは、元は小説家ではなく、詩を書いてらしたというのが分かるような気がしました。

「三月の兎」も、これまた、なかなかのもので・・・。主人公の女性は、普段は姉御肌で、周りからもそう見られているので、その通りに演じているのですが、何故か3月になると、色情に狂ったような発作が出ます。その原因は明らかにされずに小説が終わる。

なんだか、全部、一言で言うと 「何処か病んでいる女の話」になるんでしょう(笑) つまりそれは、私が病気でイッチャッテルということで、人間皆病気ということで・・・それに気付いているうちは、まだ大丈夫ということで・・・           それで何?(笑)



坂東真砂子
ここに書いた以外は読んでません
山姥
友人に薦められて読んでみた。両性具有の主人公。雪深い山奥。自分の中でヤマンバが形作られ、恐ろしくもあり楽しくもある。何故か頭の中でずっと流れてる曲。それはミユキ嬢の「吹雪」。消しても消しても吹雪吹雪。少し晴れ間----静まりかえって また吹雪♪

 

村上春樹
特に肩入れしてるわけではありませんが
ノルウェイの森
あまりに有名。世間の波に乗せられて読んでしまった。
静かで激しい流れが印象に残ったのも、
若さのせいか。
ビートルズの曲まで借りて、それ聞きながら再度読んだ
(ちょっとオセンチだったのね) 
 
レイコさんにピアノを習う、小学生のレズビアンの女の子が登場しますが、衝撃的でした。
私もひとつ間違ったら、こういう子供になってたかもしれないという恐怖。
その私を自制していたのは何だろうという問い。
 
何度も読み返して、ウブな私は(笑)何度も顔を赤らめ、ドキドキしてました。
スプートニクの恋人
女性が女性を愛した、そんな話です。
これも静かで儚い。抽象的な印象。
結末は読み手の想像で、という感じかな。
登場人物の「僕」は、ノルウェイの森に出てくる「渡辺君」に似てる。
「みゅう」に心を奪われて行く「すみれ」が行く先は・・・。あちらの世界か、危ない境界線を越えるのか。
春樹ワールドです。ほわほわしてます。
ドキドキしたけど、やはり特別思い入れはない。
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